2005年の小樽旅行時のルートをまとめました。
札幌駅 8時台の快速列車
↓列車
①小樽駅
↓徒歩
②小樽運河
↓徒歩
③小樽運河工藝館
↓タクシー
④旭展望台
↓タクシー
⑤地獄坂
↓タクシー
⑥北のウォール街
↓徒歩
⑦さかい家
↓徒歩
⑧メルヘン交差点
↓徒歩
⑨小樽オルゴール堂本館
↓バス
⑩ウィングベイ小樽
↓徒歩
JR小樽築港駅
↓列車
札幌駅
北のウォール街からメルヘン交差点までの堺町通りには、他にも北一硝子やル・タオ、北菓楼等見所が沢山ありますので、そこら辺に立ち寄るのも良いですね。
そこら辺は、この次に紹介していきたいと思います。
このコースは、小樽駅~オルゴール堂本館まで見てお昼くらいになって、午後一杯をウィングベイ小樽で過ごすというコースです。もっと「小樽の観光名所を回りたい」と思うのであれば、ウィングベイ小樽を外してその分を他の観光名所巡りに当てても良いかと思います。
2005年の旅行の時はオルゴール堂本館を見たあと、そこからバスでウィングベイ小樽へ行き、隣接する小樽築港駅から列車で札幌へ戻るというコースでした。
なので、とりあえずこの日の小樽旅行の最後のスポットとなったのが、ここウィングベイ小樽です。
ここは、複合型のショッピングモールなのですが、とにかくその規模が大きい。
様々なお店が入っているのはもちろん、各種食事施設から、ホテルやらアミューズメント施設やら映画館やら、かなり巨大で、店内をぐるりと一回りするだけでもかなりの時間を要しました。なんでも全長約1.5㎞なのだそうで・・・北海道内でも最大規模のショッピングモールなのではないでしょうか。
買い物したり、遊んだり、食事をしたり、ここだけで一日中遊ぶことができるところですね。
観覧車もあり、観覧車からは小樽市が一望できます。
さらには、「レインボークルーザー」という、クルージングなんかもあって、かなり遊びの幅が広いショッピングモールですね。
ウィングベイ小樽
小樽市築港11(地図)
定休日 無休
営業時間 10:00~21:00(一部施設により異なる)
駐車場 5000台(最初の1時間無料)
電話番号 0134-21-5000
ホームページ→こちら
ここは、約3、000種類15,000点以上のオルゴールが展示販売されているお店で、3フロアからなる店内は、1階が様々なオルゴールを展示販売しているコーナーで2階が世界各国の高級アンティークオルゴールの展示販売コーナー、そして3階では自分でオルゴール作りが体験できる工房となっています。
オルゴール宝石箱や、アロマランプ等様々なオルゴールがあって、見ているだけでも楽しいです。
そして、ここの名物は店の入り口の脇に設置された蒸気時計ですね。
毎時刻ちょうどになると、蒸気を噴き出しながら時刻の数だけ蒸気を噴き出して、その時を教えてくれます。
俺が言ったときは、ちょうど運が良く
まさにそれを見ることができました。
メルヘン交差点の一角だけに、メルヘンチックな雰囲気を醸し出しています。
時間ちょうどにこれなくても、オルゴール堂の中や周囲のお店を見回りながら時間を調整して、これを見てみるのも良いかもしれません。
小樽オルゴール堂本館
小樽市住吉町4-1(地図)
休館日 無休
営業時間 9:00~18:00(平日)、9:00~19:00(土、日、祝前日の夏季のみ)
入場料 無料
駐車場 無し
電話番号 0134-22-1108
ホームページ→こちら
小樽オルゴール堂本館前の五叉路が「メルヘン交差点」と呼ばれている交差点です。
このメルヘン交差点の中心には
小樽海関所灯台を模した常夜灯が置かれていて、メルヘン交差点のシンボルとなっています。
周囲には、小樽オルゴール堂本館や洋菓子店「ル・タオ」、堺町郵便局など歴史を感じさせる洋風の建物が建ち並び、この一角はヨーロッパを思わせる雰囲気が漂っています。小樽でも有名な観光スポットで、沢山の人で賑わいを見せていました。
メルヘン交差点
小樽市堺町(地図)
ここは旅行誌や、雑誌等でも紹介されていたりして小樽でも有名な喫茶店ですね。
ちょうど観光ルート上にあるという立地条件もそうですし、大正時代の商家を利用した歴史を感じさせるレトロ感たっぷりのお店というのが人気のポイントだと思われます。
俺も、ここはあらかじめチェックしておいたお店でした。
ここは甘味メニューが充実したお店で、道産の小豆を使用した和風テイストなメニューが多く、建物の雰囲気と良く合っています。
ここのお店を代表するメニューが
「抹茶きんとき」(写真手前)630円です。
さかい家さんを紹介したサイトや雑誌などでは、大体この抹茶きんときを紹介していますね。小豆と上に載った抹茶アイスと白玉団子との相性が絶妙です。甘さも控えめでとても食べやすかったです。
ちなみに、写真奥は確か・・・・クリームみつまめ・・・だったかと(笑)
落ち着いた感じの、ノスタルジックな雰囲気が味をより一層引き立たせている感じがしました。
さかい家
小樽市堺町4-4(地図)
営業時間 10:00~20:00(11月~3月は~19:00)
定休日 不定休
電話番号 0134-29-0105
駐車場 有り(3~4台)
旭展望台から再び市街地へ戻ってきて、小樽市内の散策を再開。
小樽市内の色内交差点付近は、別名「北のウォール街」と呼ばれている一角です。
ここには
旧三井銀行小樽支店
旧三菱銀行小樽支店(現:北海道中央バス)
日本銀行旧小樽支店
と、まさに「北のウォール街」と呼ばれるだけあって、金融の中心地として栄えた当時を忍ばせる歴史的建造物が今でもそのまま残されています。この一角はこのような当時の立派な建物が建ち並び、周囲とはまた違った独特の雰囲気を醸し出していて、小樽の歴史に浸ってみるのもよいかもしれません。
また、日本銀行旧小樽支店は、日本銀行としての業務はすでに停止してしまっていますが、現在は日本銀行旧小樽支店金融資料館として解放されていますので、立ち寄ってみるとますます当時の面影に触れることができると思います。
北のウォール街
小樽市色内色内交差点付近(地図)
ここは坂の上に小樽商高、小樽商科大学がありまして、この名称はそこの生徒が名付けたという話があります。
調べたところによると、小樽高等商業学校(現小樽商科大)の第一期生が名付けたらしいとのこと。冬などは天狗山おろしの吹雪がまともに吹き付ける急坂であったため、そのように呼ばれるようになったんでしょうね。
途中には「地獄坂」と書かれた表示板も設置されています。
確かに急でしたが、タクシーで通過したため正直なところ身をもって体感したという訳ではないです(笑)。旭展望台へ行くためのちょうど通り道になっていますので、行く途中でも、又は帰り道にでもちょこっと立ち寄って坂から海を見渡してみるのも良いかもしれません。
俺は帰りにタクシーの運転手に頼んで、ちょこっとだけ止まってもらいました。
個人的な感想としては、函館市の魚見坂(市電どっく前駅~外国人墓地へ続く坂道)に、なんとなく雰囲気の似ている坂だなあと思ったのですが、実際にこの2つに行ったことのある人は、どうでしょうか?
ちなみに、どうやら小樽市内にはもう一箇所「地獄坂」と呼ばれる坂が存在するらしいです。今回はこっちだけでしたが、もう一方の地獄坂は国道5号沿いの産業会館前から浅草寺に至る坂道だそうです。こちらは「戦後の地獄坂」で、今回紹介の地獄坂は「戦前からの地獄坂」とのことらしいです。
もう一つの地獄坂もいつか機会があれば見てみたいと思ってます。
地獄坂
小樽市富岡町近辺(地図)
見学自由
ここで、一度タクシーを拾って「旭展望台」へと向かいました。
ここは小樽市で最も身近な展望台として知られている展望台で、小樽運河からタクシーで約15分程度。途中「地獄坂」(次に紹介予定)を通り、少し進むと到着します。
展望台自体は
このようにこじんまりとして、得に何も無い展望台ですが、小樽市街地から僅かに坂を上っただけで、湾曲する小樽港が一望出来るビュースポットに到着出来るとなれば、まさに「身近な展望台」として人気が出そうな感じです。
頑張れば徒歩でも十分に来ることができますが、途中の坂がかなり急なのでやっぱりタクシーか車で来ることをオススメします。
また、ここは夕暮れ時に来ると夕暮れの沈む小樽港が綺麗に見えて、また夜は小樽市の夜景を一望できるため夕方~夜の時間帯に訪れてみるのも良いかもしれません。
さらに、ここに設置された眺望案内板は夜になると自発光するそうで、夜間でも確認が出来るのだそうですよ。
また、ここの直ぐ近くに、小樽市と縁の深いプロレタリア文学作家、小林多喜二の文学碑もありました。文学に興味のある方はついでに足を伸ばしてみるのも良いかもしれませんね。
旭展望台
小樽市富岡2(地図)
見学自由 (ただし冬期間は閉鎖)
駐車場 あり
小樽駅から通りを真っ直ぐに進んで、小樽運河と交わる交差点を左に進んで直ぐの場所に小樽運河工藝館があります。
ここはガラス工芸のお店で、店内では北海道内のガラス作品が展示・販売されていて、グラスの他アクセサリーなども豊富。体験スタジオでは吹きガラスの体験等も行っているお店です。
一通りガラス製品を見て回った後、体験スタジオの様子も覗いてみることにしましたが
ちょうど休憩中だったみたいです。
さらにここは、お店の屋上にちょっとした展望室があり、自由に登って小樽運河の景色を楽しむことができました。
小樽のガラス製品と言えば、小樽運河に並ぶ小樽観光の目玉の一つですが、小樽市とガラス産業の関係については
「・・・・・・だが、小樽が「ガラスの町」になったのは、実はそう古いことではない。明治時代に石炭の積み出し港として開けた小樽は、大正から昭和初期にかけて大陸貿易の窓口として繁栄した。町の象徴ともいうべき小樽運河も、その時期の産物だ。そんな商都の輝きは、敗戦を境に色あせていった。
明治時代から小樽で作られてきた石油ランプや漁網用の浮き球が注目されたのは、70年代に入ったころだった。北一硝子の佐藤誠・広報課長は、「国内旅行が盛んになり、小樽を訪れた若い人たちが、ランプを装飾品として買っていくようになったのがきっかけ」と説明する。いわば、伝統が後世に再発見された形で、「小樽ガラス」というブランドは育ってきた。電気の通わない原野を開拓する人々を支えた実用品のランプが、今では土産物のインテリアとして町を支えている。」(読売新聞記事より抜粋)
なのだそうです。
なるほど、「伝統が後世再発見された形」・・小樽とガラスとの間にはそんな関係があったんですね。
小樽運河工藝館
小樽市色内2丁目1-19(地図)
定休日 年中無休
営業時間 9:00~19:00(夏期:4月下旬~10月下旬)
9:30~18:00(冬季:10月下旬~)
電話番号 0134-29-1111
駐車場 有り・無料
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小樽と言えば、やっぱりまずは小樽運河ですね。小樽を代表する観光名所で、運河と町並みの調和が見事です。
小樽運河が完成したのは大正12年、小樽が商港湾都市として隆盛を極めていた頃で、ちょうどオタモイ海岸の遊園地が最盛期を迎えていた頃ですね。当時は本船から倉庫へ船荷を運ぶ艀がひっきりなしに出入りしていたそうです。さぞかし賑やかだったことでしょうね。
そして今では多くの観光客で賑わうここ小樽運河は小樽の人たちにとっても誇りになっているんじゃないかと思います。
ただ、この小樽運河は、実はそう思われていなかった時期もあったみたいで、無用の長物と化し、悪臭の根元となった運河を埋め高速道路を建設計画があったそうです。
その時に、地元の主婦が立ち上がって「繁栄の証を守ろう」と叫んだのが、みんなの魂を揺さぶり今日に至るというわけで、かつては小樽一の邪魔者が今や最大の観光資源になっているなんて、なんとも皮肉な話ですね。
でも、この綺麗な運河が残されていて本当に良かったと思います。
小樽運河
小樽市港町(地図)
見学自由
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