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アニメ雑記【ひぐらしのなく頃に】その1

2007年09月18日 03時50分51秒 | アニメ雑記
今更ながら、、、というかゲームは未プレイだがアニメの方はとりあえず26話まで見てみた。うん、Wikipediaでネタばれ読んでしまって激しく後悔した・・・。

「ひぐらしのなく頃に」概要:
雛見沢村という人口1000人ほどの村を舞台にした猟奇サスペンスゲームが原作。
このゲームの特徴は出題編4編がそれぞれ独立したストーリーでありながら、全て同じ舞台・同じ登場人物・同じ時間帯であること。そしてそれぞれのストーリーで別々の事件が起きてしまうのだが、きちんと順番に事件を見ないと、登場人物などでこんがらがってしまう。
ただし過去の出来事については全てのストーリーで共通。舞台となっている昭和58年6月の出来事だけがストーリーで異なっている。

まずはさくっと登場人物紹介:

<<若干ネタバレあり>>
<前原圭一>
本作の主人公。高校2年生。両親と一緒に東京から引っ越してきて日が浅い。『鬼隠し編』では圭一の視点から物語が語られる。
性格は熱血直情に近い。ただし暴走気味。東京にいた頃は学業優秀だったため、雛見沢の学校では魅音やレナに勉強を教えている。仲間を大事に思う心は強いが、仲間内では一番テンパる場面が多く(どのストーリーでも一度はテンパる)、トラブルメーカーになるところも多い。レナから想われてたり、魅音から想われてたり、何気にモテる。
ネットでのあだ名はK1。
圭一と魅音


<竜宮レナ>
もうひとりの主人公。圭一の同級生。かわいいものに目がなく、ガラクタの山からゴミを拾ってきたりする変わり者。圭一に負けず劣らず仲間を思う気持ちが強く、誰かがてんぱった時には嗜める役回りが多い。実は幼少時に雛見沢にいたが、一度他県に引っ越した後、両親の離婚後に父と二人で雛見沢に戻ってきている。

<園崎魅音>
メインキャラのひとりで学級委員長。学年は高校3年。園崎家は昔から雛見沢を取り仕切る御三家の筆頭家格であり、魅音はその跡取り。そのためストーリーによってはその立場が強く表れたりする。実は圭一に想いを寄せているようであるが全然伝わってない。何気にこいつがトラブルを巻き起こすことは全然ない。妹の詩音に対して、引け目を感じている。
レナ


<園崎詩音>
2つ目の出題編である『綿流し編』から登場。メインキャラのひとりである。魅音の双子の妹で、見た目は魅音と区別が全然つかないらしい。園崎家の掟で、本来は生まれてすぐに殺されるはずだったが、なぜか殺されなかった。その後別の町のミッションスクールに入れられるが、その生活に嫌気が差して抜け出し、興宮という町でバイトをしながら1人暮らしをする。魅音とは基本的に仲よしで、たまに魅音を装って雛見沢に出没する。実は過去に北条悟史に片思いをし、それがきっかけで雛見沢の人間を憎んでいる。
詩音と悟史

<北条沙都子>
メインキャラのひとりで小学生の女の子。かつて両親が雛見沢のダム建設に賛成したために村八分以上のひどい扱いを受け、さらに両親の死後に叔父夫婦から虐待を受けたというヘビーな過去を持つ。兄である悟史だけが頼りだったのだが、悟史は昭和57年の綿流し祭の日以来失踪、虐待していた叔父夫婦も死んだため、梨花と二人で暮らしている。
物語開始時点ではそんなつらい過去は微塵も見せず、小生意気な女の子でしかない。


<古手梨花>
メインキャラのひとりで小学生の女の子。村の神であるオヤシロ様を祀った古手神社の巫女であり、御三家のひとつである古手家の頭首。両親はダム建設に賛成した北条家を保護したために村人たちの憎悪を浴び、その後謎の死を遂げた。普段は無邪気な女の子なのだが、時々豹変し、謎の言葉を言う。果たしてその理由とは…。
裏表のある登場人物たちの中でも最も謎に満ちている。

<大石蔵人>
興宮署の刑事。どのストーリーでも必ず捜査に登場する。性格は古畑任三郎みたいにネチネチつきまとう老獪なタイプ。あくまで事件を捜査する側の人間に過ぎないのでこいつ自身が何か謎を持ってるとかトラブルを巻き起こすとかいうのはない。過去4年連続で発生した連続怪死事件を追っている。
なぜか勘が鋭く、どのストーリーでも必ず犯人をピンポイントでマークする。ストーリーによって圭一よりの人物だったりその逆だったりする。

<赤坂衛>
昭和53年を舞台にした『暇潰し編』の主人公。若くて性格は真面目。圭一たちとは直接からまない。『暇潰し編』では梨花にのみ邂逅している。警視庁公安部に所属しており、犬飼建設大臣の息子が誘拐された事件の捜査として雛見沢を訪れている。後日談でも登場。

<富竹ジロウ>
カメラマンで、毎年雛見沢へ野鳥の撮影などをしに訪れているため、魅音やレナたちとは顔見知り。が、陰では何かやっている模様。性格は爽やかで初対面の圭一にも気軽に話しかけたりする。
どのストーリーでも必ず綿流し祭の日に死んでいる。

<鷹野三四>
入江診療所に勤める看護婦という表の顔を持っているが、陰では雛見沢に伝わる鬼隠し伝説について調査をしている。さらにその裏の顔もありそうだが…。
富竹に写真撮影を教わっていると称し、二人で行動している場面も出てくる。どのストーリーでも綿流し祭の日は必ず富竹と一緒に行動しており、その日のうちに謎の死を遂げる。

<入江京介>
入江診療所の所長。と同時に少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督。自他共に認めるロリコン。ただし性格は落ち着いていて爽やかなため嫌らしさは感じない。事件の鍵を握ってるっぽいが、表には出ない。登場人物の中でも1,2を争う常識人。北条兄妹の境遇を心配している。

<北条悟史>
沙都子の兄。昭和57年の綿流し祭の日に失踪したため、圭一とは面識はない。両親が村ののけ者にされ、さらに両親が謎の死を遂げた後は叔父夫婦の虐待を受けているため、学校でも暗いし、テンパり気味。その失踪には大きな謎があるようだ。彼に想いを寄せる詩音は、悟史が雛見沢の人間(特に園崎家)に消されたと思い込んでいる。

<知恵留美子>
圭一たちが通う学校の担任で若い女教師。面倒見がいいが、基本的に登場シーンは少なめ。

<園崎お魎>
魅音・詩音の祖母であり園崎家頭首。雛見沢を事実上支配しているも同然の影響力を持っているため、詩音からは悟史殺害を指示したと疑われている。連続怪死事件についても警察から半ば容疑者扱いされているが、政治的影響力が絶大なため手が出せない。

<葛西辰由>
魅音の母・茜の懐刀と言われる凄腕のボディーガード。高校から抜け出した詩音の生活をサポートする役割も負っている。

とりあえずこんなところか。

【読書感想文】狼と香辛料(1)

2007年09月18日 01時44分42秒 | 読書感想文
だいぶ前に読んだやつ。「このライトノベルがすごい!」で2冠とったということで期待して読んでみた・・・のだが。




『狼と香辛料』
作者:支倉凍砂

ストーリー:
旅商人のロレンスは今年で25歳になる。小麦の買い付けで立ち寄ったパスロエの村を旅立った晩、馬車の荷台に1人の美しい少女がいるのに気づいた。少女の名はホロ。パスロエの村に住み着いていた豊饒を司る狼神だという。たしかにパスロエの村では毎年、ホロという狼神を祀る行事があるが、まさか本物だとは思わなかったロレンス。だが、狼の耳と尻尾を持つ少女を前にしては信じるしかなかった。
ホロは生まれ故郷である遥か北の地へ帰りたがっていたが、しばらくはロレンスと一緒に旅をすることにした。そして無駄飯喰いにならないために、嘘を聞き分ける能力を生かして、ロレンスの商売を助けることにした。
旅の途中で、近々銀貨が値下がるという話を聞いたロレンス。どういう目的で値下がるのか、本当に値下がるのかを必死で推理したロレンスは、その話に乗り、大都市パッツィオで、取引のあるミローネ商会にその話を持ちかけた。だが何者かに狙われるロレンスたち。そしてホロが身代わりとなって捕まり…。


感想:
舞台は中世のヨーロッパをモデルにした架空の世界。商人を主人公にするというところは新鮮(といってもラノベはそれほど読んだことないが)なのだが、話が小難しいというかなんといか…読者にわかりやすく仕組みを説明しようという部分と、その仕組みの複雑さが絶妙なのか微妙なのか判断に苦しむ。
おそらく大部分の読者はそれほど難しいとは感じないだろうが、個人的にはちょっとだけわかりづらいなぁと思った。
それより個人的に最大のマイナスはホロのキャラ。キャラクター女性部門で1位とのことだが、ホロのキャラは正直好きになれない。キャラというか話し方と言ったほうが適切か。自分を”わっち”と言ったりロレンスを”ぬし”と呼ぶ女性キャラはある意味斬新なのだが、これがなければと思わずにはいられない。
ただしちょっとした商売のコツや機微について触れた箇所も多く、ホロのキャラさえ好きになればたいていの人は面白いと感じると思う。
なんだか褒めてるのかけなしてるのかわからないなぁ。