総理がコジキでコジキがソーリィー 203 赤信号みんなで渡ってボロボロ…… 「犯罪の話をしていたんじゃないの?」 「そう、禁酒法だったね。禁酒法は守れる法律ではない。だから、法律を守らないことが当たり前になる……。当たり前になると、順法精神なんてなくなっていくというわけだよ」 「そうなのかしら……」 「赤信号みんなで渡ればこわくない!」 「こわいわけないだろう」 三沢少年はソーリィーにあれきたという目つき。 「みんながそうやって、違反をはじめる。そうしたら、世の中はおかしくなるね」 「お笑いでごまかす大人って意外に多いよね」 「そうだね、善悪なんかよりも、彼自身の頭のなかでイメージがよければいい、自分が楽しければいいと、困った大人たちがいるね……」 「そういう人たちを騙すのは簡単なことらしいわ。大衆操作っていうんでしょう」 「そうだね、ナチス・ドイツもやったし、アメリカもよくやっている」 「“悪法も法なり”という言葉があるわね。あれも、本当は「悪法も法によっては正しい」と、遵法精神の大切さをいった言葉よね」 「それが、日本では、何でもいいから従えという意味で使用されていて、遵法精神など考えちゃいないね」 「その見本が政治家だね」 犯罪者をつくったのは父たち政治家の力が大きいと思う沙也加。 「そのギャグをいったコメディアンってね、右翼から国政選挙に出て落選したんだよ。政治の話をするバラエティー番組でも、右翼の都合のいいことばっかり言っている。福祉なんてやめて、友達どうしでお互いに助け合ったり、家族で助け合ったりすればいい! それがまともだろうという。でも、彼は家族の所へは帰らない身勝手な男! それなのに、誰も怒らない。彼は天才! で批判をしてはならない。まるで、どこかの教祖さまのような存在!」 「ぼく、宿題どうしたらいいんだろうなあー」 「いい点を取りたかったら、嘘を書くしかないでしょうね。本当のことを書くなら、ひどい点をもらうことを覚悟することね」 「そりゃないよ……。本当のことを書いて、ひどい点をとるなんて、無茶だよ。そんな世界って、ひどすぎるよね」 「それが、この日本よ。ナチス・ドイツから学ぶことがたくさんある……。ある宗教団体の教祖は、ナチス・ドイツからも嘘をつくことを学んだのよ。大衆操作をうまくしていたヒトラーの手法を真似ようとしたらしいのよ。大衆は操作されやすものなのよ。でも、それはナチスだけじゃないけどね……」
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