磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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新日本ブックレット あばかれた日米核密約

2007年10月29日 | 読書日記など
『新日本ブックレット あばかれた日米核密約』
   新原昭治・著/新日本出版社1987年

この本は共産党関係者が書かれたようです。いつも通り、彼らの問題は無視されているようです……。相手を打ちのめせば平和は来ると信じておられるのでしょうか?



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「私自身、アメリカの首都ワシントンの議会図書館で、密約の存在をしめすラスク国務長官の極秘電報を入手した日本共産党訪米調査団にも加わった。その調査の実際にもふれながら、核持ち込み密約のもつほんとにう重大な内容とその意味、またこれによってあきらかになった政府の大ウソ、別のことばでいえば、政府が国民に絶対に知られては困ると考えてきた真相を、えぐりだしてみよう。」

この当時には、イラン・コントラ事件もアメリカではあったという。下「」引用。

「テレビを見ていたら、アメリカ人が、ニカラグアに行って、同じアメリカ人の「コントラ」--ニカラグアの革新政府にたいするレーガン政権の“秘密戦争部隊”--によって、殺されたニュースをやっていた。殺されたアメリカ人の方の友人が、「国民がいやがることを、ムリヤリやらせようとして、イランゲートのような密約までして、国民には隠してきた」と、憤慨していた。」

「持ち込み」というのには、英語では二種類あるようです。下「」引用。

「ライシャワー氏は「モチコミ(持ち込み)」と呼んでいるのは、英語でいうイントロダクションのことで、核兵器を長い期間、本格的に日本に配備することをさしている。
 これにたいして、核兵器を積んだ軍艦や軍用機が港や飛行場に寄港・発着することを、ライシャワー氏は「通過」と呼んでいる。英語でいうならトランジットのことである。-略-日本への核兵器の「通過」(トランジット)は、事前協議の対象にならないことだ。アメリカ軍が勝手に核兵器の一時持ち込みをおこなう自由が、秘密合意で認められているのだ。」

ラロック発言も書かれてありました。
--持ち込んでいるのは米軍の常識。
1966年2月17日、「コスイギン」提案。下「」引用。

「核保有国は、核兵器その領域内に持たない非核保有国には核攻撃をくわえないということを、核拡散防止条約の一条項として約束する用意がある」と、よびかけていた。」

自民パンフでは、核持ち込みを間接表現……。下「」引用。

「自民党国民運動本部編のパンフレット『「非核都市宣言」は日本の平和に有害です』(一九八五年十二月十日発行)にいたっては、「非核宣言をすれば自分の街が核戦争の惨禍から免れる」と思うのは、「まったくの誤解であり、現実を無視した幻想にすぎません」「『非核都市宣言』は、米国が日本に差し出している核抑止力を否定することになり、ひいては日米安保条約の弱体化、解体を招く大変危険な運動です」と、日米軍人同盟を至上のものとしながら、非核宣言をひぼうしている。」

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あの広島と長崎に核兵器を持ち込む密約がむすばれていたという。

--ここは間違えないでください。
核攻撃されないから、非核都市宣言したわけではありませんね。
平和のためですね……。

すべての地区が宣言すれば、平和になってゆきますね。

--過去から学べば、軍事関連施設が標的にされていますね。
ヒロシマもナガサキにもありましたね……。

ソ連は平和勢力で、ソ連の核は問題なしとした共産党……。
ソ連のどこが平和勢力だったの?



◆最近もこのようなニュースがありましたね!◆

核持ち込み日米密約否定=福田首相
(時事通信) - goo ニュース


このように嘘をつきとおせる、あるいは誤魔化してとおせるといういつものことなら、世の中はよくならないでしょうね……。









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