龍の声

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「霊体・幽体・肉体③ 霊肉の二重構造」

2020-12-11 07:41:24 | 日本

◎私たち地上人は、霊体と肉体という「2つの身体の重複構造」から成っている存在です。霊体と肉体は浸透し合うような状態で存在しています。たとえて言うならば、スポンジに水が染み込むような形で、霊体と肉体は同一場に両方が存在しています。この霊体と肉体の二重構造論は、スピリチュアリズムの身体観の一番の基本です。


◎「霊体と肉体の二重構造論」は、スピリチュアリズム独自の身体観ではありません。それは太古より現在に至るまで、世界の各地で多くの人々によって受け入れられてきたものです。例えば近代スピリチュアリズムの先駆者と言われるエマヌエル・スウェーデンボルグの思想の中にも、それが明確に示されています。スウェーデンボルグは『霊界日記』の中で、死後の身体について「霊魂が身体なしで存在し得るとするのは誤りである」とし、人間は死後、霊体の存在として生きていくことを明らかにしています。また彼は、「霊的な身体は霊の衣として仕え、物質的な肉体に正確に対応している」と述べ、スピリチュアリズムと同様、霊体と肉体の二重構造論を主張しています。現代の体外離脱体験O.B.E.(Out of the Body Experience)の研究で有名なロバート・A・モンローも、全く同様の見解を示しています。モンローは、「第1の身体は肉体である。第2の身体は肉体より密度が薄く、肉体と重なるように存在している」と明確に霊体と肉体の二重構造性を述べています。


◎「霊体」は死によって肉体が滅び去った後に、霊界で生活するための身体です。肉体には、ご存じのように多くの内臓器官が詰まっています。霊体はあの世における生活のための身体ですから、肉体のような内臓など本来は必要ありません。しかし霊体と肉体が重複する地上世界においては、霊体の中に、本来ないはずの肉体と同じ内臓などの複製器官・コピー器官が存在するようになります。とは言っても、それは肉体と同じ物質でできた筋肉や内臓・感覚器官ではありません。幽質と言われる半物質でできたもので、死んで霊体と肉体が分かれると、霊体から内臓のコピーは自動的に消滅します。










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