龍の声

龍の声は、天の声

「ケッシュ財団とは、」

2014-02-23 09:24:44 | 日本

ケッシュ財団は過去30年に亘り核研究に取り組んできたM.T. Keshe(英語版)によって創立された特定の宗教に影響されない非営利組織である。現在主に取り組んでいるテーマは地球温暖化とCO2、エネルギー枯渇問題、水と食料問題である。

M.T. Keshe氏は1958年生まれる。ベルギー・ブリュッセル在住。 彼の父はX線技術者であり、若い頃から放射線や核についての情報を世界中に広めたという。父が70歳代?で、核物理に関するより高度な教育を求め、ヨーロッパに移住した。
 
M.T. Keshe氏は1981年にロンドンのクイーン・メアリー大学を卒業。その後、核反応システム制御(コントロール)に特化した核研究に取り組んで約30年になる。過去にはクリーンで安全な水素エネルギー技術開発も行った。 

2005年末から2006年始めにかけてプラズマ反応器を開発。環境汚染の元とされる二酸化炭素やメタンガスを室温・通常の気圧下で液体中に集めて除去することが可能であり、ベルギー大学の調査でも証明されている。

2006年、研究に関する知的財産をオランダにあるケッシュ財団関連施設(Stichting the Keshe Foundation)に移した。主な目的はライセンス料を5つのエリアにある福祉や教育関連施設で分担することである。

ケッシュ財団の所有する技術はフリーエネルギー技術とも呼ばれ、現在の地球科学では一般化されていない技術であり、また、革命的な技術である。なぜなら、この技術が仮に一般化された場合、現在地球上で動いているシステムが根本的に変わってしまうのである。







「エントロピーとは、」

2014-02-23 09:23:27 | 日本

エントロピー (英: entropy) は、熱力学および統計力学において定義される示量性状態量である。当初は熱力学において、断熱変化の不可逆性を表す指標として導入され、後に統計力学により、系の微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされた。 更に、系から得られる情報に関係があることが指摘され、情報理論にも応用されるようになった。 物理学者の E.T. Jaynesのようにむしろ物理学におけるエントロピーを情報理論の一応用とみなすべきだと主張する者もいる。

エントロピーは、熱力学、統計力学、情報理論など様々な分野で使われている。しかし分野によって、その定義や意味付けは異なる。よってエントロピーを一言で説明することは難しいが、大まかに「何をすることができて、何をすることができないかを、その大小で表すような量」であると言える。

エントロピーとは、「無秩序の度合いを示す物理量」である。

具体的に言うと、

「部屋が片付いている状態」(秩序ある状態) → エントロピーが小さい
「部屋が汚い状態」    (無秩序な状態) → エントロピーが大きい

ということだ。

無秩序であればあるほど、エントロピーの値は大きくなる。

エントロピー増大の法則とは、「自然(世界)は、常に、エントロピーが『小さい→大きい』という方向に進む。すわなち、自然は『秩序から無秩序へ』という方向に進む」
ということ。具体的に言うと、「整理整頓された部屋は、そのまま自然に任せておくと、 だんだん乱雑になりますよ~。勝手に整理されるということはありえませんよ~」ということである。

例えば、コーヒーにミルクを一滴たらして、ほおっておくと、ミルクはどんどん広がっていき、最後には、コーヒーと完全に混ざってしまう。
これはようするに、最初、一箇所に集まっていたミルクの分子が、時間とともに、散らばっていったという現象である。
つまり「一箇所に集まった状態→バラバラに散らばった状態」になったということで、
これを「エントロピーが増大した」と表現することができる。

また、逆に、散らばってしまったミルクの分子が、何かの拍子に、一箇所に集まるということは考えにくい。
つまり、「エントロピーが減少する」という現象は、不自然なのだ。

だから、コーヒーカップの中のミルクのエントロピーは、常に「小さい→大きい」という増大の方向に進んでいると言える。

この話は、宇宙全体でも同様に当てはめることができて、宇宙にあるすべての物質は、時間とともに、だんだんと無秩序な状態になっていき、それがもとの秩序に戻るということはない。

「宇宙は、時間とともに、エントロピーが増大する」というのが、物理学の常識である。


でも、中には、これに反対している人たちもいる。

「乱雑な部屋でも、人間が片付ければ、部屋は綺麗になるじゃないか!?人間の活動だって、自然現象の一部だろうが!!」という主張である。

この主張を大きく広げて、「生命活動は、エントロピー増大の法則に逆らう唯一の現象だ。生命は、現代科学には適用できない」と批判する場合もある。

なるほど。たしかに、人間が掃除をすれば、時間の経過とともに、「部屋のエントロピーは減少」していくように見える。

しかし、この主張は間違いで、実際には「部屋+人間」の全体のエントロピーとして考える必要があり、そうした場合、ちゃんとエントロピーは増大しているのである。

つまり、人間が部屋を片付けるためには、エネルギーを必要とするが、それは、人間が、食物を取って体内で燃焼させた結果である。

この燃焼によって「熱および老廃物」が生じる。この人間の行動によるエントロピーの増大分(肉体という秩序の消費)は行動結果によるエントロピー減少分(部屋の片付け)より大きいので、人間を含む部屋全体のエントロピーとしては、増大しているのである。

具体的にいうと、

A「え?部屋片付けてくれるの?でも、本当に散らかってて汚いよ~。掃除するのに、丸1日はかかると思うよ」
B「いいから。おれにまかせろ。エントロピー増大の法則という現代科学の常識が間違いだってことを証明してやるよ!」
A「うん、じゃあ、まかせたよ!」

そして、24時間後。

A「どう、終わった~?おお!部屋片付いている!すごいや、大変だったでしょう!?」
B「へへ……まあな……どうだ、エントロピー増大の法則って間違ってるだろ?」
A「うん、そうだね!……あ、あれ? でも、なんか臭うよ……」
B「いや……汗かいたし……。それに、この部屋、閉じられてて、トイレ行けなかったし……」
A「うわっ!部屋は片付いたけど、おまえ含めたら、前より汚っ!!」

ということである。


もっと正確には、
「閉じた系(システム)で、エントロピーが必ず増大する」ということで、エントロピー増大の法則が成り立つのは、「閉じた系」であるという前提があることを忘れずに。

人間は、供給したり排泄したりして、「閉じた系」ではないため、エントロピー増大の法則が、成り立っていない。

上の例では、B君が、掃除の合間に部屋を出て、トイレに行って、風呂に入って戻ってこれるという条件を追加すれば、問題なく「部屋+B君」のエントロピーは小さくなるが、この場合も閉じた系(システム)ではなくなる。
もちろん、「部屋+B君+トイレ+風呂」という全体で見たときは、エントロピーは増大している。








「米軍HAARP迎撃用反兵器の設計と開発」

2014-02-23 09:22:17 | 日本

ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:ドクター佐野千遥さんが、「HAARP迎撃用反兵器の設計と開発」についての論文を要約し記す。特に、反兵器とは如何なるものかに注意して欲しい。




皆さんは米国アラスカのガコナに有る米軍HAARP(High-Frequency Active Auroral project:表向きは当初の気象操作を目的とした研究機関が3年目辺りから圧倒的な軍事予算が投下され米軍の研究所と化した)が日本の3.11東日本大震災と津波と福島の原発爆発、2011年~2012年の冬の異常なる厳寒と冬の暴風、異常進路の夏の台風、竜巻、富士山の火山活動の異常を引き起こした、又は関与したと海外の科学者達や、例えばロイター通信等が断言している事をご存知でしょうか?米軍高官がCNNでHAARPは地震兵器、台風兵器、竜巻兵器、気象操作兵器、飛行機撃墜兵器、人工衛星撃墜兵器として活用できると発表しており、米国と旧ソ連邦の間には地震兵器を互いに使わない協定まで存在します。2011年7月には日本の国土交通省の池田政務官が国会答弁で「地震兵器の存在を知らないのは日本人だけ。」とも発言しております。

その兵器HAARPに対抗する手段は無いかとの質問を政府関係者や財界関係者からも受けましたので、ここに回答いたします。

皆さんは縦波の磁気波という物が物理世界に存在する事をご存知でしょうか?

「正統派」現代電磁気学に有る、電気が能動、磁気が受動という固定観念は誤りであり、実際は磁気が能動、電気が受動である事を私・佐野千遥は物理学会で発表しており、以前ブログでも述べました。ニコラ・テスラさえも、その電気が能動、磁気が受動の固定観念に囚われていたために、地球から莫大の電力を抽出しようという彼の地球電気工学は成功しませんでした。しかしテスラは実験的に縦波の磁気波の存在にぶち当たっていました。

「正統派」現代電磁気学の中枢である誤れるMaxwellの電磁気方程式から導かれる電磁波は横波のみであります。ですからエンジニヤリングの分野で通信等に使われるのは横波電磁波のみで、縦波の磁気波、電気波という物が物理世界に存在する事は殆ど知られていません。

しかし、実は存在しています。縦波電気波は簡単に遮蔽されてしまいますが、縦波磁気波は簡単には遮蔽できません。磁気波でなくても、磁場という物自体が、「正統派」現代電磁気学の誤れる認識が原因で、エンジニヤリング的に磁気遮蔽することが殆ど全くと言ってよいくらい、出来ていません。

と言うのは、磁場は途中に反磁性体でも無い限り、物体を全て透過してしまうからです。

HAARPはニコラ・テスラから引き継いで、電気が能動、磁気が受動という誤れる固定観念を持ったまま、しかしテスラと同じく縦波の磁気波を利用しています。ですから縦波の磁気波の「超低周波は活断層をも貫き」、HAARPは地震兵器として活用が可能となります。

電磁波と言えば横波電磁波しか想像せず、縦波磁気波の存在を知らない「正統派」物理学者やエンジニヤー達は、電磁波を使うのみのHAARPでは地震を引き起こせないと計算式を示しながら熱弁を振るっていますが、彼等の根本的誤りは、縦波磁気波の存在に気付いていない点に起因します。

ところでアラスカ米軍HAARPから発射され日本に向かってきた縦波磁気波はS極単極磁石が吸収して消滅させてしまう事ができます。

また、こちらから縦波磁気波を3・11人工地震を引き起こしたアラスカ・ガコナの米軍HAARP研究所めがけて送り出し、それに放射したS極単極磁石を大量に乗せると、アラスカ・ガコナの米軍HAARP研究所は自ら他国攻撃用にプラズマを発しようとした260万キロワットの電力が元で付近に巨大ball-lightening(巨大火の玉)が発生し、アラスカ・ガコナの米軍HAARP研究所を破壊し尽くす事となる。











「微細構造定数137の謎」

2014-02-23 09:19:36 | 日本

現代物理学最大の謎といわれている「137」という数字。この数字がどのように不思議なものなのか説明する。



◎不思議な数字137とは、

自然界の現象を表す数値にはほとんどの場合単位が存在する。

例えば、速度であれば「メートル毎秒」(m/s)、圧力であれば「パスカル」(Pa=ニュートン毎平方メートル)などといった具合である。詳しくはわからなくても、数値の後にたいてい何か基準となる単位は存在するはず。

さて137だが、これは微細構造定数といわれるもので、正確な値は137.036...と続く。この数の特徴は単位が存在しないということである。計算をしていくと、メートルとかキログラムとかいう単位が分子分母ですべて相殺されるということである。

これがなぜ謎になるか。

単位が何かしらあると、さっき示した「速度」のように何かしら意味づけができる。しかし、単位がなくなるとどうか。意味づけがむずかしくなる。それも単純な数学ではなく自然科学に関する考察を行った結果だから、何らかの意味があるはず。しかしよくわからない。


◎宇宙遊戯を貫く法則

心理学者C.G.ユングの友人の物理学者パウリが、物質一般の構造に最も大きな影響を与えている数字(微細構造定数)はなぜ137なのかに疑問を持ち続け、パウリが死んだ部屋もチューリヒの赤十字病院の137号室だった。微細構造定数とは、原子のスペクトル線の微細構造線の間隔は1/137で表されるとされる定数。

パウリは、ユダヤ教学者のゲルショム・ショーレムと親交があった。ショーレムによると137がカバラに関係があるという。カバラを表す古代ヘブライ語は、それぞれ、5、30、2、100の数字を意味する4文字で、これを合計すると137になるという。

ゲマトリアで世界の現象万般を説明できれば、これぞ科学と呼べるが、これだけでは単なる数遊びに過ぎない。137は素数であり、割り切れない。あらゆる占星術は現実世界のプロファイリングなのだが、そこで見かけるのは、シンメトリーではなく、非対称な原理により世界が運行されている現実である。八門遁甲などをみても、八門それぞれの意義は非対称である。

シンメトリーがある一定の独特の法則で崩されて現実が展開するのだが、その法則の一つが137なのだろう。

聖書の数学という数遊びみたいなものがあるが、その数遊びですら、厳粛な世界の展開のモザイクの1ピースであると見れば、森厳な世界の運行原理を確認したり予測するシンクロなシンボルであることに間違いはない。タロットだってそんなものだ。
宇宙は遊戯かもしれないが、宇宙の法則に遊びはない。因果は昧(くら)まず。












「メビウスの帯とは、」

2014-02-23 09:18:19 | 日本

メビウスの帯(おび)、またはメビウスの輪)は、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形(曲面)である。

数学的には向き付け不可能性という特徴を持ち、その形状が化学や工学などに応用されているほか、芸術や文学において題材として取り上げられることもある。

メビウスの帯の名前は1790年生まれのドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスの名に由来する。彼は多面体の幾何学に関するパリのアカデミーの懸賞問題に取り組む過程でメビウスの帯の概念に到達し、1865年に「多面体の体積の決定について」という論文の中で発表した。実際にメビウスの帯を発見したのは1858年のこととされ、未発表のノートにメビウスの帯のことが書かれている。同じ1858年には同じくドイツのフランクフルトの数学者ヨハン・ベネディクト・リスティング(英語版)も別個にメビウスの帯を発見してノートに記しており、論文としての発表はメビウスより数ヶ月早い。2人の数学者が同時期に別個に同様の概念に到達したことは、カール・フリードリヒ・ガウスの影響による可能性もある。メビウスの研究は、メビウスの帯という曲面を発見しただけでなく、それが持つ向き付け不可能性という性質(後述)を、「(帯を)いくつかの三角形に分割して各三角形に向きをつけたとき、全体が同調するようにはできない」という形で厳密に定義したという点に意義がある。











「河野談話、慰安婦聞き取り調査の裏付けなし」

2014-02-21 08:27:41 | 日本

2月20日、日本維新の会の山田宏衆院議員が衆院予算委員会で慰安婦の河野談話作成に携わった石原信雄元官房副長官を参考人として招致し質疑した。
これは極めて重要である。以下、要約し報告する。


石原信雄元官房副長官は20日の衆院予算委員会に参考人として出席し、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査に基づいて作成したが、裏付け調査をしなかったことを明らかにした。当時の事務方のトップとして作成過程を初めて公の場で証言した。

石原氏は、談話作成にあたり、事実関係を明らかにするため関係省庁に資料調査を要請したが、「女性たちを強制的に(慰安婦に)従事させるという種の文書は発見できなかった」と説明。「米国の図書館まで行ったが、女性たちを強制的に集めたことを客観的に裏付けるデータは見つからなかった」とも語った。

韓国側の強い要求で行われた元慰安婦16人の聞き取り調査については「事実関係の裏付け調査は行われていない」とした上で、「当時の状況として、裏付け調査をこちらが要求するような雰囲気ではなかった」と明言した。

さらに、談話作成の過程で韓国側とすり合わせをしたことに関し、「私は承知していないが、この種のものをまとめる段階で、何らかの事務的なすり合わせはあったのかもしれない。作成過程で意見のすり合わせは当然行われたと推定される」と指摘した。

河野談話に対しては「慰安婦の募集は主として業者が行い、その過程で官憲や軍が関わった可能性があるという表現になっている」と述べ、「日本政府や日本軍の直接的な指示で慰安婦を募集したことを認めたわけではない」と強調した。

石原氏の発言を受け、菅義偉(すがよしひで)官房長官は答弁で、元慰安婦16人の聞き取り調査報告書の公開に関し「非公開を前提に調査を行っているが、機密を保持する中で検討したい」と述べた。







「首相の権限と政治任用」

2014-02-19 08:19:27 | 日本

アゴラの池田信夫さんが、「首相の権限と政治任用」に関する論文をだした。
以下、要約し記す。



東京新聞によれば、首相が集団的自衛権についての法解釈を変えるのは「立憲主義を否定」するものだそうである。相変わらずの地方紙クオリティだが、東京新聞は立憲主義の意味がわかっているのか。

歴代の内閣で法制局は「集団的自衛権は保持しているが行使できない」という奇妙な憲法解釈をとり、首相の答弁を拘束してきた。立憲主義とは憲法にもとづいて国民が政府を拘束する考え方だが、今は立法も行政も官僚がやり、憲法解釈も法制局がやっている。これこそ立憲主義に反する官僚支配である。

内閣法制局はその名のとおり内閣の一部局で、首相の指揮下にあるのだから、憲法解釈を変える権限は首相にある。法制局が勝手に憲法解釈を決めて首相の判断を拘束するのは、戦前から続く下克上の悪習である。首相が法改正で解釈を変更した場合には、国会が承認すればよい。それが違憲だと思う国民が訴訟を起こせば、最終的には最高裁判所が憲法解釈を決める。

法制局ができたのは、明治憲法で内閣の権限が弱いため、美濃部達吉などの帝大法学部教授が法制局参事官として法案の審査をしたことに始まる。長官は強い権限をもち、戦前は政治任用だった。新憲法で内閣の権限は強化されたが、調整機能がなかったため、法制局がそれを代行した。

各省庁は法案提出前に何ヶ月も法制局のチェックを受け、それを通らないと法案が提出できない。法制局は既存の法律との整合性を極端に重視し、矛盾や重複をきらうため、一つの法律を改正するために多くの関連法の改正が必要になり、関係省庁の合意がないと改正できない。日本の裁判所が違憲判決を出さないのは、実質的に法制局が裁判所の役割を代行し、内閣の提出した法案はすべて合憲だという建て前になっているからだ。

こういう慣例ができたのは、自民党政権が立法を官僚に丸投げしてきたからだ。この官僚支配を改めようとした民主党政権のねらいはよかったが、知識がないので官僚にハシゴをはずされて自滅した。小松法制局長官は安倍首相の政治任用だが、本来は各省の事務次官も政治任用できる。首相の権限は人事権しかないので、もっと政治任用を増やして「政治主導」で官僚をコントロールすべきだ。







「日米安保条約はもはや賞味期限切れ②」

2014-02-19 08:19:27 | 日本

Q:米国は日本と中国、韓国の間に緊張が高まっている点を憂慮し、もっと中韓と仲良くしてほしい、軋轢をなくしてほしいと言っているが?

A:それはそうだろう。自分から戦う気はないと言っても、日本が乱を起こしたら、安保条約上、とばっちりを受けて日中の戦争に巻き込まれる。そんな面倒はごめんだ、迷惑だということ。日本のためを思って仲良くしろといっているわけではない。


Q:中国がミサイルで日本を攻撃し、沖縄にある米軍基地を攻撃することもあり得るのか?

A:米国のシミュレーションでは、対中戦で米軍は圧倒的な優位に立ち、戦闘は10日間で終わる。米軍基地を攻撃したら損するのは中国だから、中国はやらないだろうと思っている。


Q:それは日本にとってもいいのでは?

A:中国が戦闘をしかけずに尖閣を取った場合、米国は何もしない。海上でも中国船が日本の巡視船にぶつかってきた程度では動かない。キッシンジャーは「中国はosmosis、じわじわと浸透するように相手の領土を奪っていくのが得意だ」と言っている。シベリアも中国人が徐々に住み着いて人口が増え、気がついたら中国領になる。そうした事態をロシアは恐れている。


Q:沖縄でも中国人が浸透してきているようだが、米軍基地に手出しさえしなければ、米国は我関せず、の態度を取るわけか?

A:そう、日本の領土に近づいた中国船や中国の軍隊は自分で追い返す努力をせよ、ということである。以前の日米安保では「日本に軍事行動を起こさせない」が前提だった。今は「日本が軍事行動を起こして戦争にならない限り、米軍は出ていかない」という形に変わったのである。


Q:日本は米国を守らないが、米国は日本を守る。そのために日本に米軍基地を置くのを認めるという片務的な日米安保条約の賞味期限は切れた。双務的な対等の安保条約に変える必要があると?

A:そうである。本来、対等の立場で守り合うのが軍事同盟。だから、同盟国が協力して敵に対処する集団的自衛権の行使など当然のことである。自分は戦わないで、守ってくれと言っても他国は動かない。まず国家は戦争するということを認める憲法にしなければ、米国民は相手にしない。


Q:安倍政権は憲法改正を目指している。集団的自衛権を行使できるようにしているのは、そのための第一歩ではなのか?

A:一歩ではあるが、逆立ちの一歩だと思う。まず憲法を改正して、自衛隊も戦争するという前提にした組織に変えなければいけない。軍事裁判とか反逆罪とか、戦う組織としての法律も整備して。それが世界の常識である。それなしに集団的自衛権と言っても、国際社会では納得されない。


Q:特定秘密保護法を成立させ、日本版NSC(国家安全保障会議)も成立させが?

A:それも憲法を改正しなければ小手先のことにしか見えない。日本版NSCの事務方のトップである国家安全保障局長を元外務次官の谷内正太郎氏にした点を見ても、軍事を軽視し、外交に偏っている印象を受ける。


Q:憲法改正には国会議員の3分の2の賛成が必要で、一朝一夕ではできないが?

A:それは分かるけれど、本当に改正に向けてヤル気があるのかどうか、まだ不明である。


Q:中国は南シナ海や東シナ海、西太平洋で勢力を伸ばしており、米国との軍事バランスが変えようとしている。それにより日本を心理的に屈服させようとしている、という見方もあるが?
A:ただ、米国では「そう簡単に中国は東アジアを制覇できない。中国周辺が安定していないからだ」という見方も有力である。


Q:不動産バブルの崩壊で中国経済がガタガタになるという見方か?

A:私のいるハドソン研究所では「中国人は賢いから経済問題はうまく解決するだろう。現に中国政府は成長率を抑えて、バブル崩壊を起こさないようにしている」という声が強い。そうした国内問題ではなく、中国を取り巻く周辺国の脅威があるのである。

インド洋ではインドが海軍力を増強しており、中国の中東からの石油輸入ルートを脅かす存在になりつつある。インドはイランやアフガニスタン、イラクも味方につけ、中央アジアからインド洋にかけて中国の動きを封じ込めるだろう、と見られている。

ロシアやインドネシアも今後、中国の拡大阻止に動く。米国が内向きになるにつれ、中国の周辺国も勢力を伸ばすわけで、「実は中国は東シナ海や南シナ海で威張っている余裕なんてない」とも見られている。


Q:安倍晋三首相が就任以来、インドや東南アジア、ロシアとの外交を活発に進めているのも、対中牽制が1つの狙いか?

A:でも、そんな外交より、まずは憲法改正、自力で守る姿勢を固めることの方が重要である。中国はミサイルで攻めてくる可能性もあるので、米国頼みにせず抑止力として日本もミサイルを持つ。そういう気概が必要だ。


Q:核武装はどうか?

A:そこまで考えていいと思う。


Q:米国が嫌がっているんじゃないのか?

A:いや、キッシンジャーなんか「なぜ日本は核兵器を持たないんだ」って言っている。ただ核兵器を持つ国が増えると、安全保障戦略が複雑化して面倒だから、日本の核武装に反対するという声が根強いのも事実である。


Q:米国には日本が核武装すると米国を攻撃するかもしれないという不安もあるようだ。広島、長崎への原爆投下の報復をされるのではないかと?

A:1つの解決策は英国方式である。英国の原潜の核ミサイルは米国から借りている。日本も核ミサイルを米国から借りる仕組みにすれば、核兵器使用について米国がコントロールできるから。



<了>







「日米安保条約はもはや賞味期限切れ①」

2014-02-18 07:22:56 | 日本

「日本は憲法を改正し、核武装を含め自力の軍事力を持つ必要がある」という日高義樹氏に、いま備えるべき日本の安全保障体制を聞く。
以下、要約し、2回にわたり記す。



Q:アメリカは内向きになり、また中国との経済関係を密にして、日本との関係を薄めつつあると言われるが?

A:アメリカのオバマ政権はアジアのパートナーとして日本よりも中国を選んだと理解していいと思う。日本より経済力の大きくなった中国を大事にするのは当然だという空気が今の米政財界にある。米国経済は短期的には立ち直ったけれど、累積財政赤字は依然として大きく、ドル体制を維持するには米国債を買ってもらうなど中国の経済力に頼らざるを得ない。

中国はすでに米国債の最大の保有国だが、今後も買い続けてもらう。その見返りに中国が人民元をドルにペッグし、国際通貨として石油代金などの支払いに使うことを許す。発表はされていないが、昨年6月にカリフォルニアで開かれたバラク・オバマ大統領と習近平・中国国家主席との会談で、そうした合意がなされたと私は推測している。

ドル体制維持のために中国を選んだ。しかも、イラクやアフガニスタンなど中東地域での軍事外交で疲弊したこともあって、米国は孤立主義に向かっている。「遠いところで戦争するなんて、もうまっぴら。外国のことなんて知らないよ」。最近の米国の世論調査を見ると、そうした声が過半数を占めている。べトナム戦争の泥沼に嫌気がさして厭戦ムードが広がった1960年代後半以来の内向き志向である。


Q:そこから、日米安保条約の意味合いが変わってきたと?

A:そう、安保条約の空洞化、安保は時代遅れになったということである。歴史的に言うと、アメリカの安保条約締結の狙いは、まず日本をソ連に取られないようにすることだった。1951年のサンフランシスコ条約調印時、日本を独立させたら、すぐに日本はソ連軍を駐留させるのではないか、という不信感があった。また、日本は経済力と軍事力を回復すると、またぞろ中国に進出するかもしれない。それを阻止しようとも思っていた。


Q:日本を抑えるために平和憲法を制定させ、在日米軍基地を置く。いわゆる「瓶のふた」論か?

A:もう1つ大きな狙いが日本の経済力の活用。日本を下請けにして日本の安くて高品質の商品を購入、アメリカの商品も日本に買わせる。財政が悪化してからは米国債を大量に買ってもらう。しかし、日本経済の低成長化と中国経済の台頭で、こうした時代が終わった。

軍事的にも従来は台湾有事、朝鮮半島有事という、起こり得る2つの戦争の後方基地として日本が必要だった。しかし、今や台湾はミサイルを持ち、北朝鮮も核保有国だから、地上戦闘はあり得ない。日米安保条約で台湾有事、朝鮮有事での軍事的意味合いが薄れたわけである。


Q:安保条約は、米ソ冷戦時は対ソ連、共産体制への防波堤としての意味が大きかった。

A:1971年のキッシンジャーの中国訪問は共産国家の中ソを分裂させて、中国を米国の味方につけるためだった。当時の中国は経済のみならず軍事力も弱かった。一方、日本は経済力がついたのだから、憲法を変えさせて日本の軍事力で極東の安定を保とうとも、米国は考えていた。

1990年代初頭のソ連崩壊以降も、その考えを持ち続けていた。だけど、いくらアメリカが要請しても、日本は逃げまくってほとんど何もやらなかった。そうこうしているうちに、中国の軍事力が強くなってしまった。1970年代以降、日米安保は形骸化し時代遅れになりながらも、惰性で今日まで続いてきた、というのが実態である。


Q:だが、マスコミ報道を見ると米政府高官やそのOBは今でも「日米同盟は大事、日本を守る姿勢は変わらない」と言っているようだが?

A:日米安保をメシのタネにしているアメリカ人の言葉を表面的に聞くから、そうなる。客観的に見れば分かるように、財政悪化の中でいま米軍は縮小に向かっている。
まず国防費を毎年10%づつ削減する。第2に2016年に在韓米軍を撤退させる計画である。第3に、2015年9月以降に海兵隊を現在の4個師団から2個師団に半減させます。艦艇も削減させる。

これは、米国が自国の防衛に専念していくということを意味する。世界の地域防衛はその地域の同盟国に任せざるを得ない。「極東では日本が自力でやれ」ということである。


Q:しかし、最新鋭の戦闘爆機F22を沖縄にも巡回させる形で配備するなど、沖縄はじめ日本の基地の機能を強化しているように見るが?

A:中国に対抗するために必要な軍事力は保持するということである。地域防衛をサボり続けた日本は頼りにならない。そこへ中国が大きく台頭した。ならば、中国と共存する道を探るという方向に変わったわけである。

米国はアジアを中国に独占させたくはない。だから沖縄はじめ日本列島に米軍基地を置き、最新鋭の兵器を用意する。中国に勝手な行動はさせないよ、ということである。あくまでもアメリカの国益のための基地として日本が必要だというにすぎない。だから、米国の方から日米安保条約を破棄するとは言ってこないだろう。


Q:そうだとしても、結果的に米軍基地の存在が中国や北朝鮮の脅威を封ずる役割を果たすことになる。

A:しかし、尖閣防衛のために米国が戦うだろうか。自分からは、まず戦争はしないだろう。尖閣諸島を中国軍やそれを後ろ盾にした漁民が占領しても、米国は手出ししない。

ただ万一、中国の駆逐艦が出てきて、日本の海上・航空自衛隊と戦闘になったら、安保条約に基づいて米空海軍は戦争に加わる。米軍はそのシミュレーションも作っている。でも、戦闘は海上とその上の空だけに限定している。尖閣諸島などでの陸上の戦争は考えていないし、中国の基地も攻撃しない。日本の領土そのものを守るわけではない。

だから、沖縄の普天間にいる海兵隊も、実は今の米軍の防衛戦略としてはあまり必要ない。日本は普天間の辺野古移転の話で大騒ぎしているけど、アメリカ議会はもう沖縄から海兵隊を全部引き揚げろ、と言っているくらいである。









「美しい者(モノ)は守られる」

2014-02-17 07:35:36 | 日本

菅家一比古さんから、「言霊の華」が届いた。
以下、要約し記す。


2月11日は紀元節(建国記念の日)である。とても寒い1日だったが、有志の人たち30名ほどで葉山の御用邸の一色海岸で禊(みそぎ)をさせていただいた。

紀元節の禊は元旦禊と同じく20数年続いている重要行事です。3月21日(年によっては20日)の春分の日の、伊勢の五十鈴川の禊もそうである。

何故始めたのか自分でも判らない。自然に心が働き体が動いていたのである。これは「我(われ)ならぬ我」即ち、無我の我(われ)である霊魂(みたま)が働いているとしか思えない。

では何のために。それは神のご計画のため。(キリスト教世界では「摂理」とも言う。)

確かに禊やお山登拝、祭祀を始めてから物事が動き出した。人との出会い、会社の設立、美し国の立ち上げ、かむながら會の発足。めまぐるしいものがある。全てが人間智を超えた天の計らいの中で起きている。

天は我々を使って何を為されようとしているのか。どこに持って行かれるのか。天が私どもを使うためには、使っていただくにふさわしい美しい器になる必要がある。

そのために禊やお山登拝、祭祀をさせられている。きっと我々のその姿が殊勝であり、一途であり、健氣(けなげ)であり、いじらしくもあるのだと思う。

美しいものは守られる。美しいものに愛は流れる。「天が必要とする時、必要とされる人間」とは、きっとそのような人たちを言うに違いない。

一途さ、健氣さ、いじらしさ。神はそのような人を決して見離したりなんかしない。









「憲法制定時の真相生々しい新資発見」

2014-02-16 07:02:21 | 日本

1946年の日本国憲法制定の際、貴族院が行った審議の詳細な過程を示す資料が、参議院で新たに見つかった。元議員らが50年代に当時を振り返った証言記録が大量に残っていた。国会審議とは別に、議員らが連合国軍総司令部(GHQ)側に条文修正を直接働きかけた際のやり取りも含まれていた。新憲法公布から68年。制定の裏側を物語る発見に、専門家は「第一級の史料だ」と話している。

見つかったのは、新憲法制定に関わった貴族院議員らが占領終結後の53~59年、後世に事実を語り残そうと開いた「萍(うきくさ)憲法研究会」の速記録。縦書きの罫紙(けいし)や原稿用紙にペンで書かれ、開催が確認できる48回のうち40回分、計約4000枚に上る。東京・永田町の参議院第2別館にある文書課書庫に保管されていた。貴族院時代の史料を調査していた赤坂幸一・九州大准教授(憲法学)らが4年前、鍵のかかった書類棚から偶然、発見した。

新憲法は明治憲法の改正手続きに基づき制定されたが、日本の改正案を不満としたGHQは46年2月、独自の草案を提示。これを踏まえた新たな改正案は8月、衆院で可決し、貴族院に送付された。貴族院側には、天皇の権限を形式的ながら「立憲的君主」にふさわしいものに高めようと国事行為を定めた第7条などの条文修正を求める意見があった。

注目されるのは、54年2月8日の速記録に記された山田三良(さぶろう)(国際私法学者)の発言。山田や高柳賢三(東京帝国大教授)らがGHQのホイットニー民政局長らと貴族院議長官舎で交渉し、第7条で天皇が「認証」するとされた条約の批准や大使・公使の任命などを、より明確に天皇の行為として定めるよう修正を求めた。ホイットニーは「改正してもいい」と同意したが、むしろ日本政府内で反対意見が強く、「おじゃんになってしまった」。後日ホイットニーに会うと、「向うから惜しいことでしたと私に言った」と述べている。

赤坂准教授によると、新憲法制定をめぐり貴族院議員らがGHQ側と行った私的な折衝自体は知られていたが、速記録の証言から当時のやり取りの「具体的な雰囲気が伝わってくる」という。赤坂准教授は「研究会参加者は70~80代の高齢者が中心で、占領下では語れなかったことを後世に伝えようとした。憲法改正に関する論点は現在と共通する部分もあり、参考になる」と話している。

速記録は「初期日本国憲法改正論議資料」として2月15日、柏書房から刊行される。



◇萍(うきくさ)憲法研究会とは、

日本国憲法制定に関わった貴族院議員らが制定経緯の記録や、憲法の問題点の検討、改正案の作成を目的に1953年10月、結成した。当初は「月曜会」と称し、非公開ながら参院議長公邸などで行われ、「半公式的性格」(赤坂幸一・九州大准教授)を持った。貴族院書記官長を務めた小林次郎、国の憲法調査会(57年発足)会長だった高柳賢三らが中心で、幣原喜重郎内閣の国務相で憲法改正作業を担当した松本烝治(じょうじ)らも参加した。53年は日本が占領から独立を果たした翌年で、自由党と改進党(いずれも当時)が憲法調査会を結成するなど、改憲論議が盛んだった。「萍」という名前は、特定の政党などの利害にとらわれず、公平な見地から考える意図から付けられた。











「円借款のカラクリ」

2014-02-15 07:37:52 | 日本

現代ビジネス にドクターZ なる人物からの「円借款のカラクリ」という投稿があった。
実に参考になるので要約し記す。


日本の円借款が、2014年度に9650億円と前年度に比べ8%増え、14年ぶりの高い水準になる見通しだという。

円借款とは、開発途上国に対してインフラ整備などのために低利かつ長期の緩やかな条件で、開発資金を貸し付けるもの。貸し付けは独立行政法人国際協力機構(JICA)が日本政府の代わりに実施している。

'14年度に円借款が多額に実施できるのは、過去に実施した円借款の返済が近年多額になってきており、貸し付けの原資が潤沢なため。要するに、過去に中国や東南アジア諸国に対して行われた円借款の返済が始まっており、それを再び財源としてアフリカ諸国へ貸し出すというわけだ。

円借款は政府開発援助(ODA)の一部で、ODAの中にはほかに無償援助や技術協力が含まれる。かつての円借款(有償援助)は、海外経済協力基金(後の国際協力銀行)が行い、無償援助や技術援助は国際協力事業団(JICA)が行っていた。つまり、ルートが二つの機関に分かれてバラバラだった。

そのため、円借款と無償援助・技術協力を一本化する構想は以前からあったが、海外経済協力基金が大蔵省からの天下り先であったために実現しなかった。むしろ、大蔵省は海外経済協力基金をとられまいとして、これも有力な天下り先である日本輸出入銀行と統合させ国際協力銀行とし、実質的に二つの総裁ポストを温存したくらいだ。

さらに、新たにできた国際協力銀行が円借款と国際金融業務を同時に行うこととなり、「経済援助と商業融資の混在」として国際社会で問題にもなった。

そこで、'08年、政策金融改革の一環として、国際協力銀行から円借款が切り離され、JICAに統合され、ようやくODAとして一本化されることになったという経緯がある。

これで海外援助政策としてはすっきりしたものになったが、その原資は国民のカネだ。

現在のJICAの有償資金勘定のバランスシートをみると、'12年度末に資産側に貸付金11兆円がある一方で、負債側は財投借入等1・9兆円、資本金7・7兆円となっている。この負債側の原資は政府の国債発行なので、結局円借款は国債によって調達された国民のカネだといえる。

つまり、円借款の返済金があるのならば、本来は原資である国債の償還に使われるべきなのだ。その上で、本当に円借款が必要な相手国先であれば、新たな国債発行をしてもいいというのが正しい政策といえる。

そもそも、低利かつ長期という相手国に有利な条件での貸し付けの方式がとられてきたのは、日本が無償援助を出しにくく、貸し付けが主体にならざるをえなかったという事情があるが、相手国の自立に役立ってきたという側面もある。無償援助では、もらい癖がついてかえって自立できなくなるが、貸し付けで返済させることで経済自立を促す効果があるということだ。

一方で、かつて中国へ巨額の円借款を行い、海外経済協力基金の天下り総裁は閣僚級の扱いを中国から受けたという話もある。さらに、中国政府が日本からの借款に感謝したと公の場で大々的に語ることもない。

円借款を増やすのであれば、そうした過去の失敗を繰り返さないことが必要だ。その上で政府は、円借款の裏に国債があり、それはいずれ税金で返済されるので国民の負担であるという点を忘れないで、海外協力分野でしっかりとした業績を残してもらいたい。












「宇宙にたった1つの命の仕組み」

2014-02-14 06:33:31 | 日本

河合勝さんの著書「宇宙にたった1つの命の仕組み」をまとめてみた。
素晴らしいことが書かれてある


すべての物は原子と電子から形成されている。原子がエネルギーであり、電子が質量である。人間も、原子と電子の集合体である。

肉体は両親から貰っているのであるが、両親の精子と卵子が結合した時点から細胞分裂が開始され、羊水で10月10日(とつきとうか)で完成し、出産を迎える。

原子と電子がペアになって完全調和すると、中心は陰と陽の中間± ゼロの中性となる。すると、そのゼロの点から2つの円の光の円運動が始まる。円運動は無軌道だから無限の光の回転運動が始まる。この光の回転運動の速さは、自然界で一番速いものである。1秒間に何と1兆8000億回転もしている。これを光の周波数と呼んでいる。この速い回転で原子と電子を結合さて、電子の数を増やしていく。そして様々な元素が作られて行く。これを元素転換という。物が創造される原理である。元素転換の原理、光のエネルギーが発生する原理なのである。人体内で血や肉や骨は、常温で約3分で創造され、再生されている。物質の誕生となる。

人体は60兆の細胞の集合体である。細胞の中にもミトコンドリア等のバクテリアが存在している。赤血球、白血球、リンパ球もバクテリアである。バクテリアは、人体内で数え切れないほど棲息している。しいて数を上げるなら8000兆個にも達する。水もバクテリアの集合体である。酸素を持った好気性菌と酸素が嫌いで、水素を持った嫌気性菌が無数に棲息している。

それでは命はどこから貰っているのだろうか。エネルギーは宇宙に1つしかなく、それは無限大に存在しているのである。

つまり原子と電子は、 1つの原子と電子が無限大に存在するのである。原子と電子は破壊することができないから、不死不滅、永遠に存在するものである。原子である生命
エネルギーは不死不滅なのである。したがって生命、命は不死不滅の存在となる。

生命はエネルギーであるから、命そのもの、この命が肉体を動かし、考え、しゃべり、肉体を生かしているのである。つまり人間は、生命と肉体とから形成されているのである。

では死とはどのような状態を言うのだろうか。肉体から魂が抜け出ることが死である。
誕生は、肉体という束縛に生命が閉じ込められることであるから、あの世から見ると「残念でした」ということである。そしてその逆に、死とは、肉体の束縛から魂が抜けて、解放されて、自由になることである。このことを観自在、無碍自在と言っているのである。

肉体には死があるが、生命、命には死がないのである。肉体はへその緒でつながり、生命は宇宙のエネルギー、即ち創造主の生命エネルギーとつながっているのである。

人間は、肉体細胞を両親から受け継ぎ、生命は宇宙生命から貰っているのである。宇宙生命とは、創造主の生命そのもののことである。創造主がまず、存在していたのである。

現代科学は物質が対象である。物質は消え去る存在である。消えるものは宇宙では存在しないのである。仮相の偽物である。

21世紀は見えるものから、見えないものが主流になる時代である。生命エネルギーである知恵と力とは同じもの、意識もである。

あの世にいた意識体の存在であるあなたは、指導者から、もう一度肉体をまとって物質界に人間として生まれなさいと言われる。あなたはそれから次の人生をどのような人生にするのか、大まかなプログラムを自分で作成するのである。自分の欠点をどのように修正するのか、そのための人生設計をする。人生を共にする仲間を誰にするのかを自分で選択する。自分を支援してくる仲間、自分の足を引っ張り、鍛えてくれる仲間、生涯の伴侶を決め、両親を自分で決める。寿命も何歳まで生きるのかを自分で決めるのである。しかし、この世に生まれて来る時に、産道を通る時に、その記憶が消されてしまう。これを「運命の赤い糸」と言っている。天上界があなたに地上階に生まれなさいと指示するから、あなたはこの世に肉体をまとった人間として生まれてくるのである。原因があるから、この世のあなたは存在しているのである。

見て、聴いて、考えているのは、生命、魂である。脳ではない。エネルギー体であるから目で見ることできない。魂が肉体に宿ることが誕生で、肉体から魂が去ることが死である。魂が肉体と言う鎧(よろい)を脱ぐと、解放である。観自在、無碍自在に生命エネルギーは動けて、どこへでも瞬時に移動できるようになる。

あの世の天上界から見ると、地上界での誕生は、「残念でした」となる。肉体という制限、制約のある不自由な物質界へ生まれたからである。逆に肉体の死は、卒業でお目出度いことである。

この宇宙と自然には、創造主とその分身があるだけである。あまりにも単純すぎて、現代人には理解できない。人々の命は創造主の100%完全遺伝子を持つ霊と超意識の分身、分霊、分魂である魂の2つである。人間は輪廻転生を繰り返し、魂を成長させ、すべての人間の魂は霊、超意識、創造主と合体するように運命つけられているのである。天上界は、人類を常に指導している。

神が私たちをお創りになって、神ご自身が私たちと言う肉と魂を通して、ご自身の表現のために、顕現せんがために、私たちをお創りになったわけである。しかし私たちは未だにそのことを知らず、私たちが何処から出て来た、生まれて来た者であるのか、誰によって創られた者であるのか、ということさえも解らないままに、盲目の人生というものを生きてきたわけである。これが、この世の様々な不幸や災難である。この世には、神以外のなにものもないのである。ここに存在するのは、全て神である。







「日本という大生命体」

2014-02-13 08:25:17 | 日本

菅家一比古さんから、「言霊の華」が届いた。
以下、要約し記す。


「私、日本大好き人間なんです。」時々耳にする言葉である。本当に日本が好きなのだろう。しかし少々違和感を覚えてしまう。大生命体である日本を好きとか嫌いとかというレベルで語るのは幼すぎる気がする。大生命体に失礼である。でも「好き」と言っていただけるのはこの運動(美し国)をしている者にとってありがたいことは事実である。

我々の住む日本とは何か。単なる地理的な国土の地形に非らず。三次元空間に出現した国家を顕(あら)しめてやまないものとは。映(現)し世を顕しめた根本の源は何か。それが魂であり生命体である。

人間に生命があるように国にも生命がある。この生命は神の生命であり、天皇の生命である。それである以上、尊崇の念がなければならない。

この国に生きている間、生きとし生けるもの、森羅万象一切を合掌し拜み続けなければならない。ただただありがたく勿体無いのである。現代を生きる日本人の中には、その原点を忘れ、日本を批判し、日本を蔑(さげす)み、冒涜に明け暮れしている人々がいる。本当に情けなく恥ずかしいことである。

日本を顕しめている生命体活動こそ伝統、文化、精神なのである。美し国運動は日本の生命を心から崇敬し護るために始まったのである。だから神々に護られ、導かれてゆくことは言うまでもない。

あとはいかにムーブメント(波・躍動)を起こすか。一人から始まったものがやがて大きな波となって世の中を変えていく。









「人生の目的」

2014-02-12 09:07:24 | 日本

河合勝博士の論文「人生の目的」を要約する。



◎自分が何であるかを知ること

(1)肉体創造の目的は何か
(2)肉体とは何であるのか…肉体そのものは無 なんにもない
(3)宇田とは何であるのか


◎この世は幻 仮虚の世界であることを実感すること

(I)見えるものは存在していない
(2)霊と水の世界 人も霊そのもの 生命が生命と水を産む
(3)全て大震あるのみ…創造者と創られるものは同じ 空あるのみ
(4)完全無欠のものしかない…創造もしかいない、金管全能となる
(5)四六時中創造主を思う、着座させる


◎肉体創造の目的は何か

①見える物は見えないものの表現にすぎない。 見えないものがあるから、見える物が存在している。 表現しているものがあるから、表現が存在する。しかし人は表現が実在と思い、表現しているものを見ようとはしない 。 創られたものがあるなら、創った者が必ずいる。表現という結果しか人は見ないで、原因を見ない。愚か者となっている。

②創造主、創造するものを信じない 見える物は全て創られたものである。
人間の肉体は創られた物で、肉体自らは生きていない。肉体は創ったものにより生かされている存在である。肉体自らは無である。無であるものを生きていると人は思い込んでいる。創られたものの内に必ず創り主が宿っていることを人は無税する。

③宇宙に存在する唯一のものは創造主
生命、宇宙意識で宇中エネルギー。不死不滅で金管全能で完全無欠の存在である。創造したのは創造主である。全ての物に宇田生命、エネルギーとして宿っている エネルギーが抜ければ万家方物は即死である。神、創造主とは生命のこと。全てのもの、意識体(神と子は神の生命を宿す)

④ 肉体は創造主の知恵と力を顕現する為に存在している。
肉体自らは無であり生きていない。肉体は生命エネルギーによって生かされている。
しかし人間はその肉体が生きており、肉体こそが自分だと錯覚している。

⑤人は肉体が行ったことを自分が行ったと錯覚する。
エネルギー、即ち知恵と力は創造主のもの、知恵と力を借りて肉体が行ったにすぎない。知恵と力は創造主のもの、肉体にはないもの、肉体がやった行動は創造主が行った行動
であり、自分がやったと人は思う一盗みの罪を犯す。

⑥ 肉体は原子と電子の集合体
人は自分の肉体だと思っている。母親には細胞のIつも血液の一滴も創ることは出来ない。自分の肉体に宿っている宇宙細胞が血や肉や骨を創っていることを知らない。 肉体の創り主は創造主、創造主のもの。肉体を構成する原子と原子は創造主が創ったもの肉体は自分のものではない。創造主のもの。創造主からただ借りているだけ、借りているものはいつか返さなければならない。


◎自覚とは

①自分の本質は創造主の分身、分霊、分魂であることを理解し、納得し、腕に落ちたなら後は実践あるのみである。

②創造主、父を憶うこと、意識すること、想げこと 想げことのみで心が通じる。常に、四六時中、父に意識を向けること。父を意識している時は、父と心が通じる。父が臨在して始めて父の愛と力と知恵を貰えて、それを我がものとすることが出来る。

⑤私はあなたの内に常におり、働きたくて、働きたくてうずうずしているのですが、あなたが私のことを認めない。偽物ぼかりを追いかけている。それなのにあなたは云う。私が神を大切にしているのに、神は何もしてくれないと云って私を誹る怨む。神に問題があるのではなく、あなたに問題がある。

⑥私は人々の肉体を通して、この世に自分を顕したくて、顕したくて、うずうずしている。全託しなさい。これを神ながらの道、惟神と云っている。


◎この世は影、幻の世界 見えない世界、創造主の世界こそ本物

①人は消え去る。なんの力も知恵もない肉体を自分だと思い、実在するものだと思っている。だから、肉体に化粧したり、衣襲ったりしている。肉に生きて、本質である霊、生命エネルギーに生きていない。いつか必ず肉体は、空、大気に還元される。

②あなたという存在ほいない。自分がやっていると思うことは、大間違いである。全て神の命、神の力があるのみ。神に委ねる。全託し、肉体の本来の目的を達成することが一番大切である。

③人は自我で肉体を制約している。人間の言葉、思い、行動で、そうすると肉体の本来の目的、創造の目的を果たしていない。肉体を本来の目的以外 に使うから、悩み、苦しみ、病気となる。それは、自分の考え違い、思い違いが原因していることである。

④人の行動は父の力で行っていること。自分が、自分の肉体がやっていると思うことは大間違い。肉体が自分のものと思うことが大間違いである。神の命、神の力があるのみ。 これを理解すると、あなたの成すこと、することは全て神のみわざとなり、全てうまくいく。

⑤神を知ることが一番大切である。神を直接知ること、理解すること、自己欲望の目的のみに肉体があると思いながら、私は信仰しています一大間違いである。肉体を理解せよ、肉体についての瞑想をせよ。 誰が、何人の為に、どこから出て来たのか、どこへゆくのか。

⑥覚者とは自分を知っている人のこと。迷える人とは自分を知らない人のこと。生命そのものが自分である。