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龍の声

龍の声は、天の声

「八ヶ岳の魅力 ③」

2013-09-07 09:34:41 | 日本

◎森の中のオフィス

他にも様々な団体や企業、個人も急速に八ヶ岳南麓へと拠点を移しているが、最近では、この八ヶ岳南麓には、日本でも最大規模の宗教法人の1つである「生長の家」が本部ごと移転する準備に入っており、10月には生長の家国際本部の“森の中のオフィス”という施設がオープンするらしい。

以下、生長の家をよく知る、わが輩の正直な感想である。

“森の中のオフィス”のイメージは、宗教団体の本部というよりは、どこかの財団等々の施設みたいである。
場所は、標高約1400M、夏は涼しく快適で、将に“森の中のオフィス”だが、冬は-13~-15℃にもなる厳寒地、“深山厳寒オフィス”となる。積雪は例年30㎝位、数回降るが、それがすぐに解けないため、八ヶ岳からの風雪が吹き込んで上積みされる。冬、ここで生活するだけでも厳しい修行の場と言えよう。
施設内の一番大きな集会場は約300人収容。駐車場は約30台。職員は近くに住居。通勤は電気自動車バスで乗り合い通勤となる。山中奥深いため、電波状態もよくなく圏外表示にもなりやすい。
また、“森の中のオフィス”では、なるべく自然に近づけるように、バイオマス発電、ソーラー発電(約450KW)、蓄電施設などで電力を補い、足らない分は電力会社からの購入となるらしい。しかし残念ながら、冬場のバイオマス発電の燃料となる沢山の材木を一体どこに置いておくのか?ソーラー発電も、パネルに雪がへばり付く為、その機能が発揮出来ない可能性が高い。

果たして、職員はこの変化の激しい環境下で耐えていけるのか???
夏はまだしも冬場は、とても全国から信徒が参集出きる場所ではない。当然、本部機能が大幅に低下することが予測される。否、多分、マヒするだろう。

ここは本部が管理する「環境を重視する施設」として、夏場だけの施設運営と位置付けた方がいいと感じた。


<御神像の行方>

御神像は生長の家本部の象徴として、この初夏まで東京原宿の本部に長年鎮座していた。
※御神像は写真中央部円筒下の台上に


※御神像は、“森の中のオフィス”玄関まえに鎮座
神聖性がなく、「御神像」と言うよりは、これは最早、「銅像」である。
    


<了>




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