龍の声

龍の声は、天の声

NO.65  真の首相諮問機関を構築せよ!

2009-06-30 15:47:41 | 政治
NO.65 「真の首相諮問機関を構築せよ!」

日本は、世界の大不況の影響を受ける中で反省と再起の道を模索している。そして、政治(政治家)も行政(公務員)も経済(会社員)も農業(百姓)もあらゆる業種が従来の価値観や主義主張から脱皮し根本的な変化をおこしつつある。では、一体どのように変化しようとしているのか・・?それは唯物論社会から唯心論社会への変化(覚醒)かもしれない。
百姓の宇根豊氏は、この変化について「国民のための百姓学」の中で分かりやすく説いている。①ファミレスに行き家族連れを見ていると、「いただきます」と言って食事をする家族はほとんどいない。どうしてか?ちゃんとカネを払っているから、お礼はカネで済ませているから!と言う。しかし「いただきます」とは、「命をいただく」という感謝の気持ちである。カネを払っている云々ではない。食べ物はすべて、もともとは生き物である。これらの生き物の命をいただいて私たちは生きている。そのことに感謝するのである。②一個百円のキャベツと一個百円のゴルフボールがある。価格は同じでも、果たしてどちらも同じ価値だろうか?そのものを使用する時に感じる価値の大きさではなく、生産コストによって価格が決められる。そしてそれがいつのまにか百円なら同じ価値だと錯覚するようになってしまった。確かにカネになるものを優先し重視したい気持ちはよくわかる。けれども、そういう人々がカネにならないものを見下すようになったことが問題である。③不作よりも豊作がいいに決まっている。しかし、この人間の根源的な欲求が、「多収」や「労働時間の短縮」「生産性の向上」と言い換えられると、とたんに意味と価値が変質してしまう。豊作と多収はまったく違う。「豊作」は、お天道様に感謝する気分で満たされている。ところが「多収」は、時代の要請に基づいて為政者が主導し百姓がそれに答える価値である。④農業の理想を持続と再生産に求めたい。この場合の持続とは百姓を含めて生き物の命の持続であり生き物の命の再生産である。
宇根氏は百姓である。首相諮問機関の有識者といわれる層ではない。しかし現下の日本において何をどうすればいいのかがわかっている人物である。この様にわかっている人物はあらゆる業種にたくさんいるはずである。それらの人材を結集し実践することこそ、真の首相諮問機関である。喝―ツ!(平成21年6月20日投稿)





   

No.64 日本がめざすべき国家の理想像とは!(下)

2009-06-30 15:43:08 | 政治
No.64 「日本がめざすべき国家の理想像とは!(下)」

終戦時の近衛文麿公の遺書には、「戦争にともなう興奮と激情と勝てる者の行きすぎた増長と敗れた者の過度の卑屈と故意の中傷と誤解にもとづく流言飛語とこれら口論なるもいつか冷静さを取り戻し正常に復する時もこよう。この時初めて、神の法廷において正義の審判が下されよう。」と予言し無念の涙を呑んだ。それから六十余年、米国従属型国家日本も今将に戦後の呪縛から解き放たれようとしている。ではこれからの日本がめざすべき国家の理想像とは一体何なのか?世界をリードできる日本になるには如何にせばよいのか?その答えは外に求めるのではなく内に求めることにより明らかとなる。内に求めるとは、すなわち国家の出発点に国家の原点に戻ることである。わが国の建国の理想理念が何を示しているのか!である。我々は国家の理想像を深く学び、一人一人が自分の心の中にその設計図を持ち、現代にわかりやすい言葉に置き換えて具体的に指示していく必要がある。そのためには自分の役割に応じた項目を具体的に書き出し、日々祈り、日々唱え、確たる信念とし、行動まで高める必要がある。僭越(せんえつ)ながらご参考までに私が日々実践している心の中の設計図を披露させていただきます。
天皇国日本理想国家像顕現への道、①憲法を改正し秩序ある自立ある生命体国家が顕現している。ありがとうございます。②国家神道の回復により祭政一致の政治が行われている。ありがとうございます。③教育勅語の復活により生命の実相にもとづく教育が行われている。ありがとうございます。④靖国神社の国家護持により護国の英霊の慰霊が行われている。ありがとうございます。⑤八紘一宇の大精神により人類光明化ワールドネットワークが構築されている。ありがとうございます。⑥各種新技術が続々と開発され豊かな国家が実現され世界に貢献している。ありがとうございます。
国民の責務として建国の理想実現にむけ、自分にあった立場で、自分に合った言葉で、自分にあった行動で、これらのことを実践して行く時に、初めて日本政府としての正しき国家戦略、正しき外交戦略、正しき国防戦略が自ずと出てくるのではないのか。国を創っていくのは政治家ではない。我々一人一人がその総体として国を創っているのである。長き短き人の世の道、大いに精進しよう!(平成21年5月20日投稿)




NO.63  日本がめざすべき国家の理想像とは!(上)

2009-06-30 15:41:07 | 政治
NO.63 「日本がめざすべき国家の理想像とは!(上)」

オバマ大統領の顧問(外交戦略立案者)ズビグニュー・ブレジンスキー氏は、一九七〇年代から「日本は国際政治に関与する気がないので、永久に米国の属国であり続けるしかない。」と言って日本を侮辱してきた人物だが、昨年十二月に『世界的な政治覚醒』という注目すべき論文を発表した。その内容は「歴史上初めて、人類のほとんど全員が政治的に活発になり政治的に覚醒し政治的に相互連携する。世界的な政治活動によって、これまで植民地支配や帝国的支配によって抑制されてきた文化的な尊厳や経済成長の機会を求める動きが世界的に勃興するだろう。そして、これまで五百年間、世界の中心は大西洋諸国(欧米)だったが、中国と日本の新たな台頭によって、その状態は終わる。」と言うものである。
これを受けて、若手の経済評論家の田中宇氏は、次の如く予見している。「(要旨)戦後日本の対米従属戦略の根底にあるものは、敗戦から得た政治的教訓と世界最大の市場である。それは技術力や金融財政技能の源泉である米国と親密である限り、日本経済も安泰だというものである。しかし今日、ドルの崩壊がすすむなかで米国市場が崩壊したら、その後の日本はドルではなく円を使って貿易決済したほうが良い状態になる。そして輸出の最重要市場は米国ではなく外貨準備高世界第一位の中国となる。さすれば最早日本にとって従属すべき米国自体がなくなってしまう。また自民党も民主党も対米従属を基本方針としてきたが、米国の崩壊と同期して起きそうな日本の政界再編も、対米従属ではなく米中等距離の外交戦略を掲げる大型政党が登場しくるかもしれない。」私は、この人の洞察力を高く評価したい。
では、我が国における自立した外交戦略とは一体何か?その国家戦略の基盤をどこに求めるのか?ここが重大事となる。解散総選挙前後には、恐らく雨後のタケノコのごとく新政党が乱立してくると思われるが、それら新政党への注目点は、将にこの一点にある。自立ある強い日本!世界をリードできる日本!日本がめざすべき国家の理想像とは何なのか?我々は再度、天皇国日本の建国の理想理念をしっかりと学ばねばならない。そして現代にわかりやすく説き、具現化していかねばならない。同志諸君!今こそ谷口雅春先生の「天皇信仰と日本の国体」を命懸けで読み破ろうではないか!(平成21年4月20日投稿)

※谷口雅春先生とは、
明治26年11月22日、神戸市に生まれる。大正元年、早稲田大学文学部英文科に進む。大正3年に中退。その後、真の神を求める求道生活を続け、遂に「人間・神の子、現象無し」の啓示を受ける。昭和5年に個人雑誌「生長の家」誌を創刊。「神一元、中心帰一、万教帰一」の「唯神実相論」を奔流のごとき勢いで展開し、病気や人生苦に悩む多くの人々に奇跡をもたらした。同誌の普及とともに生長の家人類光明化運動へと発展。著者の「唯神実相論」は、昭和期から今日まで、多くの宗教家、政治家、経済人、文化人に多大の影響を及ぼし続けている。また個人救済としての宗教運動はもとより、政治運動、教育運動などの実際運動をも主導した。海外でもブラジルほか多くの国々に広まった。昭和60年6月17日、満91歳にて昇天。著書は500冊以上にのぼり、主著『生命の実相』は、累計1900万部を超え、今なお多くの人々を救い続けている



NO.62  神事は本なり、人事は末なり

2009-06-30 15:40:41 | 政治
NO.62 「神事は本なり、人事は末なり」

我が国の政治はダダもれである。経済も混迷の度を増している。世界が、日本が、この先どう行くのかは見当もつかない。先がまったく見えず、世の中には不安が蔓延している。一月の失業率は四・一%だが、これに拍車がかかっている。八%を超せば平均生活水準の限界率に突入する。こうなると最早、混迷から動乱に進む前兆となる。しかし如何なる変化が起きてきても驚くことはない。いつの時代でも、その時代が必要としない体制は必ず壊れて新しい形が生まれてくる。丁度、春夏秋冬の如く。
さて明治維新直後、熊本で神風連の乱が起こった。その思想的師であった林櫻園(はやし おうえん)は、「神事は本なり、人事は末なり」と武士の根本精神を説いた。すなわち不完全とみえる現象の処理にあたり、如何に理不尽な現象が現れていようとも、それのみに捕らわれてしまっては事の実相が見えなくなる。先ず、祈れ!祈りまくれ!但し、その祈り方とは「何々して欲しい。」という祈り方ではない。すでに完全なる実相世界を直視する祈りである。その祈りの中より導き出される行動こそが武士の根本精神の発露となる。そして神風連の乱となった。このように祈りの中より生まれる行動こそが、日の本の根底に流れている天地を貫く正大の気の現れとなる。事を謀るは人にあり、事を成すは天にある。我々は断じて現象に振り回されてはならない。
谷口雅春先生は真理の吟唱の中で、「我々は遷り易る(うつりかわる)現象に心を捕らえられてはならない。遷り易るものは本来実在でないから、先のものが消えては、次のものがあらわれ、あらわれてはまた消える。我々は、この遷り易る現象世界に住みながらも常住不変のただ善のみの世界を諦観するとき、このうつり変わる現象世界に『永遠の善の世界』が影をうつして、現象世界にただ善のみの世界が展開する。これが地上に永久平和の天国楽園を建設する唯一の道なのである。」と説かれている。
我々が今、肝に命じておくべきことは日本国の実相を祈って!祈って!祈って!行動すること。己を生命の實相の中に没入させること。さすれば内なる魂の声がフツフツとたぎってくる。その声に従って行動すること。その行動こそが凄まじいオーラーを発する。これこそが幾多の同志の魂を目覚めさせ、新生日本国創出の動きになっていることである。(平成21年3月20日投稿)





NO.61  臥龍の出現を熱望する!

2009-06-30 15:36:02 | 政治
NO.61 「臥龍の出現を熱望する!」

日本の政治はダダ漏れである。もはや自民党には党を立て直す力も国を牽引していく力もない。解散総選挙となれば惨敗せざるを得ない状況下にある。一方、民主党も解散々々選挙々々と国家再生への対応策も無いくせに口を開ければバカの一つ覚えみたいに言い続けているが、解散を引き起こす力も無い。今やパンツのゴムが伸びきった状態にある。これでは政治に新しい力がみなぎってこない。また全議員の過半数を占めている世襲議員や官僚出身議員の集合体では時代を乗り切る力がない。いくら毛並みが良くエリートであっても、所詮東大や京大の卒業生の限界?知識による政治から知恵(創造)による政治に脱皮が出来ない。わるいが国難を突破していく腹と根性が練られていない。それは仕方が無いことである。時代における果たすべき役割の違いともいえる。天下は将に戦後最大の波の変わり目に遭遇している。国家変革!憲法改正への最大のチャンス到来とも言える。新たな国創りには新たな力を持つ政治家が出現してこなければならない。かつて明治維新の折には、旧体制(江戸幕府)を壊す者、明治維新を起こす者、維新後の新政府を創っていく者と各々の役割に応じた人物が雲霞の如く現れてきた。今求められている政治家像とは独創力豊かな人材である。その動きとは自民党でも民主党でもない。まして数合わせの大連立でもない。坂本龍馬の如く、高杉晋作の如く、平成維新の礎となるべき人物である。得てして歴史上の人物はカッコよく描かれているが、実際には案外カッコわるい人達だったかもしれない。大事なことは、我々国民の側から生み出される動きである。今日は昨日の続きかも知れないが、明日は今日の続きではない!オバマ大統領は、「米国が今、真の独立をめざして新しく生まれ変ろうとしている。」と訴えて米国始まって以来の黒人大統領になった。世界は大きく変った。で、あるならば我々日本ではこうである。「チエンジ ハズ カムツー ジャパン!」日本は今、戦後の呪縛を断ち切り真の独立国家として生まれ変ろうとしている。今こそ、戦後の長かった日本占領政策(弱体化政策)に終止符を打つときである!今こそ、日本本来の建国の精神にもどるときである。そして今こそ、百尺下に棲む大魚の如き、臥龍の出現を熱望する!


 

NO.60  農耕と国家の近未来!(下)

2009-06-30 15:33:16 | 政治
NO.60 農耕と国家の近未来!(下)
                               
わが国の食糧自給率はすでに四十%を切っている。また食糧の生産基盤である農業従事者は所得が低く、本来の社会的価値に基いた適正な評価がされていない。なぜ農家が儲からないか?と言えば、生産物の価格や規格等の決定権や交渉力を持っていないからである。すべては流通業者の言われるままにある。現在の農産物の商流は、農家→農協→市場→問屋→スーパー→消費者という流れである。例えば、農家で生産したトマトが仮に二〇円で農協に出す。それを消費者は一〇〇円で買っている。流通経費が八〇円もかかっている。この一〇〇円と言う販売価格は消費者に売れる値段として、流通業者が決めている。即ち、価格決定プロセスは商流とは逆の流で決められている。結果的に農家の手取りは信じられないほど低いものとなってしまう。ナチュラルアートの鈴木誠社長は、農業の再生について、次の如く指摘している。「今までの農家はすべて農協任せで、価格は?物流は?商流は?決済は?このような基本的な情報が欠落しており、農業経営者としての誇りと自信と自覚ができていなっかた。これからの農業が再生していく条件は、農業者自らが価格決定権を持つ。流通を出来る限り省略化する。農業経営者の育成。バランスシ-トが読めること。組織管理、資金調達、販売ができること。すなわち、これまでの農業者の不得意な部分をカバーできる農業経営者として脱皮することが求められている。」
さて石破農水大臣は、今後十年間で食糧自給率を十%上げると言っているが、大いに結構なことである。しかし、その実現に向けての抜本的な対策が提示されていない。かって我らが代表の国務大臣総務庁長長官玉置和郎先生は、「農協が農家を潰す!農協が国を潰す!」と農協のタブーに挑戦されたが、まさにその通りになった。農家の衰退により食糧自給率が低下し国力総体が弱くなった元凶は農協ある。本来、農家のために作られたはずの農協が百姓を食い物にしているのが実情である。農協の解体なくして農家の再生はない。さらに言えば、米国の属国下にあるわが国の農政、この農政の抜本的改革なくして食糧自給率の向上はない。怒れ!農民よ。鍬と鎌を持って立ち上がれ、我が国の独立戦争に立ち上がれ、百姓一揆ではない。これは独立戦争だ!これこそ良質な保守層の決起であり、本来の保守再生への道である。(平成21年1月20日投稿)


NO.59  農耕と国家の近未来!(上)

2009-06-30 15:32:43 | 政治
NO.59 農耕と国家の近未来!(上)
                               
国家安全保障の基本は、エネルギーの確保、軍事的防衛、食材の生産確保である。この三つの内で、一つでも欠けたら国の存亡にかかわる。この意味では農業の衰退は日本国の衰退につながる。そこでわが国の食糧自給率の推移であるが、昭和二十年代、戦後の食糧難の時代では六十八%、昭和四十年代では七十三%であった。然るに今日では四十%を割り込んでいる。先進諸国の中で、食糧自給率がこれほど低い国は日本だけである。他の国々は経済大国であると共に農業大国でもある。ヨーロッパの国々は、食糧自給率一〇〇%を国策として推進している。わが国はそれとは正反対!逆に、たくさんの食糧を輸入している。食糧を輸入すると言うことは、それは同時に食糧を生産するための水をも輸入していると言うことである。例えば、牛丼一杯で考えても、牛が飲む水や牛の餌を育てる水、米をつくる水などを含めると、やはり二トンもの水が必要と言われている。日本が輸入する「バーチャルウォーター」の量は年間六〇〇億トン以上。琵琶湖の二・五杯分に相当し、国内の農業用水使用量(五二二億トン)を軽く上回っている。地球の温暖化による水問題の深刻化。食糧自給率の低い日本は穀物や牛肉などとともに、ものすごい量の水をも輸入していることになる。政府(農林水産省)は二〇十五年までに食糧自給率を四十五%まで回復するという旗を掲げているが、現実には絵に描いた餅である。何故なら、農業就業人口の六十%以上が六十五歳以上の高齢者、農産物価格は三十年前とほぼ同じ、所得は夫婦二人で平均百八十万円、そして農家の九割が農業経営に未来がないと思っている。このような現況で一体どのようにして自給率を上げることが出来るのか?
さて、食糧自給率の低下と自民党政権の関係であるが、これは連動している。かって自民党政権の最大の票田は農協(農民)であった。しかし、昭和の時代では一四五六万人以上いた農民も、現在では三〇〇万人まで落ち込んでいる。農政の失策が支持基盤を揺るがし、今日の弱体政権を作り出した。
今、世界の人口は爆発的に増えており、まもなく世界規模での食糧インフレ時代に突入する。海外のいずれの国からも食糧の輸出規制がかかってくる。これが現実である!政府も政治家も我々もボヤボヤしてはおれないぞ。喝―ツ!(平成20年12月20日投稿)



NO.58  真の大連立実現に向けて!

2009-06-30 15:27:07 | 政治
NO.58 「真の大連立実現に向けて!」
                              
京都大学の中西輝政教授は、わが国の進み方についで次の如く言っている。「現在の国民の精神的劣化と、それを反転させられない政治の崩壊に目をむけ、そこにいたった根本的原因を考えなければならない。アメリカに全面依存した戦後日本の国家構造と経済立国と言う国策を規定し支えてきた憲法や教育、歴史観や観念的平和主義とははっきりと決別しない限り、『多極化への胎動』が始まった世界の中で日本の存立は確保できない。」(正論二十年十一月号)
さて周知の如く、国内外共に大きな変化が現れだした。米国の大統領選挙はオバマ氏が勝利した。その結果、白人支配の象徴であった「ホワイトハウス」が、「ブラックハウス」に変った。合衆国建国以来の歴史的な大変化である。今後、オバマ大統領には軍産複合体や影の世界政府?から有形無形の圧力がのしかかってくる。否、それ以上のことが起こる可能性もある。また、わが国とは運命共同体である台湾の総統選挙の結果は、馬が勝って「ヒヒヒ~ン!」と鳴いた。今後は、親中派の馬総統の支持派と台湾独立派の激突が激しく繰り返されるだろう。さらに朝鮮半島では、韓国が世界金融危機に翻弄され、構造的欠陥を持つ国家経済が崩壊寸前まできている。そして北朝鮮では、すでに金総書記死亡?説が流れている。中国では北京オリンピック以降、バブル崩壊に向け拍車がかかっている。このように、わが国を取り巻く状況は恐ろしい勢いで変化しつつある。その中で、わが国では福田総理から麻生総理へと突然の交代劇がおこった。結果、我らが期待の星であった平沼新党の旗揚げが実を結ばず蛭子と化した。そして今、水面下で着実に進んでいるのが大連立である。自民党か、民主党か、いずれの政党が次期総選挙に勝利しようとも、今向かえている大きな変化を乗り切って行くには、なんみょう創価を政権の座から追落とし、自民・民主、再編の中での大連立しかないとの見方が強い。この流れは一応由とするが、その流れの中で国の縦軸をしっかりと正していかなければならない。その牽引力は中西教授が説く如く、良質な中道保守層である。こころせよ!我々は、数合わせの大連立から、真に力強い国家再生政権誕生へと導いていかねばならない。(平成20年11月20日投稿)




我見の見、離見の見

2009-06-25 12:04:57 | 政治
「我見の見、離見の見」

現象に振り回されてはいけない。この世は流転の世界である。進歩なく退歩なく、不増不減、完全円満、これが『生命の實相』である。この最高の中に、この一点に、ドカッと腰を据える。「我れ、天地と共に無窮である。」
さすればこの世の変化は、まるで映画館で映画を観ているかの如きものとなる。
世阿弥の言葉に「我見の見、離見の見」と言うのがある。自分が映画に出演している。これは映画だ!ということを忘れて、泣いたり、笑ったり、悩んだり、怒ったりしている。不完全な自分が本当の自分であると錯覚している。これが「我見の見」である。そしてそれを客席から、じっくりと観ている自分がある。これが「離見の見」すなわち、本当の自分「實相人間」である。「實相人間」が本であり全てである。その展開として映画に出演している自分がある。
すなわち日本国の實相顕現とは、自己の實相顕現に他ならない。国と己を相対的に見ているところに誤りがある。本来一体であり、己の内より発している。
神想観や座禅をして、己を生命の實相(民族の生命の流れ)の中に没入させる。さすれば内なる魂の声がフツフツとたぎってくる。その声に従っていく。
これこそが如何に現象が混沌としていようとも、ハッキリと導いてくれる指針である。
その時に発する凄まじいオーラーが、幾多の同志の魂を目覚めさせる。
この真理こそ「継承して断絶せず!」如何なる時代にも通じる。
『生命の實相』を真正面にすえ、眦(まなじり)を決する強い決意でのぞめ!


部落問題の本質的解決!

2009-06-24 11:06:57 | 政治
問題の本質的解決!                                        
 問題解決のためのはしりとして、大正十一年三月三日に創設された全国がある。この宣言の起草者、西光万吉の生き様を検証し真の日本人とは何かを提言したい。

宣言には驚くべきことが書いてある。「吾々の祖先は自由、平等の渇仰者であり、実行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり、男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮を剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代価として、暖い人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた。呪はれの夜の悪夢のうちにも、なお誇り得る人間の血は涸れずにあった・・」 私はこの宣言を初めて読んだ時、愕然とし全身に寒イボがたち何とも言えない深い悲しみと衝撃を受けた。そして止めどもなく涙があふれてきた。好むと好まらずとにかかわらず、不幸な星の下に生を受けた人々。何とか、この目に見えない鎖を断ち切ってやりたい!と切実に感じた。同じ日本人として生まれ余りにも悲しすぎる。行政は一体何をしてきたのか?唯、同和対策特別法のもとに金銭や物品等、物質面における対応のみしてきただけではないのか。そんなことで人間の尊厳的問題が解決できるはずがない。今までの行政や教育のあり方は、根本的な部分が欠落していたと思える。猛省しなければならない。

さて、西光万吉は出身という卑屈な思いの重圧に耐えるなか問題解決に生涯をかけ東奔西走、真正面より取り組んだ人物である。臥薪嘗胆苦悩を重ね、ついに「君民一如、高次元的タカマノハラの展開」の悟りを開いた。それは「唯物の世界でも唯心の世界でもなく、惟神(かんながら)の生命の世界であり、ここに問題を乗り越えた世界がある」とした。すなわち問題の真の解決とは、日本民族としての霊性の目覚めである。西光万吉は自己における民族の名誉と誇りと自信の回復こそ、本質的な解決になることを悟ったのである。彼は、その時すでに出身という域をはるかに越えているばかりか、数少ない本物の日本人の境地に至っていたと言える。

しかるに現下における問題は、民族と国体の破壊により問題の本質的解決ができるとした、新社会党勢力下の広島県開放同盟の行動に象徴されるがごとく、青少年に日本人としての誇りを失わさしめ、学校教育の荒廃をもたらして来た。これらは問題の解決を名目にした似非差別であり、明らかに日本民族と国体への破壊的挑戦であった。断じて許し難い行いである。真の問題の解決とは、西光万吉が説くが如く「現象的世界から脱した日本民族としての霊性の目覚め」にある。政府は、この点をよく見定めて対策を打っていくべきである。
    
                             


北朝鮮交渉

2009-06-23 20:56:46 | 政治
「北朝鮮交渉」

平成十の年末、私は某代議士の命をうけ急遽北京に飛んだ。横田めぐみさんを初めとする拉致被害者の写真を入手し、北朝鮮拉致の確たる証拠を取るためである。我が方の選抜メンバーは、鹿児島県の拉致家族を救う会のH会長、救う会本部のNさん、私の三名であった。そして極秘に面会し交渉した相手は、北朝鮮国家保衛部の大物幹部・金春三なる人物である。我々は、交渉内容によってはピヨンヤンまで乗り込む覚悟でいた。
北京に到着後、直ちに某ホテルにて会合を持ち、夜は北朝鮮のスパイ連中が集まるアジトまで行った。その時の体験から北朝鮮の特権階級の者とは、如何なる人間性か肌で感じたことを報告する。
「金春三なる人物は、年齢三十五才位で痩せ型だが、きわめて横柄な態度である。また、時計や指輪、背広、鞄等々、いずれも高価なものをまとっていた。見るからに北朝鮮のエリートである。目は、瞳に輝きが無く黒く死んでいる。冷たく血が通っていない人間のようだ。目の前で、人が殺されようようが、また人を殺そうが、日常茶飯事のことであり、人を人と思わない蛇のような目である。冷血動物である。私は、この男と会っている間中、頭にカッカと怒りの血がのぼり、目と目を合わせていると無性に腹立たしく、その男を殴りつけたい衝動にかられた。一部の特権階級のこんな奴らに、われらの同胞が連れ去られ、恐怖の中で今なお苦しみながら暮らしていることが、ヒシヒシと感じられる。さらにまた、同じ人間として北朝鮮の国民の為にも、一日も早く金正日独裁体制を崩壊させなければならないと決意を新たにする」


NO.57  血の通った政治を回復せよ!

2009-06-23 20:40:53 | 政治
NO.57 「血の通った政治を回復せよ!」

今、弓弦にある矢が的に向かって放たれた。そして矢は見事に的に命中した。そこで今度はフィルムを逆行させ、的に当った矢が弓弦の位置に戻るまでを見た。これまた見事に弓弦の位置に戻った。フィルムを何度繰り返して見ても、的と弓弦と矢の動きには寸部の狂いもない。まさに完璧であり完全である。この大真理こそ、「天皇国日本」に生きる者の境地である。
さて、政界は天下分け目の関ケ原の如く揺れ動いていると言うが、国家の理想を忘れ、日本人の心を忘れているため、この国が何をめざし、何処へ行こうとしているのかがサッパリわからない。よって、ほとんどの国民は、「政治は大事なことだと頭ではわかっていても、身近なものには思えない。政治に何かを期待するということがない。あなたの一票が政治を変える!よくそう言うが自分の一票で政治が変わったと実感したことなんてない。いろいろな公約やマニュフェストも、選挙が終わればいつのまにかウヤムヤになっている。もうどうでもいいやという気持ちになってしまう。」このような虚しい想いが国民の偽らざる心境ではないのか。子供たちも、若者たちも、年配の方も、国民みんなが自分たちの国の未来を支えるべき関心が持てる政治を行うには、一体どうしたらよいのか?それには自分の理想と国家の理想との共通した目的、すなわち自己における国家の理想像を回復することである。では国家の理想像とは何か?これは幸にも、先般、光明思想社から出された谷口雅春著「古事記と日本国の世界的使命」この書籍の中に非常にわかりやすく説かれている。是非ともご一読願いたい。この書は我々の代のみならず、これを子々孫々にまで伝え残すべき「日本民族の宝の書」といえる。この書を読むことにより、日本人のDNAに内在する国家理想(理念)を覚醒させる。そして既にある国民の共通した国家理想像の実現にむけ行動する。その動きには躍動が起こる。夢と希望と喜びがフツフツと湧き上がる。怒涛の如き大河の流れとなる。そしてそこには、今の政治にもっとも欠けている「血の通った政治」が実現している。理想国家日本とは、弓弦の話の如く、始めであり終であり、既に完成されている。だからこそ大安心の下、今の世に通じる言葉でわかりやすく説き、世相の流れに乗せることが重要である。(平成20年10月20日投稿)



NO.56  国家の繁栄と国民の豊かさ!

2009-06-23 20:36:26 | 政治
NO.56 「国家の繁栄と国民の豊かさ!」

チッベト仏教の国『ブータン』のジグメ・ティレイ首相は、「ブータンは、近代化しなければならない。しかし西洋化してはならない。金持ちと豊かさとは違う。西洋の国々は金持ちかもしれないが、必ずしも豊かではない。科学的、経済的、物質的、技術的な発展だけでは真の幸福を得ることができない。わが国はいたずらに国民総生産を追うのではなく、国民総幸福量を求める国でありたい!」と宣言し、国民一人ひとりに物質的、精神的な成長のバランスを取るよう努力することを求めている。ブータンを旅した日本人の誰もが感じることは、「ここには物がないのに豊かさを感じる。死への恐怖の薄さは、生への執着の薄さと比例する。来世を信じ、より良いために今を生きる。自分の幸せだけを追わず、他の人々の幸せを願う。それこそが将に幸福の源ではないのか!自給自足、厚い信仰心、気が抜ける程の安心感、大安心の世界がある。」と言っている。国民総幸福量を求める国でありたい!誠に素晴らしく、目から鱗が落ちる大宣言である。
では現代の日本社会ではどうか?物が豊かになり生活も昔に比べて格段に向上している。にも関わらず、心はなぜか満たされていない。淡々とした日々の中で、人々は心から感動させてくれる何かを追い求め感情を満たそうとしている。この様な日本の閉塞感を打破する道は、ブータン国の如く、正しく一人ひとりの意識改革であると思われる。すでに日本は物質的豊かさや力を享受する段階を通り越している。だからこそ、今!過去を振り、経済発展を遂げる過程で独自の価値や伝統や習慣の多くを失ってしまった日本を見つめなおす必要があるのではないのか?我々は皆人間である。だからこそ、今!自分自身を再発見する必要があるのではないのか。本当の幸せとは何んなのか、本当の豊かさとは何んなのかを。そして皆が少しずつ変われば、この国全体が変わる。政治家や官僚の無能さを批判しながら、実は自己が本来果たすべき責任を逃れているのではないのか。人生の主人公は自分である。この国の主人公は自分である。
自分自身が変わらなければ、この国は永遠に変わらない。裏を返せば、最早日本の諸世情はここまで来ている。古来より伝わる八紘一宇の大精神!大和の理想こそが、この国に住む国民の最も優れた豊かさの根本理念である。(平成20年9月20日投稿)







NO.55  予言と不安と政治

2009-06-23 20:34:16 | 政治
NO.55 「予言と不安と政治」

 今、人々の中に急速な勢いで精神的不安が広がっている。事の発端は、かって高度な文明を築いたマヤ族のマヤ暦にある。数千年間続いてきたその暦が、二〇十二年十二月二十一日で終わりとなる。これをめぐり人類の生存に関わる重大予言が巷にあふれ出したからである。①この時、地球は光の量子の集合体であるホトンベルトに突入し人類の終焉がはじまる。わずかの生存者は半物質的存在として生きる。②霊夢で有名な予言者ジュセリーノ氏は、「二〇十二年十二月六日から気象異変が激しくなるとともに疫病が蔓延し人類滅亡の始まりとなる。二〇四三年までには世界人口の八割以上が消える。」③米国モンロー研究所の坂本政道氏は、「二〇十二年、生命エネルギーが銀河系のコアから地球生命系へ流れ込んでくる。その過程で天変地異が起こる。そこで人間意識の進化が起こる。十~二十年の時間をかけて地球人口を半減させる。多くの人が死ぬ。しかし人間の肉体は死んでも命は生き続ける。そして人間は地球生命系から卒業していく。」④その他、韓国の経営学者チャング・フィヨンダ氏をはじめ多くのチャネリスト達がよく似た内容を発表し人類に経綸をならしている。
かって谷口雅春先生はノスロラダムスの大予言に対して、『預言の的中とその限界』の中で、次の如く言われている。「恐怖の念は潜在意識に強く刻まれる。想像は創造である。その予言を信じたら、その予言が成就するように自分がすすめていくことになる。三界は唯心の世界である。」「全宇宙的予言や全世界的予言はあまりない。よほどの高級霊でないと出来ない。人類滅亡の日は、いつの日にか起こる。これは本当であるが、仏教でもキリスト教でも、それが何年何月何日に起こるかは誰も知るものがないと説いている。」
さて、事の成否は人智の超えたところ。問題は、この現象の根底には一体何があるかである?それは国民の潜在意識の中に、極度の不安と恐怖が蔓延していることである。①混沌として全く先の見えない政治不安。②いつ起こるとも知れない国家財政の破綻。②原油高騰にまつわるエネルギー不安と物価高による生活不安。③異常気象による温暖化と地震の続発。④常気を逸した事件の多発、等々。これらの元凶は全て政治にある。戦後の自立なき国家体制を延々と継続してきた政治にある!(喝ーツ)(平成20年8月20日投稿)

 

NO.54  破綻?日本国家財政

2009-06-23 20:32:31 | 政治
NO.54 「破綻?日本国家財政」

日本の国家財政の実情は、二〇〇五年度末の時点での負債総額一一一八兆円である。税収は四十五兆円程度だから、年間収入の二十倍以上の負債となる。民間企業の場合に産業再生機構が支援する基準は、負債総額が年収の十倍以内である。これでわが国家財政が如何なる状況にあるかが解るはずである。
では国家財政の破綻時期はいつか?結論としては、実経済として既に破産しているため、現実的にはいつ破綻してもおかしくない状況にある。財政の専門家は、国債の償還が多額に発生する二〇〇八年、二〇一三年の可能性が高いと言う。その理由は、①二〇〇八年度の借換債が、一三五兆円と急激に膨らむ。②団塊の世代のリタイヤがピ-クに達し退職金の支払いが急増、企業や国地方の会計を圧迫する。③二〇〇七年から日本が人口減に転じ労働人口が急激に減少し、年金の受給バランスが崩れる。④二〇一三年には、税収が国債の利払いを下回るのは確実らしい。⑤これとは別に、最も恐れるのが世界恐慌の兆しである。世界の証券市場から逃げ出した余剰資金が国際商品先物市場に殺到した結果、金融不安に原油と穀物相場の急騰と、人々の暮らしに必要な金、ネルギー、食料の三つの危機が同時進行していることである。三つの危機はすべて米国市場という同じ土壌から発している。わが国は、もう二進も三進も行かない状況下にある。
次に、国家財政が破綻した場合の状況である。①ハイパーインフレが起こる。ものすごい勢いで物価が上昇していき、制御不能な通貨価値の暴落によるインフレである。②増税等による国民負担増が起こる。大増税、消費税アップ、年金支給額減、資産税の可能性もある。③預金封鎖が起こる。すべての預金と貸金庫が封鎖され、資産は没収される可能性もある。④治安の悪化が起こる。ハイパーインフレや預金封鎖が起こると、中産階級を中心に国民の円資産が大きく目減りし、大多数の国民生活が破綻され、治安が極度に悪化する。⑤徳政令として、デノミ(一〇〇円が一円となる通貨価値切り下げ)が起こる可能性が大になる。
 今、わが国は容易ならざる事態にあることを強く認識しなければならない。しかしこの逆境は、わが国を好転させる。三〇〇年の徳川幕藩体制に開国を迫った黒船の如く、占領憲法下の日本の呪縛を解く最大のチャンス到来と感謝すべきである。
(平成20年7月20日投稿)