龍の声

龍の声は、天の声

「日本人の中の西洋の水を浄化する」

2020-11-19 07:20:59 | 日本

菅家一比古唆から言霊の華の声が届いた。
以下、要約しきす。


先の大戦後、アメリカの総司令長官・マッカーサーは、時の総理大臣・吉田茂に質問しました。「私はまだ少年の頃、父アーサーに連れられ日露戦争に観戦に行きました。その時に出会った将軍達は軍神と言っても良い程、威厳があり神々しかった。しかし、この度の戦争後に出会う将軍達にそれが見えなかった。一体それは何故だろう」と。
 
吉田茂は、それに答えられなかったのでした。そして当時、碩学で有名な哲学者・和辻哲郎博士にそのことを伝え、回答を求めました。
 
和辻先生は答えます。
「日露戦争当時の将軍達のほとんどは、江戸期の生まれであり、したがってその母達は江戸期に生まれ、江戸期に教育を受けた女性達です。それにより西洋の水が一滴も入っておらなかったのです。しかしこの度の戦争(大東亜戦争)の将軍達は明治に入り、西洋の水が入った教育を受けた母達から生まれ、西洋の水が入った教育を受け続けたこと。それが原因でありましょう」と。
 
「西洋の水」とは何か。それは個人主義であり、人権主義、合理主義、唯物論的思考の啓蒙主義とも言えます。日本は西洋化を急ぐあまり、その背景にあるキリスト教の伝統精神、プロテスタンティズムを抜きにして表舞台に踊り出て行ったのです。
 
当然日本の伝統的精神でもある「和のこころ」「清らと潔さ」「公益無私」「滅私奉公」「則天去私」の共同体精神などは希薄になります。唯物的、拝金主義的、利己的なエゴイズムが目覚め始めたのです。
 
現代はまるで西洋の水で出来上がった細胞の塊のような人間達の社会となってしまいました。我らは西洋の水を洗い流し、せめて心と魂は日本の伝統精神が生き続けられるよう
努力しなければなりません。その為にも「禊」を励行し、日本の神々に頭を垂れるのです。