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「初代神武天皇と三輪の妃(きさき)について」

2024-09-12 06:39:24 | 日本

初代神武天皇(じんむてんのう)は、日本神話において日本の初代天皇とされている。本名は「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)」であり、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫とされている。神武天皇は、九州の日向(現在の宮崎県)から東に向かい、大和(奈良県)を平定し、最終的に橿原宮(かしはらのみや)で即位したと伝えられている。これは『日本書紀』や『古事記』に記されている神話的な物語である。

◎神武天皇と三輪の妃(きさき)

神武天皇と関連する重要な人物として「三輪山(みわやま)」が登場する。三輪山は、奈良県桜井市にある神聖な山で、大物主神(おおものぬしのかみ)という神が祀られている。この大物主神は、三輪山を御神体とする三輪神社(大神神社)の主祭神でもあり、神武天皇との神話的な関係が見られる。

神武天皇の妃(きさき)として知られるのは、伊須気余理比売(いすけよりひめ)である。彼女は、大物主神と関わりが深いとされている。三輪山の神である大物主神の娘あるいは関係者とされることがあり、この神聖な地と神武天皇との縁を示すものとして考えられている。
天皇親政の初期、神武天皇につづく、綏靖、安寧、懿徳、考昭、考安、孝霊天皇までの代々の天皇、そして第10第崇神天皇は、三輪系の磯城県主(しきあがたぬし)或いは、これと並ぶ十市県主(といちあがたぬし)等の地元豪族より妃を迎えられている。(『大神神社(第三版)』

神武天皇と三輪山、そしてその妃との関係は、古代日本の神話や伝承の中で、日本列島の神聖な起源や天皇家の神聖性を強調するものとして重要な意味を持っている。










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