龍の声

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「日本は正真正銘の性善説の国」

2020-11-13 07:31:56 | 日本

菅家一比古さんから言霊の華が届いた。
以下、要約し記す。


日本は正真正銘の「性善説」の国です。欧米やイスラム世界、仏教世界に至るまで「性悪説」に基づいた個人観、社会システム、歴史、文化、精神に綴られてきた世界が現代も生き続けているのです。「生き馬の目を抜く」「弱肉強食」「優勝劣敗」の歴史は、常に闘争の歴史でした。

ヨーロッパでは、キリスト教国家でありながらカトリック対プロテスタントの血で血を洗う戦いが繰り返されました。フランスのユグノー戦争は40年間。オランダの80年戦争は、旧主国スペイン国王フェリペ2世が、ネーデルランド(現在のオランダ、ベルギー)のプロテスタント(カルビン派)にカトリックを強要し弾圧したことにより勃発したものです。この戦いでオランダは独立を果たします。

そして17世紀初め(1616年)、ドイツから始まりヨーロッパ全土を巻き込んだ30年戦争。神やキリストの愛と赦しを説きながら信仰上の違いから殺し合いをするのは、キリスト教同士に限ったことではなく、キリスト教対ユダヤ教、イスラム教対キリスト教、ユダヤ教対イスラム教。イスラム教の中でもシーア派対スンニ派等々。

スリランカや東南アジア諸国でも仏教対イスラム教、キリスト教対イスラム教と、世界では中世以降宗教戦争の連続なのです。そしてそれに伴う大虐殺はひっきりなしに起きています。その中で、日本の歴史では宗教戦争は全く皆無でした。

そして奴隷制を持たない、権力者による大虐殺も無い、ただの一度も侵略支配、植民地支配されたことが無い。となると一体日本はどういう国だったのか。世界史の奇跡と言ってもいいでしょう。建国以来二千七百年に亘って、万世一系の男系天皇が君民一体の状態で存在し続けている理由とは何か。

宇宙の光が降り立って生まれた日本。明治維新前後、日本にやってきた多くの外国人が驚嘆し感動した日本。それは異次元空間を観たからでした。アメリカの駐日公使ハリスは本国に送った手紙の中で、「この国に果たして西欧の悪徳をもたらして良いのだろうか」と書いております。

その当時の日本は欧米にとって全くの異次元であり、異空間であったため、西洋人の脳の回路に狂いをもたらし、β波であった脳がα波やθ波に変化したものと思われます。お母さんの手で押された揺り籠の赤ちゃんが、安心と安定を得てスヤスヤ寝入っている時がα波θ波状態です。伊勢神宮の参拝やお山登拝の頂上で神秘体験し易いのはそのためです。

多くの外国の著名人がそこで神秘体験をしており、その中でもラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や、アーノルド・トインビー博士(世界的に有名な歴史学者)、アインシュタイン博士、フランスの英雄で文学者でもあり思想家でもあったアンドレ・マルロー(仏文化省大臣)などはその代表格だったと言えるでしょう。

そして戦後、連合軍の一員として岩国基地(山口県)に降り立った英国の将校で貴族のヒュー・コーツタイツ卿は、諸悪の根源を「神道」と思い込んでいたのです。ある時、休暇をとり安芸の宮島に観光に訪れました。その時衝撃を受けたのです。自然美と調和の息を飲むようなあまりにもの美しさに。