老舗長崎松翁軒のカステラの写真だ
安土桃山時代、長崎に到着した南蛮船は好奇の的
新興の商人たちはスペインやポルトガルの珍しい異国の風俗に飛びついた
なかでもポルトガルがもたらしたカステラなるお菓子の甘さには度肝をぬかれたであろう
砂糖がたっぷり使われた日持ちするお菓子は、航海用の保存食であった
タマゴの香りと贅沢な甘みに長崎のひとたちはただうっとりするだけだった
しかし、日本人の優れたところは、その後、
水あめやはちみつを加えたりして、日本風に仕上げ
400年の時を経ておなじみのおやつにしてしまったこと
日本らしさとはこういうことなのか
絵画、陶器、書など
そしてお菓子、
どれをとっても日本人らしさとはその応用力だとおもう
日本人らしさを発揮するそのオリジナリテイーにも脱帽する
さて、お茶と一緒にカステラを食べてみようか
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