昨日土曜日朝早く上野の国立西洋美術館に行ってきました
今回は「ベルリン国立美術館展」です
ここは、私のアートの原点というべきところでしょうか
毎回どんな企画かまた陳列方法か楽しみです
まず驚いたのは第1部です
すばらしい数の絵画と彫刻品
とくに彫刻は小さなサイズが多かったですが、ブロンズや木製でよく原型をとどめていました
ほとんどが宗教絵画やそれにまつわる話
聖母子や受胎告知や最後の晩餐にかかわる作品
この時代は15世紀です
そして17世紀に入り絵画の黄金時代の突入となる
こちらもフェルメール以外に、ヤン・ステーン、デ・ヘーム、レンブラント、ライゲーベなども
すばらしかった
「首飾り」は壁に当った光が美しく、鏡を見つめる女性の顔の表情は明るく希望を持っているように感じました
そして、原画をみてみると机の下の暖房器具や
カーテンの金色と少女の洋服の金色が微妙に異なることがわかります
そして両手の柔らかさ、手前の椅子の金色のビスなどがほんとうにはっきりと浮かび上がってきました
レンブラントの「ミネルヴァ」も感動しました
第6部最終章のデッサンも良かったです
イタリア・ルネッサンスの巨匠のひとりボッティチェリの作品
ダンテの「神曲」からベアトリーチェ
もうひとりミケランジェロの「聖家族のための習作」(1503-1504)が緻密で最高でした
大変満足しました
東京都のマウリッツハイス展はギャラリーが多すぎていまいちでしたが
こちらベルリン美術館展の方が、全体的に質が高くよかった気がします
ついでに行った常設展には新展示品があり得した気持ちがしました