ニュース雑記帳

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日本の政治家が言う「核武装に関して議論すべき」との意見に関して

2006-10-21 15:40:24 | Weblog
中川さんや、麻生さんが「日本だって核武装することについて議論していくべきだ」って言ってますが・・・もし、本気だったら、これはマズイな(^^;。だって、日本は「持とうと思ったら、いつだって持てる技術も財力もあるのに、たとえ他の国が核で武装しようと、あえて日本は核を持たない」ってことに意味があるわけだからね。

けど・・・戦略として、こういうことを仄めかすことは、悪いことじゃないと思う。武士道的美意識からすると、あまり取りたくない戦略だけど・・・現実問題として、われわれが所属している国際社会では、黙って良い事したり、だまって我慢しても、それを誰も理解しないからね。良い事をしたら「良いことしましたよ!!」って積極的にアピールしないと駄目だからね。我慢するときは「今回は我慢してやるが、これは貸しだぞ」って、恩にきせなきゃいけない世界だからね。

だから・・・「日本は、敗戦以降、平和ボケした甘ちゃんの国だから、核を持つ根性はないなんて決めてかからないでよ。よく考えてみて・・・技術的にも経済的にも、その気になったら、数年で核兵器くらい、持てちゃうんだよ。もし日本がその気になったら・・・どうなるかなぁ~、世界の構図は」って、他の国に本気で考えてもらうのは、必要なことなんだと思う。

ただ・・・その状態を引っ張りすぎると、今度は、良識ある人たちから見放されてしまう。唯一の被爆国としての、存在意味も薄らぐ。だから「日本は核を持てないなんて安心しないでよ」とガツンと主張はしておいて、そのショックが現実の警戒心や敵意に変化する前に、「持てないわけじゃないけど、あえて持たないんだよ、日本は。それが、被爆国としての日本の決意だ!!」ということを、強く伝えるべきだよね。

と、わたしは思いますが。