天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

翼の生えた天使

2010-05-16 17:36:25 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『天使のレクチャー』
(ヒロコ・アイザックス著、ナチュラルスピリット)


また、わが家の小さなギャラリーの展示替えの日がやって来ました。

今回の本は、内容にももちろん惹かれたけれど、半分は表紙のカバー
写真に一目ぼれして手に入れた一冊。

こんな「イケメン」の守護天使がついていてくれたら、毎日ドキドキしちゃ
うだろうなあ。

そんなふうに想像を巡らせていたら、自分の守護天使の姿が無性に
見てみたくなったのでした。

でも、本来、天使というのは肉体を持たない存在ですから……

きっと、人間のような姿で現れるのは、私たちにとってどうしても、そう
してあげることが必要なときだけなのでしょう。


この本の著者のヒロコ・アイザックスさんはあるとき、守護天使の声を
聞くようになり、それを書き留めることを始めるのですが……


それからしばらくして、その守護天使が彼女の前に姿を現し、「サム」
という名前を名乗ったのです。

その場面を、本書から引用してみましょう。



「ごめんよ。驚かすつもりはなかったんだよ。ペンからっていうやり方で
は、僕が得体の知れない存在だって君が恐く感じてしまうのも当然か
なって思ったんだ。それでこの姿で現れてみたんだ。ほら、わかりやす
いだろ、僕が天使だって……」

 私はあらためて近くで天使をよく見てみた。輝く金髪に優しい安らかな
顔立ち、それに真っ白のローブと大きな翼!確かにわかりやすかった。
でも……!

「恐がることはないよ。僕はいつも君を守る立場でさえあるんだ」
単純なやり方だけどそれはなぜか私に効いていたみたいだ。その天使
の腕の中にいるとなぜか私の気持ちは落ち着き静かになった。



それからヒロコさんは、この「天使の姿をした」守護天使サムから、五つ
のテーマのレクチャーを受けることになるのです。


う~ん。翼の生えた天使。

それは本来エネルギーとして存在する天使の、あくまでも仮の姿なの
でしょうか。

でも、人間としては、背中に翼を生やしたあの姿であればこそ、自分の
見たものを、「確かにあれは天使なんだ」と信じられるものなのでしょう。

私自身は、天使のものと思われる光とエネルギーを毎日目にしますが、
ヒロコさんのサムのような、翼を生やした姿を見たことはまだありません。

それを目撃する日は、私に来るのでしょうか。

以前に、守護天使に話しかけてみたことがあるんです。

こうして光やエネルギーを見ているのだから、私はもう一生、翼を生やした
姿のあなたたちを見ることはないの?

答えは、声として返ってはきませんでした。

でも、そうなのかもしれないと、今まで思ってきました。それでもいいや、と
自分を納得させてきたのです。

でも、ほんとはね。

ほんとは、会ってみたいんです! 翼を生やした天使に。