Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

木曽路⑧ 「妻籠宿」(3) 本陣と脇本陣

2012年08月29日 16時49分30秒 | 国内旅行記

妻籠宿のほぼ中央にこの本陣があります。本陣とは天皇勅使・公家・大名・幕府の公用
で旅する役人のみが原則泊まれる最高級旅館という位置づけ。

同じ大名でも、格付けによって泊まれる宿場の本陣が決められていたようです。ここ
妻籠の本陣で定められた大名家の名前は残念ながら手元に資料がないのでボクには
わかりません。

いずれにせよ、年に数回しか大名行列なんてない時代、この旅館の経営は大変で
あっただろうと想像に難くありません。馬籠で島崎藤村の家が本陣を経営していた
ことは既に述べましたが、格式以上に相当な資産家であったことが偲ばれます。

本陣の少し先に石造りの門柱跡が見えますが、これは脇本陣の入り口。

脇本陣の門のひとつ。正門ではありませんが、なかなか立派な門です。

入り口アプローチ脇にはこんな井戸が。恐らく足軽さんやらお馬さんが使った
ものでしょうか。大きな井戸でありました。

脇本陣とは本陣で大名がかぶった時に使用される準高級旅館。面白いのは後から来た大名の
格式が高かった場合、先に泊まっていた大名はわざわざ宿替えをしてこちらにこなければ
行けないルールであったこと。大名行列ともなれば数百人規模の人数を従えての行動です
ので、宿替えなぞしたら大変な騒ぎでありましたでしょう。

因みに脇本陣もいっぱいになっていたらどうするか?これはお寺で代用したそうです。
前回アップした枡形の坂道の上のお寺が恐らくその役割をしていたと思われます。
なるほどと思わせる立派な造りでありました。

なお、この脇本陣。1877年の建築で、それまでご禁制であった総桧造りの建物で
あります。国の重要文化財に指定されています。え~と、この日ボクは暑さで脳みそ
がぐにゅぐにゅで、面倒くさくなって中の拝観は割愛させて頂きました(苦笑)

 

 

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ボクの散歩道:残暑厳しき折

2012年08月29日 08時10分34秒 | ボクの散歩道

処暑を過ぎても日中は変わらず酷暑、夜になっても熱帯夜が続きます。暑い暑いといわなくても
分かっちゃいるけどやめられずで、どうしても口に出ちゃう(苦笑)

不思議なものでちょっとした水場があって、木陰があると格段に涼しく感じて。
人間って心理的な動物ですねぇ。でも、年取るとなかなか身体が発するアラート
が脳に到達しなくなるとか。最近は外出すると余り好きじゃないんだけど、強制的に
水筒の水を飲むように心がけて。

風鈴の音も涼味を感じさせます。暫くこの大勢の風鈴の音を聞いていましたが、
今の風鈴って随分と工夫されていますね。殆ど煩さを感じさせぬ低い音に変わ
っている!

昔ご近所の軒下の風鈴の音が煩くて夜眠れずなんでありましたが。このくらい
の音なら我慢できるかも。

せせらぎの音なんて寝るときにはいいですね。時々、眠れないときにそんなCDを
かけて寝たりして。

(深大寺にて)

 

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