Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

Bの料理:牛すじ肉のカレー

2012年08月31日 16時35分48秒 | Bの料理

以前こちらで新大久保の牛すじカレーのお店を紹介しましたが、あの店構えを見て
自分でも作ってみたくなって。で、たまたまスーパーですじ肉を見つけたものですから。
迷わずゲット(爆)

牛すじ肉って下手に作ると固くて20年もののチューインガムを食ってるような状態に
なっちゃうんで、最初の挑戦ですので、先ず肉だけ圧力鍋を使って20分煮てみました。
それを再び煮込んだ野菜たちと一緒に、弱火でことこと煮ること30分。カレールーは
最近はまっている新宿中村屋のフレーク状のものを使って。

隠し味には、これも最近試しにやってみてたった一名に大変好評の乾燥トマト
2個のみじん切りを入れて。ご存知なかったら是非お試しを。出来れば辛口カレー
でこれを隠し味に使うと絶妙のうまさになりますよ。
そう、大阪で有名なあのインディアン・カレーのあの味に近いものが出来上がります。
丸の内のTOKIAビルに進出しているインディアン・カレーを食べたとき、多分あの
甘味は果糖由来だろうと睨んで、その後、味の再現を色々試みたのですけど・・・
この乾燥トマトの甘味が一番近いように思います。とても上品な味に仕上がりました。

さて、出来上がったカレーをたった一名のお客さんに食べさせたところ、「おお、うんめ~」
と馬のいななきのような声が上がったのは言うまでもありません。なにせ、女子の好むコラーゲン
たっぷり。このとろりんちょとした肉のうまみがなんとも言えませぬ。一口スプーンをすくって
口に運べば乾燥トマト由来の上品な甘味が、そして新宿中村屋のこくのあるカレーの
辛味が交互に口いっぱいに広がって。更にあのすじ肉のコラーゲンのこきこきした歯応えが!
自分で言うのもおこがましいですが、絶品カレーの完成でありました。

お供はサラダ。キィウィを入れて。塩コショウ+オリーブオイル+バルサミコ酢の我が家の
定番サラダです。キィウィを使うとレモン代わりになってとってもすっきりした味になります。
これもお試しを。

 

 

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深大寺:深沙大王のこと延命観音のこと

2012年08月31日 08時08分32秒 | 野川の桜

前にもご紹介していますが、深沙大王堂の奥に国分寺崖線(通称「ハケ」)から湧き出る
水源のひとつがあります。この水はボクの子供のころからずっと同じ水面を保って。
如何に豊富な水源であるかが分かります。

ハケは現在の国分寺辺りから始まり、多摩川を沿って走って田園調布付近まで続いて
いますが、野川やその本流の多摩川といった川の源流であり、武蔵野の貴重な水源と
して古代から人々の信仰の対象となったことは想像に難くありません。

仏教の到来と共に唐の玄奘三蔵を砂漠で救ったとされる水神、深沙大王信仰と結び
つき、関東の古刹として栄え、後にその名前も深沙大王から転じ「深大寺」となったと
言われています。

池の端には深沙大王像が護っています。この奥を進みますと、ハケを穿った小さな祠が。

ここにおわすは延命観音。

祭壇にはでっかい岩が飾られて。実はこの岩、昭和41年の秋田県の象潟での港湾工事現場
にて支障があった際に、原因となる岩を取り除いたところ、その岩になんと観音様が彫られて
おり、後にこれがあの天台宗を完成させた慈覚大師の自刻の像であったことが判明。

経緯は定かでありませんが、発見の翌年この深大寺に寄贈されたもの。

この写真ではなんだかよく分かりませんね(苦笑)

トリミングして拡大すると、この通り。延命観音の文字までくっきりと。
あの象潟の海の中にこうした岩があったとは、なんとも不思議であります。

 

 

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