百戦危うからず

孫子の言葉である。

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」

１０割打者というわけだ。

新人のウイルス君は「新人」というだけですでに「敵を知り、、」ができない。

打率５割になるわけだ。

そうであるのに、「行動計画」なるマニュアルがあることで、
「敵を知ってる」つもりになる。

つまり、ウイルス君を「なめてかかる。」

次に、行動計画の前提になっている、国内感染の初期発見と対応は
「強毒性」が前提だから、重症化や死亡の多発が前提。

今回のように、「弱毒性」ではそのアラームがならない。

特に「行動計画」を作った専門家のおっさん達は「アラームがならない。」
ことをちゃんと政府に伝えてないでしょう。

あるいは、そこまで想像力が動かなかったか。

いずれにせよ、専門家集団のおっさん達はそのことに責任がある。

だから、へそ曲がりの（失礼！でも褒め言葉だから）開業医が警告するまで
ウイルス君の一人舞台。

三つめは、想定をこえたウイルス君のアメリカ大陸からの進行速度。

「WHOの勧告が出たからそろそろ日本にでも行こうかい。」などと
とろくさいことはしない。

その結果は、ウイルス君が中にはいってから、門番をたてて戸締りをしている
ようなことになる。

以上が窓際日記流の今までの総括です。

いずれにせよ、「なめてかかる」と「負ける」

孫子も言ってるじゃないですか。

入国日は４月１１日

・新型インフルエンザ感染者の状況です。
・日本
　２２日現在

　　感染者　２９４人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　２．１倍　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　３３０人
　　あさって　　　３８０人

　・感染到達予測日

　　５００人　　　２７日
　　
　・世界順位（多い順）　 ４位

　・ウイルス入国推定日　４月１１日
　
・世界
　　２１日現在

　　感染者　１１０３４人　　死亡　８５人

　　感染倍率　１．４倍

　・感染者の予報です。

　　２２日　　　　１１３００人
　　２３日　　　　１１８００人

　・感染到達予測日

　　１万５千人　　２８日
　　　
・コメント

　国内の感染倍率が現実的な値になってきました。

　国内での初めての感染という情報で、一気に社会の感染に対する検出力が
　向上し、そのために初めの数日間は感染者の数が一気に増え、あたかも
　ものすごい感染力を発揮しているように見えますが、これは見掛け上のものだと
　思います。

　感染倍率２．１倍は現実的な値で、いままでの倍率が４に近いのは爆発状態で
　現実的ではありません。

　感染倍率２．１でウイルス入国日を推定すると、困ったことに
　４月１１日となります。

　このときは、メキシコ、アメリカあわせて３００名弱の感染者がいたと
　推定されますが、すでに誰かがウイルス君を日本に持ち込んでいます。

　WHOの警告が世界に発信されたのが４月の終り頃ですから、とても日本の
　検疫体制をふくめて対応が間に合うわけがありません。

　ウイルス君と現代社会が戦うのは、このようにとても難しいようです。


　世界の感染倍率が少しずつ上がってきています。

　注意が必要です。


　蛇足ながら、新型ウイルスの簡易検査ですが感度が低いようです。

　陰性と判断されても、症状が続く様でしたら再診をお勧めします。


　

東京で感染者

・新型インフルエンザ感染者の状況です。
・日本
　２１日現在

　　感染者　２６７人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　３．８倍　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　３２０人
　　あさって　　　４１０人

　・感染到達予測日

　　５００人　　　２４日
　　
　・世界順位（多い順）　５位 ーー＞ ４位（スペインを抜いた！）

　・ウイルス入国推定日　４月２９日
　
・世界
　　２０日現在

　　感染者　１０２４３人　　死亡　８０人

　　感染倍率　１．４倍

　・感染者の予報です。

　　２１日　　　　１０６００人
　　２２日　　　　１１２００人

　・感染到達予測日

　　１万５千人　　２８日
　　　
・コメント

　昨日、東京で初めての感染者が確認されました。

　検疫がザルだった証明例になりそうです。

　滋賀県の感染例は、神戸起点の感染がかなりの広範囲に
　広がっている事を示しています。


　世界の感染倍率が少し上がって１．４倍になりました。

　感染スピードの値そのものは落ちてきているのですが、
　まだまだ収束にはほど遠い様です。

２６日にはカナダを抜くぞ。

・新型インフルエンザ感染者の状況です。
・日本
　２０日現在

　　感染者　１９３人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　３．８倍　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　２４０人
　　あさって　　　３００人

　・感染到達予測日

　　５００人　　　２５日
　　
　・世界順位（多い順）　５位 ーー＞ ４位（スペインを抜いた！）

　・ウイルス入国推定日　４月２９日
　
・世界
　　１９日現在

　　感染者　９８３０人　　死亡　７９人

　　感染倍率　１．３倍

　・感染者の予報です。

　　２０日　　　　１００００人
　　２１日　　　　１０５００人

　・感染到達予測日

　　１万５千人　　２８日
　　　
・コメント

　日本は２６日にはカナダを抜いて、堂々の第三位。

　あまりほめられるものじゃないですけどね。

　日本はしばらく現状の感染スピードが続くと思われる。

　大阪と兵庫だけに感染者がカウントされているのはおかしい。

　カウント外の感染者は確実に周辺県と東京にいるはず。

　注意が必要です。


　世界は２０日に大台の１００００人到達。

　感染倍率が少し戻して１．３倍になりました。


　現状、日本の感染倍率が３．８倍ですので、世界の感染早さの約３倍で

　日本の感染が広がっているのがわかります。

ご都合主義

・新型インフルエンザ感染者の状況です。
・日本

　１９日現在

　　感染者　１６３人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　３．８倍　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　２００人
　　あさって　　　２５０人

　・感染到達予測日

　　３００人　　　２２日
　　
　・世界順位（多い順）　５位 ーー＞ ４位（スペインを抜いた！）

　・ウイルス入国推定日　４月２９日
　
・世界
　　１８日現在

　　感染者　８８２９人　　死亡　７４人

　　感染倍率　１．１倍

　・感染者の予報です。

　　１９日　　　　９２００人
　　２０日　　　　９６００人

　・感染到達予測日

　　１万人　　　　２１日
　　１万４千人　　３１日
　　　
・コメント

　日本は自分とこのせいでフェーズ６に上げられるのをきらっている。

　できの悪い学生レベルの話だ。

　こういうのを「ご都合主義」という。



　世界の感染倍率は下がってきています。

　日本だけががんばって感染倍率上げてます。




　

あ・き・れ・た

政府のインフルエンザ対策専門委員会のおっさんには
あ・き・れ・た。

「国はよくやっていると思いますよ。」だって。

翻訳すると「私達専門家が作ったガイドラインに素直にしたがって
インフルエンザ対策をやってますので、合格点をあげましょう。」と言うこと。

その結果があっというまの１７位から４位だもんね。

初戦大敗だよ。

本来なら、監督交代だ。

専門家の言うことをそのままやってりゃ間違いないと思っている
どこかの首相や大臣も問題だね。

実行責任というものがある。

「厳格な検疫をやっているから、日本は大丈夫だ。」というメッセージを
いっしょうけんめいに流して、仕事をやっている事を国民にアピールする。

それで国内発症者がでなけりゃよかったのだけれど、そうはいかない。

「ウイルス君がすでに国内に入っているかも知れない。」と考えるのは
リスク管理の基本。

それが出来てないから、たったの２日間で１３５名の国内感染者となる。

へそ曲がりの（失礼！）開業医がいなければもっとひどい事になっている。

感染倍率の高い方のモデルで逆算すると、遅くとも４月２９日にはウイルス君は
入国していることになる。

そして、入国して３日目に最初の国内感染者が発生。

あとは１８日までウイルス君の独走状態。
フリーランだね。

「国民の安心安全を守る。」だって。言うだけなら私にも出来る。

鳥さん由来のウイルス君でなくてよかったね。
神に感謝するよ。

危険です。入国しないでください。

・新型インフルエンザ感染者の状況です。
・日本

　１８日現在

　　感染者　９６人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　不明　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　１２０人
　　あさって　　　不明

　・感染到達予測日

　　２００人　　　不明
　　
　・世界順位（多い順）　９位 ーー＞ ５位（イギリスを抜いた！）
　
・世界
　　１７日現在

　　感染者　８４８０人　　死亡　７２人

　　感染倍率　１．２倍

　・感染者の予報です。

　　１８日　　　　８９００人
　　１９日　　　　９３００人

　・感染到達予測日

　　１万人　　　　２１日
　　　
・コメント

　日本もついにハイリスクカントリーの仲間入り。

　不要不急のかたは入国しないでください。

　この国のリスク対応力はほとんどゼロですね。

　近頃は、水際対策班長の桝添さんの顔もあまり見ませんし。
　（かわりに大阪のアンチャンがよくでてくる。）

　フェーズ５の警戒下でこれだけ急に感染者を増やす国は
　日本だけ。

　国際順位も上がったし、検疫対策しか頭にない麻生さん、どうします？

　「検疫で何とかしよう。」というのは、一国平和主義にもにて
　世の中をしらない鎖国主義ですね。

　それはそうとして、世界の感染倍率が急速に下がっています。

　これが本当かどうかは、２～３日様子を見る必要があります。




　

世界順位が上がりました

・新型インフルエンザ感染者の状況です。

・日本

　１７日現在

　　感染者　１２人　　　　　　死亡　０人

　　感染倍率　　不明　

　・感染者の予報です。

　　明日　　　　　２２人
　　あさって　　　不明

　・感染到達予測日

　　１万人　　不明

　・世界順位（多い順）　１７位 ーー＞ ９位
　
・世界

　　１６日現在

　　感染者　８４５１人　　死亡　７２人

　　感染倍率　１．７倍

　・感染者の予報です。

　　１７日　　　　　９５００人
　　１８日　　　　１０７００人

　・感染到達予測日

　　１万人　　１８日
　　２万人　　２４日　
　　３万人　　２８日
　
・コメント

　ついに国内感染者がでました。

　やっぱり検疫は穴の開いたザルでした。

　世界規模では、もうじき一万人の大台に乗ります。

　日本の感染者数の順位が跳ね上がりましたが、その国の持つ

　新型インフルエンザの検出力が高い場合はどうしても高位の

　順位を持つことになります。

アメリカという国は

・新型インフルエンザ感染者の状況です。

　１５日現在

　感染者　７７３５人　　死亡　７０人

　感染倍率　２．２倍

・感染者の予報です。

　明日　　　　　８４００人
　あさって　　　９４００人

・感染到達予測日

　１万人　　１８日
　２万人　　２５日　
　３万人　　２８日
　
・コメント

　アメリカという国はいつも自分の都合のよいように行動する。

　今回も感染者の発表を、「感染が濃厚」まで含めて発表するように
　してしまった。

　このために感染倍率が２．２倍に跳ね上がっているが、これは見かけ上であり
　基本的にウイルスのもつ感染倍率が変化したものではない。
　　　
　おなじように、９日までの感染倍率が４を超えていたのは、どうやら見かけ上の
　ものであったようです。

　アメリカのCDCの感染者報告数が８日、９日と異常に増加しています。

　この影響をうけて、感染倍率が高めにでました。（今回と同じ。）

　またそのために、それ以降の感染倍率はその影響を受けて、
　実際よりは低めに出ていました。

　以上のことを考慮に入れると、感染には全く歯止めがかかっておらず、
　ウイルス君は順調に勢力を広げており、人類の対応は有効ではなく
　負け続けていることになります。



　

月末までに３万人の感染者

・新型インフルエンザ感染者の状況です。

　１4日現在

　感染者　６４６９人　　死亡　６５人

　感染倍率　１.２倍

・感染者の予報です。

　明日　　　　　７０００人
　あさって　　　７８００人

・感染到達予測日

　１万人　　１９日
　２万人　　２７日　
　３万人　　３１日
　
・コメント

　感染倍率が昨日より少し下がりました。

　感染スピードが落ちたといっても、月末までに３万人に達する速さです。