窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・ボトム 10 ランキング・200年以上保管が必要な放射性廃棄物

2011-05-03 01:36:41 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第16週( 4月18日~24日)・14の県が注意報レベル継続。                              
 ・第17週( 4月25日~ 1日)      
 ・第18週( 5月 2日~ 8日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第22週~23週(6月上旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               11週   12週   13週  14週   15週  16週
   A(H1)pdm     23     7     3     0     0     1
   A(H3)         49    51    52    55    33    35
   B             28    42    45    45    65    64

 新型が1%で、A香港型も35%に横ばいです。

 B型も横ばいの64%です。

 今シーズンの現状累積での占有率です。

   A(H1)pdm     57%
   A(H3)         31%
   B             11%

 ・定点状況推移(人)
               11週   12週   13週  14週   15週  16週
  2011年定点データ 17.25 12.33 10.02  6.35  6.42  7.56

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人    31万人
 ・第15週( 4月11日~17日)     6.42人    31417人    30万人
 ・第16週( 4月18日~24日)     7.56人    36993人   (35.5万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第17週( 4月25日~ 1日)     7.49人    36620人   37.0万人

  ・ 3日                      1.07人               5.2万人
  ・第18週( 4月 2日~ 8日)     7.41人    36285人   36.6万人

 ・ボトム10 ランキング

            4月10日      4月17日      4月24日

    38      香川          滋賀          茨城
    39      千葉          千葉          千葉
    40      秋田          茨城          愛知
    41      富山          神奈川         神奈川
    42      神奈川         徳島           山口
    43      栃木          栃木          栃木
    44      茨城          富山          福島
    45      徳島          岩手          富山
    46      岩手          福島          岩手
    47      宮城          宮城          宮城

 ・コメント

 45位  富山     2.54人
 46位  岩手    2.23人
 47位  宮城    0.78人

ご常連は岩手、茨城、宮城、栃木、神奈川、千葉、富山、の7県です。

これは前の週から1県の増加です。

・流行レベル(定点1.0人)以下になった県

第12週、13週、14週、15週、16週いずれも宮城のみ

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・5月2日状況・・

放出放射性物質、チェルノブイリの10分の1!これはすごい量です。

当面の海洋汚染は大気汚染の100分の1程度で、原発の放射性物質が流出。

最終的に福島県域から海に流れ込む放射性物質の量はまだ増える見込み。

コメント

汚染水は放射性物質を分離して、水は冷却水として使うと。

分離された放射性物質は高濃度に濃縮され危険性は一層高まります。

そして200年以上保管してようやく放射能強度が100分の1になります。

原発内放射性がれきもご同様ですね。


半径3km以内の放射線量が高いというのは、このエリアはほとんど原発敷地内と
同様に考えなくてはならないと言う事を暗示しています。

このエリアを浄化するには原発敷地内をすべて「放射性廃棄物置き場」にしても
足りないほどの「放射性廃棄物」がでることになります。

ということは、少なくとも200年以上は「立ち入り禁止」ですかねえ、菅さん。

なにせチェルノブイリの10分の1の量ですから、なまやさしいものではありませんよ。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~4月4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     
 5日~ 12日の単純合計 ・・・414.9μ・Sv/H     
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)     
16日~ 22日の単純合計 ・・・312.5μ・Sv/H     

23日・・・43.6μ・Sv/H)      24日・・・46.3μ・Sv/H
25日・・・52.1μ・Sv/H)      26日・・・(46.4μ・Sv/H)
27日・・・37.0μ・Sv/H)      28日・・・34.0μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
29日予測値・・35.8μ・Sv/H  実測37.5μ・Sv/H  予測誤差 -4.5%  
30日予測値・・32.8μ・Sv/H  実測38.8μ・Sv/H  予測誤差-15.5%  
 1日予測値・・36.2μ・Sv/H  実測39.9μ・Sv/H  予測誤差 -9.3%  
 2日予測値・・37.5μ・Sv/H
 3日予測値・・38.6μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・98305μ・Sv (98.3m・Sv)

到達予報
100m・Sv・・・5月 5日
112m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
120m・Sv・・・6月 5日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
392m・Sv・・・2012年3月11日(地震から1年後までの積算予測)

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~4月 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     
 5日~  14日の単純合計・・・259.7μ・Sv/H     
15日~  24日の単純合計・・・244.0μ・Sv/H     

25日・・・ 19.4μ・Sv/H   26日・・・(23.7μ・Sv/H)
27日・・・ 22.4μ・Sv/H   28日・・・17.5μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
29日予測値・・21.9μ・Sv/H  実測19.5μ・Sv/H  予測誤差+12.3%  
30日予測値・・17.0μ・Sv/H  実測18.1μ・Sv/H  予測誤差 -4.5%  
 1日予測値・・19.0μ・Sv/H  実測17.8μ・Sv/H  予測誤差 +6.7%  
 2日予測値・・17.6μ・Sv/H
 3日予測値・・17.2μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・51735μ・Sv (51.7m・Sv)

到達予報
59m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
68m・Sv・・・6月22日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208.3m・Sv・・2012年3月11日(地震から1年後)

4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~  26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~4月 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     
 6日~  15日の単純合計・・・20.44μ・Sv/H     
16日~  25日の単純合計・・・18.70μ・Sv/H     

26日・・・1.80μ・Sv/H      27日・・・1.80μ・Sv/H     
28日・・・1.70μ・Sv/H      29日・・・1.70μ・Sv/H     
29日予測値・・1.77μ・Sv/H  実測1.70μ・Sv/H  予測誤差 +4.1%    
30日予測値・・1.67μ・Sv/H  実測1.70μ・Sv/H  予測誤差 -1.8%    
 1日予測値・・1.67μ・Sv/H  実測1.80μ・Sv/H  予測誤差 -7.2%    
 2日予測値・・1.67μ・Sv/H  
 3日予測値・・1.77μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・4904μ・Sv (4.90m・Sv)

到達予報
5.0m・Sv・・・5月 5日
6.0m・Sv・・・6月 2日

政府予報  ・・・但し4月27日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・2012年3月11日(地震から1年後)

福島市では小中学校の校庭が国の定めた3.8μ・Sv/Hを上回る測定値を出して
いる所があります。

このことからわかる事は、福島市内でも場所によっては放射線の強さが大きい所が
あるということです。

これらの放射線強度が強い場所では年間で20m・Svを超える可能性がありますね。

同様に、郡山、本宮、二本松、伊達、も完全に安心できるエリアではなさそうです。

福島市を含めて、65km圏内は残念ですがグレーゾーンの模様です。

コメント

3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いているのか、あるいはヨウ素131はすでに減衰して残るはセシウム137
メインになった為なのか、横ばい傾向が強くなっています。

放出の影響ならば「止めればいい」のですが、セシウムの影響となるとやっかいな
事になりそうですね。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.649m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の法律での取り決め。でも建前かい枝野さん?)

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.82m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.90m・Sv

原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

原発作業員は通常は50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量51.7m・Sv

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量98.3m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

コメント

下水処理施設の汚泥溶融物が通常の1000倍以上のセシウムで汚染されました。

7.3m・Sv/H程度になりますか。

雨の影響とのことです。


そうすると、雨水が流れ込む川の水も当然汚染されていて、流れ込む海も汚染
されるということになります。

そして、海産物も汚染ですか。

本当に困ったことですね。


雨が降ると、多分地表面にあったセシウムは土の中に浸透しますね。

取り除くのが一層困難になります。

削り取っても、こんどはどこに捨てるのかすぐに問題になります。

郡山の例をみればよく分かります。


それでも郡山市は「子どもを守ろう」として行動したのですから、まあまともだと
思えます。

県のどなたかの様に「県は国の言うとおりにします。」だけではあまりにも「芸が
ない」というものですよ。


65km圏内の校庭の表土でこれだけ問題になるのですから、20km圏内の汚染
土や汚染がれきの処理は大問題になりますね。

そういえば余り問題になりませんでしたが、屋内退避の時に使ったのレインコート
とマスクと帽子、ビニール袋につめてありますけれど、どうしたらいいのかその後
の指示がありません。

お願いすれば官邸で引き取ってもらえるのでしょうかねえ、枝野さん。

連絡いただければ、すぐにでもお送りしますので。

PS

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で避難及び計画避難、
屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
避難(50m・Sv以上)   ・・・32Km以内   ・・・24Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv以上)・・・45km以内   ・・・38Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv以上)・・・55km以内   ・・・48Km以内   (30km以内)

法律遵守(1m・Sv以下) ・・・89km以遠   (・・・82Km以遠)

24km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、37km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

従いまして、窓際日記同様に屋内退避が苦手な方にお勧めの基準ですね。

以上、御参考にしていただければと思います。


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