窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・ウイルス サーベイランス ランキング、本当に信頼できる情報源はどこにあるの?

2011-03-25 01:34:16 | Weblog
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第10週( 3月 7日~13日)・4つの県が警報、25の県が注意報レベル継続。                    
 ・第11週( 3月14日~20日)      
 ・第12週( 3月21日~27日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                5週    6週    7週   8週    9週  10週
   A(H1)pdm     72    58    55    43    30    23
   A(H3)         20    30    30    48    50    52
   B              8    12    15    14    20    25

 第10週も新型が減少しました。

 新型が23%に減少、A香港型は52%に増加です。

 B型も増加して25%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     64
   A(H3)         29
   B              7

 ・定点状況推移(人)
                5週    6週    7週   8週    9週  10週
  2011年定点データ 28.93 21.50 16.35 15.75 13.85 16.81

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 8週( 2月21日~27日)    15.75人    77751人     71万人
 ・第 9週( 2月28日~ 6日)    13.85人    68327人     59万人
 ・第10週( 3月 7日~13日)    16.81人    79174人     68万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第11週( 3月14日~20日)    14.34人    70849人   61.6万人

  ・24日                      1.86人               8.0万人
  ・25日                      1.84人               7.9万人
  ・第12週( 3月21日~27日)    13.03人    64412人   56.0万人

・各県別ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(2.22現)

三重    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(3.15現)

香川    PCR検査報告スタート。簡易検査も報告あり。(2.22現)    

山口    PCR検査実施中。簡易検査報告もあり。(2.22現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(3.1現)

青森    PCR検査報告実施開始。(3.15現)

秋田    PCR検査報告実施開始。(3.23現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(3.6現)

宮城    PCR検査報告実施中。(3.1現)

群馬    PCR検査報告実施中。(2.22現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(3.23現)

千葉    PCR検査報告実施中。(3.1現)

東京    PCR検査報告実施中。(3.1現)

長野    PCR検査報告実施中。(2.22現)

大阪    PCR検査報告実施中。(2.22現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(3.15現)

石川    PCR検査報告実施中。(3.6現)

鳥取    PCR検査再スタート。(3.15現)    

島根    PCR検査報告実施中。(2.22現)

広島    PCR検査報告実施中。(2.22現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(3.23現)

高知    PCR検査報告実施中。(2.22現)

福岡    PCR検査報告実施中。(3.15現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(3.15現)

熊本    累積報告で実施中。(3.23現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(3.6現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

新潟    PCR検査報告実施中。(3.1現)

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。(3.1現)

神奈川   PCR検査報告実施中。(3.23現)

山梨    PCR検査報告実施中。(3.15現)

福井    PCR検査報告実施中。(3.23現)

長崎    PCR検査実施中。(3.1現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(3.6現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(3.15現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(3.15現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(3.6現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(3.6現)


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

栃木    情報なし。HPが迷宮。(3.1現)

富山    情報無し。(3.23現)

和歌山   情報無し。(3.6現)

滋賀    情報なし。(2.22現)

京都    情報なし。(3.6現)

徳島    情報なし。(3.15現)

大分    情報なし。(3.23現)

宮崎    情報なし。(3.15現)

鹿児島   情報なし。HPが迷宮。(3.1現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  26県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 11県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   9県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
                5週    6週    7週   8週    9週  10週
ランク  A+&A      64    70    67    65    61    59
     Aー&B+     22    15    17    17    20    22
     B&C        13    15    15    17    20    20

富山がランクA+からランクB下がりました。

神奈川、福井がランクAからランクA-に下がりました。

秋田がランクBからランクAに上がりました。

ランクA&A+が減少傾向継続で、ほぼ6割に落ちてしまいました。

ピークを過ぎてももう少し頑張って欲しいものですね。

PS

・・福島原発事故関係情報・・
・・ハイパーレスキューの方々のGood Jobに感謝・・

原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)

日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)

ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)

・・3月24日状況・・

1号機・・・建屋上部爆発により損傷、中央制御室一部通電開始。

2号機・・・原子炉圧力抑制系損傷。

3号機・・・建屋上部爆発により損傷。中央制御室一部通電開始。

4号機・・・建屋側面と上部爆発により損傷、

5号機、6号機・・・外部電源で冷却用ポンプが再稼働。中央制御室稼働。

1~6号機の電源引き込みの工事は完了。

いままでずっと気になっていたのですが、原子炉に注入して炉心を冷却した海水は
そのまま海に排水していたのではないですよね。

そんなことをすれば放射能汚染でとんでもないことになりますが、まさかねえ。

それとも実はそうやっているのですか、東京電力さん?

・・放射線状況

・・・発電所敷地境界
                 
正門でのこれまでの観測されたピーク値・・11900μ・Sv/H
(3号機で400000μ・Sv/Ht程度の時に正門では11900μ・Sv/H程度の模様。)

・・・20km~30kmの屋内退避エリアでの推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H         北西25Km地点 
17日午後2時   ・・・167μ・Sv/H        北西30km地点
18日午前10時  ・・・150μ・Sv/H        北西30km地点
19日         ・・・136μ・Sv/H        北西30km地点
20日         ・・・110μ・Sv/H        北西30km地点
21日         ・・・90μ・Sv/H         北西30km地点
22日         ・・・75μ・Sv/H         北西30km地点
23日         ・・・75μ・Sv/H         北西30km地点

24日         ・・・66μ・Sv/H         北西30km地点

 ・・・20km~30kmエリアでの15日15時からの推定累積放射線量

24日終了時点   最大推定値・・・22899μ・Sv (22.9m・Sv)
             平均推定値・・・11450μ・Sv (11.4m・Sv)

ついに自衛隊員の許容被ばく線量を突破しましたよ、菅さん。

ちなみに年間許容放射線量は、一般人で1m・Sv(建前)、自衛隊員で20m・Sv、
消防署員は30m・Sv,原発作業員は通常は50m・Sv、今回特例で250m・Sv

80km退避勧告のアメリカ国民は10m・Sv。

そして、日本の事実上の年間許容量は10m・Sv~16m・Sv程度の模様。
(詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)

コメント

・・福島市の状況

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省モニター車データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H
16日・・・20μ・Sv/H        
17日・・・13μ・Sv/H     
18日・・・11μ・Sv/H 
19日・・・9.5μ・Sv/H     
20日・・・9μ・Sv/H     
21日・・・7.3μ・Sv/H     
22日・・・(6.7μ・Sv/H)     
23日・・・6.1μ・Sv/H     

24日・・・5.4μ・Sv/H     

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

24日終了時点   累積での推定値・・・2119μ・Sv (2.1m・Sv)

たてまえの許容量基準1m・Svはとうに超えているようです。

日本の自然放射能の平均値1.5m・Svも超えてしまいました。

次は世界平均の2.4m・Svですが、すぐそこですよ、枝野さん。


昨日のNHKニュースでまたしてもやっていました。

「福島市の24日の放射線量は5.43μ・Sv/Hで、通常よりは高いが1時間浴び
続けても胃のX線検査の被ばく量の110分の1。」

従って「健康には問題ない。」と。


あきれました。

流しているニュースの是非が分からないNHKさんではありませんものね。

それともやっぱり「圧力」ですか?

報道責任というものをどのようにお考えなのか、一度聞いてみたいものですね。


「1時間浴び続けても110分の1」というのは、福島に1時間以上は滞在するつもり
のない原子力安全委員会のお歴々には確かにあてはまりますね。

でもすでに216時間、連続して放射線を浴びている住民の方々の健康は
どうなるんでしょうか?

原子力委員会ははっきりと答える義務がありますよ、斑目委員長さん。


お話変わって、水道水汚染の件。

雨と言うのは大気はきれいにしてくれますが、そのかわり地表は汚れます。

少量の雨降りの後の自動車のフロントガラスがその証拠です。

その効果で東京の水道水が暫定基準を超える程汚れるとはさすがに
想定できませんでした。


おかげでいままで他人ごとだった都民は大慌て。

水の確保に走ります。

これまで「(東京は)大丈夫だ。」の大合唱をしていたマスコミも大慌て。

これで「新宿に1日たっていても大丈夫だ。」と言っていた人も「おのれの
あさはかさが身にしみる」とよいのですがね。

なかにはさっそく「手のひら返し」で政府をせめるキャスターさん。

まあこれはキャスターさんの得意技ですからしょうがないですかねえ。


「管理された放射能の大気放出」の行きついた先がこれですか、枝野さん。

大気や海を汚すことの結末は結局人に戻ってくるようですね。

当然といえば当然で、この結末だけは窓際日記、想定していましたよ。

PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~35km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

文科省発表資料参照してください。

Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。


もうすでに累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えている可能性があります。

ですので、この付近の住民の方は避難されるのが妥当かと思われます。

福島県の対策本部の皆さま、お忙しいでしょうけれども、よろしくご検討願います。


国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。

現実は簡単に「想定外」を引き起こします。

今は現実の観測データに従って行動された方がよろしいかと思われます。

国に義理立てして住んでいる我々住民の健康に悪い影響を与える必要は
全くありませんものね。

放射能レベルの高いエリアで屋内退避の指示もなしで、通常の生活を続けるのは
リスクが高すぎますよ。


老婆心ながら一言。

原発から北北西40kmにある飯館村。

飲料水やら原乳やら土壌やらがかなり高い値で放射能汚染されています。

大気中のモニタリングの数値も「高いなあ」と思っていたのですが、ちゃんと
トレース出来ていません。

でも、この地区の皆さんも予防的な自衛手段として、「屋内退避」を念頭に
生活された方がよろしいかと思います。

飯館村も特異的に放射能濃度が高くなっている可能性が十分にありますので。

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