窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・ワクチンのリスクは?

2009-09-08 01:39:55 | Weblog

8月18日時点での入院患者数は累積で230人。

その時点での累計患者数が28.2万人。

従って入院率は0.082%。


9月5日現在の累積患者数は71.1万人。

0.082%をかけて、累積入院患者数は583人。

この時点での重症化した方は、死亡10名を含めて42人。

従って重症化率は0.0059%となる。

こうしてみると、入院患者のほぼ10%程度が重症化するという
厚生省のシナリオはそんなに間違ってはいない。

しかしながら、発症患者の1.49%が入院するというのは
随分とサバを読んだ数値だね。


さて、ワクチンの安全性を調べる為の治検対象数だけれども
なかなか1万人規模のものは出来ないでしょう。

やれて1000人か。

これでは全員に何の副作用もでなかったとしても、
リスクは0.1%未満としか言えない。


重大な副作用があるかないか、ちゃんとした判断をしようとしたら
少なくとも17000人規模の治検が必要である。

これでようやく0.0059%の重症化リスクを検出できる。


これほど安全性の保証というものは難しいものである。

ゆめゆめ500人程度のテストで一人も異常が出なかったから
「ワクチンは安全だ。」などという「ダマシ」は勘弁願いたい。

鳩山さん、しっかりたのみますよ。


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