窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・第15週はB型が急増です。一時帰宅での被ばく量リスクはどれくらい?

2011-04-24 01:25:03 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第14週( 4月 4日~10日)・9の県が注意報レベル継続。                     
 ・第15週( 4月11日~17日)      
 ・第16週( 4月18日~24日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
   A(H1)pdm     23    23     7     3     0     0
   A(H3)         52    49    51    52    55    33
   B             25    28    42    45    45    65

 新型が0%で、A香港型も33%に減少です。

 B型は増加して65%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     58
   A(H3)         32
   B             10

 ・定点状況推移(人)
               10週   11週   12週  13週   14週  15週
  2011年定点データ 16.81 17.25 12.33 10.02  6.35  6.42

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第13週( 3月28日~ 3日)    10.02人    48290人    47万人
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人    31万人
 ・第15週( 4月11日~17日)     6.42人    31417人  (31.8万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・24日                      0.33人               1.6万人
  ・第16週( 4月18日~24日)     2.76人    13358人   13.5万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1267.9万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      689.0万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2763.9万人  100人に21.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第16週( 4月24日)               1267.9万人  

・入院状況(第15週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      441人( 4月17日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    240人( 4月17日現在)    重症化率  0.0034%

 ・死亡(含む疑い例)   176人( 4月17日現在)     致死率   0.0014%


       今シーズン(15週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0035%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0014%          0.00097%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第13週( 3月28日~ 3日)  8.92人   10.02人   -10.6%
 ・第14週( 4月 4日~10日)  8.07人    6.35人   +27.4%
 ・第15週( 4月11日~17日)  4.02人    6.42人   -38.0%

 今回の定点合計報告数は31417人で、当ブログ予報は19469人でした。

 今回予報誤差はー38.0%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.6%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は14万人程です。、

 新型は0%、A香港型は55%、B型は45%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2763.9万人で、
 これまでに100人に21.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1872万人で、100人に76.9人が感染したことになります。

 成人は890万人で、100人に8.6人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・25県56カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(13カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場2か所)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場2か所)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、兵庫(カンムリカイツブリ)、奈良(養鶏場)
青森(ハヤブサ)、島根(キンクロハジロ)、千葉(養鶏場2か所)
和歌山(オオタカ)、愛知(ハヤブサ)

農水省の専門家のみなさん、H5N1は終息とのご判断です。

本当にそうならいいのですが、もう少し様子を見ましょうか。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月23日状況・・

2号機内部はサウナ風呂状態。原子炉が破壊され蒸気が流出中。

2号機トレンチ内汚染水、貯蔵施設に480トン/日で排出中。

・・放射線状況

・・・原発北西20km地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~ 4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     

 5日・・・58.3μ・Sv/H      6日・・・58.6μ・Sv/H
 7日・・・58.5μ・Sv/H      8日・・・53.5μ・Sv/H
 9日・・・47.5μ・Sv/H     10日・・・52.0μ・Sv/H
11日・・・53.5μ・Sv/H     12日・・・33.0μ・Sv/H
13日・・・(45.4μ・Sv/H)    14日・・・(43.8μ・Sv/H)

15日・・・(42.4μ・Sv/H)    16日・・・43.8μ・Sv/H
17日・・・39.4μ・Sv/H)      18日・・・49.8μ・Sv/H
19日・・・42.7μ・Sv/H)      20日・・・46.8μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
20日予測値・・47.6μ・Sv/H  実測46.8μ・Sv/H  予測誤差 +1.7%  
21日予測値・・40.8μ・Sv/H  実測43.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
22日予測値・・44.9μ・Sv/H  実測47.0μ・Sv/H  予測誤差 -5.1%  
23日予測値・・41.3μ・Sv/H
24日予測値・・45.2μ・Sv/H

 ・・・原発北西20km地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・89554μ・Sv (89.6m・Sv)

到達予報
 90m・Sv・・・4月25日
110m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
112m・Sv・・・5月25日

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~ 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     

 5日・・・ 29.1μ・Sv/H    6日・・・28.3μ・Sv/H
 7日・・・ 27.8μ・Sv/H    8日・・・24.6μ・Sv/H
 9日・・・ 26.1μ・Sv/H   10日・・・25.2μ・Sv/H
11日・・・ 23.9μ・Sv/H   12日・・・26.4μ・Sv/H
13日・・・ 27.0μ・Sv/H   14日・・・21.3μ・Sv/H

15日・・・ 22.5μ・Sv/H   16日・・・25.3μ・Sv/H
17日・・・ 23.1μ・Sv/H   18日・・・28.6μ・Sv/H
19日・・・ 22.0μ・Sv/H   20日・・・31.0μ・Sv/H
20日予測値・・26.7μ・Sv/H  実測31.0μ・Sv/H  予測誤差ー13.9%  
21日予測値・・21.3μ・Sv/H  実測24.0μ・Sv/H  予測誤差-11.3%  
22日予測値・・30.4μ・Sv/H  実測21.6μ・Sv/H  予測誤差+40.7%  
23日予測値・・23.6μ・Sv/H
24日予測値・・21.1μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・47502μ・Sv (47.5m・Sv)

到達予報
50m・Sv・・・4月28日
61m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
63m・Sv・・・5月28日

4月 2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

8月16日には避難基準の50m・Svに到達しそうです。

              但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~ 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     

 6日・・・2.24μ・Sv/H       7日・・・2.22μ・Sv/H     
 8日・・・2.16μ・Sv/H       9日・・・1.96μ・Sv/H     
10日・・・2.04μ・Sv/H      11日・・・1.94μ・Sv/H     
12日・・・1.95μ・Sv/H      13日・・・1.93μ・Sv/H     
14日・・・2.00μ・Sv/H      15日・・・2.00μ・Sv/H     

16日・・・2.10μ・Sv/H      17日・・・1.60μ・Sv/H     
18日・・・1.90μ・Sv/H      19日・・・1.90μ・Sv/H     
20日予測値・・1.82μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 ー4.2%    
21日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
22日予測値・・1.85μ・Sv/H  実測1.90μ・Sv/H  予測誤差 -2.6%    
23日予測値・・1.86μ・Sv/H  
24日予測値・・1.86μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・4527μ・Sv (4.53m・Sv)

到達予報
5.0m・Sv・・・5月 6日
6.0m・Sv・・・6月 7日

ただいま世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。

食品では年間5m・Svまでの内部被ばくを許容していますので、福島市の住民は
今回は10m・Sv程度までの被ばくを覚悟しないといけなくなりそうですね。


3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いているのか、あるいはヨウ素131はすでに減衰して残るはセシウム137
メインになった為なのか、横ばい傾向が強くなっています。

放出の影響ならば「止めればいい」のですが、セシウムの影響となるとやっかいな
事になりそうですね。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.272m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.69m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.53m・Sv

アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量47.5m・Sv

原発作業員は通常は50m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西20km地点の被ばく量89.6m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。

コメント

20km圏内一時立ち寄りは2時間とのこと。

まあ、バスの移動時間も含めて最大滞在時間は4時間という所でしょうか。

今回の立ち寄りで最大1m・Svの被ばくが限度ということで、200μ・Sv/H以上の
エリアは立ち入り禁止。

3km圏内は400μ・Sv超えがあるとのことで、3km~20kmに制限された。

このエリア内では最大で124μ・Svなので、4時間いても496μ・Svとなる。


以下、4月21日時点での窓際日記推定の放射線被ばく量さです。

     放射線強さ(μ・Sv/H)  4時間滞在での被ばく量(m・Sv)
3Km    150            0.600
5km    130            0.520
10km    92            0.368
15km    65            0.260
20km    45            0.180

行かれる方は個人線量計記録に上記数値を参考にして記録することをお勧め
します。

帰りはスクリーニング検査と除染があるようですが、到着地点での放射線強さを
教えてもらっとくと記録がもっと確実にできますね。

PS

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で避難及び計画避難、
屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
避難(50m・Sv~)   ・・・30Km以内   ・・・23Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv~)・・・44km以内   ・・・36Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv~)・・・54km以内   ・・・47Km以内   (30km以内)


23km地点では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、36km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。

このエリアはようやく「計画的避難区域」に指定されましたが、避難されるまでは
「屋内退避」の生活が基本ですね。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

従いまして、窓際日記同様に屋内退避が苦手な方にお勧めの基準ですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ避難指定の80km地点では積算放射線量が1.69m・Svに
なりました。


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