窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

最終処分場

2012-09-04 04:47:47 | Weblog
低レベル、短寿命の放射性廃棄物の最終処分場の場所でさえこの騒ぎ。

まあもっともこのゴミは想定外の原発事故で出たものですがね。


本来は東電にお引き取り願うのが筋のものですね。

でも、そんな力はどの電力会社にもありません。

そのくせ「原発の運転、させてください。」と言うのです。

ずうずうしいものですね、考えてみれば。


低レベルの放射性ごみ。

今回のは焼却灰ですね。

200年ほどの安定的な保管が必要です。

江戸時代まっさかりに発生したごみを今まで保管しておくとそういうこと
になりますね、200年という長さは。


さて、高レベルの放射性ごみ。

原発を運転すれば必ず発生します。

再処理しても出ます。

燃料棒の最後の燃えカス。

万年単位での安定的保管が必要です。

ネアンデルタール人が出したごみを安定的に現代まで保管しておくと
そういう訳ですね。


日本の政治は孫の時代にツケをまわさないようにはしますが、
1万年先の日本人のことなどは「どうでもいい」ようです。

でも、1万年ももつ保管技術や保管場所などは日本のどこにもありません。

これが政府が進めてきた原子力行政の行きつく先の姿です。

無責任といえばこれにつきますねえ、野田さん。

お得意の「決められる政治」とやらで何とかしてくださいよ。

コメント
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