知っている人は知ってる。知らない人は、誰それ?
当時、なぬ~ 第二のZepか?って局地的に噂に登ったハードロック・バンド、パリス。
1974年、フリートウッド・マックを脱退したギタリストのボブ・ウェルチが元ジェスロタルのベーシスト、グレン・コーニックと元ナッズのドラマー、トム・ムーニーらとまさかのハードロック・トリオを結成。
そして1976年についにセルフ・タイトルのアルバムParisが完成。
当時70年代初期隆盛を誇ったハードロックも下火となりディスコやパンクがこの世の春を楽しんでいて流石のオイラもちょっとがっくりしていた頃、“ボブ・ウェルチ、よくやってくれた!”と普段涙を見せぬオイラも感涙に咽ぶ事に…
まあ、オイラを含む日本のロック・ファンには多少受けたかも知れないが、英米ではチャート・インすることもなく、同年矢継ぎ早に出したセカンド・アルバムも全く噂にも登らないほどの惨憺たるセールスに終わりバンドは解散。
ただボブ・ウェルチがパリスのサード・アルバムとして準備していたプロジェクトが翌年ポップなソロ・アルバム、French Kissとして生まれ変わり全米12位の大ヒットとなった。
ポップさに磨きがかかったとは言え芸風はそんなに変わらないのに、世の中本当に解らないものだ。
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