1969年の英国ツアーを最後にボーカルのロッド・エバンスとベースのニッキー・シンバーがバンドから脱退。
そしてイアン・ギランとロジャー・グローバーらが新しく加入し、ここに第2期ディープ・パープルが誕生!
当時、レッド・ツェペリンなど新しいバンドが誕生しサイケデリックからストレートなハード・ロックへと人気がシフトし始めた頃、当然リッチー師匠、それまでのサイケデリックやクラシックの要素を持ち込んだロック・サウンドからここで時流に乗ってもっとストレートなものに衣替えするものと考えていたら、リーダでもあるジョン・ロードの反対にあいこれまでの路線を継承するとの事に。
てな事で、第2期パープルのデビュー作はジョン作のクラシックとロックが融合した交響曲をロイヤル・アルバート・ホールにてロイヤル・フィルと共演したライブ盤、Concerto For Group And Orchestraとなった。
ジョン:クラシックとロックの融合、これぞクラシック・ロック! バンザイ~
ところがリッチー師匠曰く、初めからこのプロジェクトには乗り気でなく、また圧倒的な芸歴を持つ著名オーケストラ故何だか見下された様な気分で心中穏やかではなかったそうな。
まあ試みとしては悪くはなかったと思うけれど、やっぱり一般的にはそれほどウケが良くなかったみたいで、次作はリッチー師匠の要望に応え完全ハード・ロックのIn Rockが制作されることに。
もし、ジョンがもう一枚クラシックとの融合を図ろうものなら、リッチー師匠はバンドから脱退してたかも…
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