退屈な日を作り出すその一瞬一瞬の時を刻んでいく。
時間をすぐに無駄にしてしまう
生まれた街をブラブラしながら
行き先を示す何かもしくは誰かを待っている
日向でゴロゴロしているのにも飽きて、家の中から雨を眺める
まだ若いし人生は長い、今日をつまらなく過ごすのもアリかと
で、ある日世の中10年が過ぎ去ってしまったのに気づく
どの様に生きていけばいいか誰も教えてくれなかったし、そもそもスタートの合図を聞き漏らしていた
ピンク・フロイドの1972年作、Dark Side Of The Moonに収録されたTimeという曲の一節を超訳してみる。
博士:むむ〜 考えさせられるのう。
助手:そりゃ 博士みたいに人生を怠惰に過ごしてきた人にはドスンとくる歌詞ですね。惰性で生きてきてあっという間に白髪のおじいさん誕生!
博士:頭髪だけじゃなく、ヒゲも鼻毛も白いのが見受けられる。その間一体ワシは何を成し遂げたのじゃろうか?
中高大と学校に行かせて貰ったのに、習ったことで今覚えていることはほとんどない有り様じゃからのう〜
助手:その代わり、中学に上がってから約50年に渡ってシコシコと集めたロックのレコードがあるじゃ無いですか。
博士:それはそうじゃが、当時は英語の授業チンプンカンプンで音だけを楽しんでいただけじゃ。せめてフロイドが当時Timeで歌っていた内容に少しでも気がついておればのう〜 ワシもスタートの合図を聞き漏らしていたクチじゃ。
助手:彼らは、Timeの最後でこう言っています。
イギリス人がそうする様に静まりかえった絶望の中で耐え忍ぶのさ
もうちょっと何か言いたかったんだけれど、時間もなくなりそしてこの歌も終わってしまう。
博士:なるほど、今さらジタバタしても遅いってことかの〜 それじゃ開き直って今宵は先日開けたバーボンでもチビチビやろうじゃないの。
といつもの能天気な博士の週末の夜でした。