CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ストーンズのライブ盤

2021年04月18日 | ROLLING STONES関連

ストーンズの英デッカと契約における最終アルバムはライブ盤、Get Yer Ya Ya’s Out!

ディランの曲の一節に宝石と双眼鏡を首にかけたラバ(Mule)とあり、それにインスパイヤーされたのかネックレス、双眼鏡に楽器を首にかけたロバ(Donkey)が!

1969年のマジソン・スクェア・ガーデンでのライブを収録したもので、ミック・テイラーが参加し、ピアノには6人目のストーンズと言われたイアン・スチュワートが。

通常契約が終了間際のアルバムといえばミュージシャンのモチベーションも落ち、やっつけ仕事のスタジオ・アルバムか少々気の抜けたライブ・アルバムで締めとなる場合が多いが、これは熱気あふれる演奏が収録された本物。

70年代のライブ・アルバムといえば、LPでいえばコンサートの模様を出来るだけカバーしようと2枚組で発売される形が多いが、時に冗長さを感じることもある。

このアルバムは、LP1枚での編集のためファンならばあれもこれもライブで聴いてみたいって曲は残念ながら割愛されているが、ストーンズ全体の魅力を示すツボは外さずキッチリ押さえた選曲で悪くない。

またスタジオでオーバー・ダブも施されたようだが、そんなの関係ない!

楽しく聴ければ、それで良し。

LPをターン・テーブルに乗せればあっと言う間に終了、時の流れが非常に速く感じるアルバムだと個人的に思う。