またまた知る人ぞ知る、知らない人は誰それ?って感じの英ロック・バンド、ザ・コーギス。
1978年にスタックリッジ解散後、中心メンバーだったアンディー・ディビスとジェームス・ウォーレンが結成。
翌年セルフ・タイトルのアルバム、The Korgisを出す。
ちょっと待った!
そもそもスタックリッジ自体が、知る人ぞ知る、知らない人は誰それ?って感じですけどね。
スタックリッジは70年代に結成された英フォーク・ロック系バンドでその後プログレ系へと転身。特に1974年の3枚目のアルバム、The Man In The Bowler Hatはジョージ・マーティンによってプロデュースされ、当時田舎のビートルズと称されたことも。
1976年のアルバム、Mr. Mick発表のあと活動停止に至る。
こんなところで宜しいですかね?
芸風は英国のポップ系で、80年代流行するエレ・ポップを先取りした様なアイデアが随所に散りばめられている。
また、かって田舎のビートルズと称された様に、メロディー・メーカーとしての一面も。
このアルバム最後を飾りまたシングル・ヒットしたIf I Had You、その美しいメロディーは涙なしには聴けない。
さらにIf I Had Youのサビの一節にI Would Change The World, If I Had Youとある。
歌唱を担当するアンディー、曲によってはなんとなくジョン・レノンに似てやしないか?
翌年ジョンは凶弾によって不慮の死を遂げるのだが、この愛が世界を変えるって歌詞にさらに涙がちょちょ切れる。
ちょっと待った!
それって完全に後付け。
単にオジンになった事からくる脳の機能低下で、ちょっとした事で涙腺が緩みやすいんだってば!