CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ブリティシュ・ロック、奥の細道その3

2021年04月03日 | BRITISH ROCK

またまた知る人ぞ知る、知らない人は誰それ?って感じの英ロック・バンド、ザ・コーギス。

1978年にスタックリッジ解散後、中心メンバーだったアンディー・ディビスとジェームス・ウォーレンが結成。

翌年セルフ・タイトルのアルバム、The Korgisを出す。

ちょっと待った!

そもそもスタックリッジ自体が、知る人ぞ知る、知らない人は誰それ?って感じですけどね。

スタックリッジは70年代に結成された英フォーク・ロック系バンドでその後プログレ系へと転身。特に1974年の3枚目のアルバム、The Man In The Bowler Hatはジョージ・マーティンによってプロデュースされ、当時田舎のビートルズと称されたことも。

1976年のアルバム、Mr. Mick発表のあと活動停止に至る。

こんなところで宜しいですかね?

芸風は英国のポップ系で、80年代流行するエレ・ポップを先取りした様なアイデアが随所に散りばめられている。

また、かって田舎のビートルズと称された様に、メロディー・メーカーとしての一面も。

このアルバム最後を飾りまたシングル・ヒットしたIf I Had You、その美しいメロディーは涙なしには聴けない。

さらにIf I Had Youのサビの一節にI Would Change The World, If I Had Youとある。

歌唱を担当するアンディー、曲によってはなんとなくジョン・レノンに似てやしないか? 

翌年ジョンは凶弾によって不慮の死を遂げるのだが、この愛が世界を変えるって歌詞にさらに涙がちょちょ切れる。

ちょっと待った!

それって完全に後付け。

単にオジンになった事からくる脳の機能低下で、ちょっとした事で涙腺が緩みやすいんだってば!


ブリティシュ・ロック、奥の細道その2

2021年04月03日 | BRITISH ROCK

またまた知る人ぞ知る、知らない人は誰それ?って感じの英ロック・バンド、セイラー。

1974年びセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表。

本日はその彼らのもっともチャート的に注目を集めた翌年のセカンド・アルバム、Trouble

個人的には10CC系ポップ・ロック、もしくは90年代活躍したひねくれ感を控えめにしたXTCとでも形容できるかな? 

時折ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリー風味のボーカルも登場するなど英国の70年代の意識高い系の香りが感じられる。

ニッケル・オデオンなるピアノのシンセを組み合わせた様な謎の楽器に加えて、マリンバやペルーの民族弦楽器チャランゴなど異国情緒溢れる楽器を使用し一味違う雰囲気を醸し出す。

オイラはしがない外航船の船乗りさ。

そこの暇そうな旦那さん、世界各地の港を駆け巡ったそんなオイラのとっておきの話でもちょいと聞いておくれよ。

そんな与太話をお気に召すかはあなた次第!