CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

今日の一枚、ディスコのジョンって? YOUNG AMERICAN

2016年10月13日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1975年発売のアルバム、俗にボウイーのプラスティック・ソウルと呼ばれる、YOUNG AMERICANには色々な意味で驚かされた。

後から思うと、1974年のスタジオアルバム、DIAMOND DOGは最後のグラム・ロックであった。


そして同年DAVID LIVEなるDIAMOND DOGのアメリカ・ツアーを実況録音したライブ・アルバムが実質的にFINAL DEATH OF ZIGGYとなる。


YOUNG AMERICANはファンクやソウル系のミュージシャンを起用して制作されたアルバムだったが、一年も経たずにこれほど簡単に音楽指向を変えることが出来るのか?と思った。

DAVID LIVEでなんとなく場違いな1966年のソウル系ヒット曲、KNOCK ON WOOD(エディー・フロイドとMG’Sのスティーブ・クロッパー作、オーティス・レディングのカバーも有名)を取り上げていたのは、当時アメリカの聴衆向けのサービスだったのでは思っていたのだが、なるほどそれは次作の方向性を示すイントロだったのかもしれない。

だが私が一番驚いたのは、ボウイーがこのグラムからプラスティック・ソウルへの急な変化についてではない。

それはジョン・レノンがこのアルバムの2曲のレコーディングに参加したことである。

ビートルズ時代のACROSS THE UNIVERSEのカバーは、ボウイーが頼めばジョンは演奏や歌唱に加わることは有り得ると事だとまあ理解出来たが、シングル全米1位になったこのアルバムの看板とでも言える、スローなディスコ・ナンバー、FAMEに作詞・作曲者としてボウイー、ギターのカルロス・アロマーと共にジョンが名を連ねていた。

ジョンがディスコだって!

ビートルズ・ファン友の会に入会していない、ごく一般的なファンとしては、未だに不思議に思う今日この頃である。