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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

Pet Sounds

2023年11月05日 | West Coast Rock

ビーチ・ボーイズが1966年に出したアルバム、Pet Soundsは制作者のブライアン・ウィルソンにとっての当時のお気に入りのサウンドって事だろう。

(2000年に出た、モノ・バージョンを今回聴いてみた。60年代の録音ならモノ音源の方がストレートでしっかり聴こえるのです良いかも)

ビートルズのラバー・ソウルにインスパイヤーされ制作されたそうで、外部の作者、トニー・アッシャーによる詞にブライアンが曲をつけ、さらに外部の演奏家を起用しビーチ・ボーイズのメンバーがメイン・ボーカルやコーラスを後付けして曲を完成させたそうな。

ラバー・ソウルにインスパイヤーされたと言っても、曲そのものに直接的な影響を受けたという意味ではなく、従来のレコード会社やプロデューサー主体の制作手法からアーティスト自身が様々なアイデアを盛り込みやりたいSoundsに仕上げるスタイルへの転換って事ですかね? 

それまでの陽気なサーフィン・サウンド系のアルバムと比較すると地味と捉えられたかもしれないが、コーラス部分にビーチ・ボーイズらしさは十二分に残り全体的にはメロディアスな風合いのアルバムで全米チャート10位を獲得。

聴き込んでいけば曲中に地味に仕込まれたフックに引っかかり個人的なPet Soundsとなるかも。


イーグルスの教え

2023年11月01日 | West Coast Rock

本日はイーグルスの1979年の6枚目のアルバム、The Long Runでも。

ランディー・マイズナーの脱退によって、Pocoからティモシィー・シュミットを迎えた新たな編成で制作され、前作のHotel California同様アルバム・チャート全米1位を獲得、またアルバムからカットされた3枚のシングルもヒットした。

だだ前作が世界的メガ・ヒットと素晴らしい成功を収めたことから、それを越えるにはかなりのプレッシャーや困難があったと想像出来る。

個々の曲はしっかりと作り込まれていてそれぞれいい出来に仕上がったとは思うが、アルバムのジャケのデザインの印象からなのか、アルバムを通して聴いてみると全体的に暗~い雰囲気が漂い、デビュー当時のあのカリフォルニアの青空は、そして地平線目指してまっすぐ伸びるハイウェイは一体何処へ?

もちろん世間って綺麗事だけで回っているのではなく、表があれば裏もある。

まあ世の中こんなもんですって、当時まだ学生だった私に教えてくれた様な…


Doobieさん、これでよかったのかな?

2023年10月30日 | West Coast Rock

1975年の前作、Stampead制作後、ドゥービー・ブラザーズのリーダー格であるトム・ジョンストンが体調を崩し入院。

翌年に復帰し、6作目のアルバム、Takin’ It To The Streetを制作する事になった。

(個人的には、このアルバムは彼らのデビューしたサンフランシスコを含む北カリフォルニアよりも暖かく開放的な南部に位置するロサンゼルスのイメージが浮かぶ。)

トムの体調がイマイチだったことから彼らしさが発揮された曲はTurn It Looseの一曲のみとなり、またトムが入院していた時期に代役としてマイク・マクドナルドがツアーに参加し、更にその後メンバーとしてそのまま加わった。

マイクがこのアルバムでのイニシアチブをとったことから、それまでのギター中心の泥臭いアメリカン・ロック・サウンドからソフトなAOR系へとシフトし、それまでのファンだった私としては当時ちょっと違うかな~とは思っていた。

ただアルバムのセールスが全米8位でこの変化はリスナーからの支持や理解を得られたみたい。

そしてこの芸風を継続し1978年の全米1位、グラミー賞獲得と頂点を極めるアルバム、Minute By Minuteに繋がっていく。

結果、バンドとしてはこれでよかったみたい。


アメリカの想い出

2023年10月28日 | West Coast Rock

デビューした頃はひとりCSN&Yなんて呼ばれたダン・フォーゲルバーク。

本日は1974年ロス・アンジェルスで制作されたのが彼のセカンド・アルバムSouvenirs(アメリカの想い出)。

彼のマネジメントを引き受けているアーヴィン・エイゾフの人脈からプロデューサーにはジョー・ウォルシュ、更に当時のウエスト・コースト・ミュージック・シーンの著名なミュージシャンを総動員して贅沢に作られた。

ポップで爽やかな印象をもたらすウエスト・コースト・サウンド仕立てのアルバムは全米17位(通算の売り上げはダブル・プラチナ)でシングルのPart Of Planは31位とまずますの成功を収めた。

当時井の中の蛙だったオイラにアメリカへの憧れをふんわりと抱かせる数々のダンの土産話(Souvenir Stories)を綴り合わせた様な1枚だった。

あれから50年ほど経った今でも当時の想い出となる愛聴盤。


1977 in USA

2023年10月26日 | West Coast Rock

バーズのオリジナル・メンバーだったクリス・ヒルマン。

バーズにグラム・パーソンを紹介しカントリー・ロックの先駆者としての活動を目指すものの、ロジャー・マッギンとバンドの方向性をめぐって対立。結果、クリスとグラムはバーズから脱退しフライング・ブリトー・ブラザーズを結成。2枚のアルバムを出した後グラムはバンドから脱退。

クリスも3枚目のアルバムを出した後バンドを抜け、スティーブン・スティルス率いるマナサスに加入。

その後J.D.サウザーとPocoを脱退したリッチー・フューレイらとS.H.F. バンドを結成。2枚のオリジナル・アルバムを出した後バンドは解散。

あちこち転々としてきたクリスはソロ活動をしていくことに。

元々ブルー・グラスのバンドのマンドリン奏者だったクリスは、バーズに加入してからはベースを担当し爽やかなフォーク・ロック系のサウンドをメインとし、ソロになってからは明るいポップな要素も加わることに。

そして1977年に出たのは2枚目のソロ・アルバム、Clear Sailing(順調航行)。

1977年のアメリカと言えば、フリートウッド・マックのRumours、イーグルスのHotel California、ボストンにELOなどスーパー・バンドらによる派手なアリーナ・ロック全盛期。

そんなご時世だったことから、バーズ出身とは言え少々地味目なクリスのソロ・アルバムはほぼ注目されず、全米アルバム・チャート188位に沈んだ。

個人的にはほっこりしていいアルバムなんだけれどね。


ひとりぼっちのライブ

2023年09月20日 | West Coast Rock

ジャクソン・ブラウンの2005年のライブ・アルバム、Solo Acoustic Vol.1でも。

自身でアコギもしくはピアノを演奏して歌うひとりぼっちのライブ。

シンプルながらコレが中々聴き応えのある作品となっている。

また曲の前のIntroと称される彼のお喋りも聴きどころ。

例えば2曲目のThese Daysについては16歳の時に作ったものだとか、アンディーウォホールお気に入りのニコがカバーしたとかユーモアを交えて解説。

ただ海外のショップで買ったUS盤のCDには歌詞カードが付いていないので内輪ネタを含むお喋りをよく聞き取れないのが残念。

文字起こしされたライナーの付いた日本盤を買い直すかな?


何と廃盤になっている

2023年08月15日 | West Coast Rock

ジャクソン・ブラウンの1980年のアルバム、Hold Outは全米1位と大ヒットしたけれど、それまでとは何かが違うと感じた。

続く1983年のLayer In Love以降も彼の出す新譜CDを買い続けたけれど、数回聴いてお蔵入り。

やっぱり何かが違う。

そして1989年のWorld In Mortionから4年後の1993年、久々に彼らしいアルバム、I’m Aliveが登場。

政治的な時事ネタを歌に託すのも悪くないけれど、やっぱり身の回りの普遍的な人生観だとか人の繋がりを歌うのがしっくりくる様な…

何となく初期の雰囲気を持った安らぎを与える曲もあって久々にジャクソン・ブラウンを楽しめた。

ただこのアルバム、これも時代なのかと仕方が無いのかも知れないが、1993年の発売以降は再発もされていなく廃盤となっているのがちょっと残念。


ランディー、いつの間に…

2023年08月10日 | West Coast Rock

先月の末、イーグルスの初代ベーシストだったランディー・マイズナーさんお亡くなりになったみたい。

60年代末から70年代にかけてかけて活躍したアーティストは大体が今や75歳越えだから、もうそんな時期に来たのかな。

哀悼の意を称して彼の1978年のセルフ・タイトルのソロ・アルバムでも。

 

長期間に渡るツアーによる消耗、音楽活動の方向性の違いやメンバー間のちょっとしたフリクションなどからイーグルスから脱退し、ソロ・デビュー。 

イーグルスでのヒット曲であり持ち歌の一つ、Take It To The Limitのカバー以外は外部の作者の作品を取り上げている。

因みにこのアルバムではジョン・デビッド・サウザーとグレン・フライの共作のBad Manという曲を歌っているし、酷い喧嘩別れでのバンドからの脱退じゃなかった様な。

RIP 


イーグルスの兄弟的存在、J. D.登場!

2023年07月27日 | West Coast Rock

1970年、J. D. サウザーはグレン・フライとデュオを結成。ロングブランチ・ペニーウィッスルと名乗りマイナー・レーベルからLPを、さらに1972年にはソロ・デビューしセルフ・タイトルのJohn David Southerを出した。グレンもギターで参加したこのアルバムはカントリー、フォーク・ロック系のサウンドによる落ち着いた雰囲気で彼の原点的作品とも言える良い出来だったけれど残念ながらヒットには至らなかった。

一方グレンはイーグルスを結成し、同年に出たファースト・アルバムがヒットし一足早く人気バンドの仲間入りとなった。

J. D. はこの後、元バーズ・フライング・ブリトー・ブラザースのクリス・ヒルマンと元ポコのリッチー・フューレイとのトリオでSHFバンドを結成、2枚のアルバムを出すもバンドは解散し再びソロ活動へと。

グレンより回り道した感はあるけれど、この時の経験が彼に多くの引出しをもたらし後の作風により良い影響を与えたと思う。

因みに2007年イーグルスが再活動としてのスタジオ・アルバム、Long Road Out Of Edenを出し、グレンが原点回帰を意識したのかJ. D.のファーストからHow Longをカバーしたのは興味深い。


おっさんと兄さん?

2023年07月19日 | West Coast Rock

本日はJefferson Airplane が1967年に発売した彼ら2枚目のスタジオ・アルバム、Surrealistic Pillow(超現実的=シュールな枕)でも。

当時のアメリカ西海岸で流行ったフォーク、ロックそしてサイケデリックな要素が混ざり合った作品だった。

メンバー交代で本作よりバンドに加入した紅一点のグレース・スリックのパワフルなボーカルがバンドの人気を押し上げ、アルバムは全米3位となり、また彼女が関わった2枚のシングルがそれぞれビルボード全米5位と8位に入りエア・プレインのエンジンは全開!

私にとってSomebody To Love と言えばQueenのやつでなくやっぱりコレ!

Don’t You おっさんバディー(Want Somebody) to Love,  Don’t You 兄さんバディー(Need Somebody) to Love♪~

子供の頃、こんな風に聞こえたサビの部分はいつまで経っても忘れない。


週末の朝

2023年07月08日 | West Coast Rock

本日はアメリカのカントリー・ロック・バンド、ポコの1977年の通算10枚目のスタジオ・アルバム、India Summerでも。

ベースのティモシー・シュミットがイーグルスに移籍 する前の最後のアルバムでもある。

Pocoと言えば、バッファロー・スプリングフィールドのメンバーだったリッチー・フューレイと末期に在籍していたジム・メッシーナが結成したバンドで、その当時セッション・プレイヤーとしてスティール・ギターを弾いていたラスティー・ヤングらがが加入して結成された。

個人的には中心メンバーだったジムやリッチーらがバンドか抜け、4人組となって活動を続けていた頃の彼等が一番Pocoらしいと思っている。

このアルバムも含めてイーグルスの様に大成功とはいかなかったものの、ギターのポール・コットンの心が和む落ち着いた雰囲気の楽曲や、ジムとリッチー脱退後にそれまでの楽器の演奏だけでなく曲の提供やリードボーカルなど隠れていた才能を発揮したラスティーの頑張りに好感が持てた。

残念ながらここ数年の間にポールやラスティーが続けて鬼籍に入ってしまい、もう彼等の新しいアルバムは聴くことは出来ないけど、レコード(記憶)としてずっと残っていく。

Indian Summerがのんびりした週末の朝、うなぎの寝所の様なアパートの一室にゆったりと流れていく。


ロギンス・ウィズ・メッシーナ

2023年07月04日 | West Coast Rock

プロデューサーのジム・メッシーナが新進気鋭のシンガー・ソングライター、ケニー・ロギンスのアルバムのプロデュースを引き受けたところ、あまりに入れ込みすぎてまさかのデュオ誕生となる。

バファロー・スプリングフィールドやポコで養われたジムの才能を全て投入。

クレジットこそwithってなっているけれど曲の提供や楽器の演奏など入れ込み方はほぼ対等って感じで次作よりAndとなる。

出来上がったアルバムが1971年のSittin’ In。

良いアルバム出来ました。


ブレイク前夜

2023年06月21日 | West Coast Rock

1974年に発売されたリンダ・ロンシュタットのキャピトル・レーベル時代のベスト・アルバムでも。

同年キャピトルからの最終作であり全米1位に輝くアルバム、Heart Like A Wheelを除くストーン・ポニーズ時代の3作とキャピトルからのソロ・アルバム3作からのファーク・カントリー系の選曲となっている。

モンキーズのメンバーだったマイク・ネスミス作のDifferent Drum、他にはジャクソン・ブラウン、ディラン、ローラ・ニーロらの曲を取り上げていて、その選曲の良さに感心する。

ブレイク直前、スターへの階段を駆け上る初々しい歌声のリンダ・ロンシュタットが十二分に味わえる。


分刻みの素早い効果

2023年06月17日 | West Coast Rock

1978年の暮に出たドゥービー・ブラザーズの8枚目のアルバム、Minute By Minute。アルバムだけでなくシングル・カットされたWhat A Fool Believesも同様全米1位を獲得するバンドを代表する作品となった。

それまで休養中であったトム・ジョンストンがバンドから正式に脱退し、マイク・マクドナルドを中心として更なるAOR路線転換へとまっしぐら。

トム・ジョンストンのファンにとっては何かが足りないって感じたアルバムかもしれないが…

まあ、そんな細かいこと言っていないで、コレ聴けば気だるい昼下がりの浮遊感が味わえて、ジェスロ・タル聴いた後の凝り固まった頭をほぐすには速攻の効果が味わえる。

ちょっとタイムリーになったが、これは絶対アカンやつ。

聴くだけでお願いします。


イギリス生まれのならず者

2023年04月30日 | West Coast Rock

昔は日本のミュージシャンが海外でレコーディングするのが流行っていた。特にアメリカの西海岸で録音すれば、乾燥した気候で音も違った感じに仕上がるとか...

因みに、イーグルスの1973年のセカンド・アルバム、Desperado(ならず者)は、彼らのデビュー・アルバムと同様にグリン・ジョンズ、プロデュースの下ロンドンのスタジオでレコーディングされたとか。

カントリー・ロックをベースに西部のならず者、ドゥーリン・ダルトン・ギャングをモチーフとしたコンセプト・アルバムだ。

ちょっと渋めの印象だったのか、チャート的には前作を上回ることができなかったものの、後年再評価され売れ行きも伸びて大ヒットし彼らの代表作の一つとなった。

個人的には収録時間が約35分と少々短めで物足りない。後2曲ほど追加して全体的なアルバムの流れにもう少しメリハリを付けることが出来たならって今でも思ってしまう。

霧の都とも呼ばれるロンドン。ウエスト・コーストの気候と比べる湿気の多いイメージでアメリカ西部のならず者を描くにはちょっと違うのではないかと....

まあ本当の所は現地の気候ってよりは、ご当地の著名かつ敏腕プロデューサーやエンジニアにお願いすれば、収録場所がどこであれそれらしき音に仕上がるって事ですかね。

2014年のリマスター盤のレコードで聴いてみる。

間違っても、ウエスト・コーストの風を感じるだとか言ってはならない。