1975年の前作、Stampead制作後、ドゥービー・ブラザーズのリーダー格であるトム・ジョンストンが体調を崩し入院。
翌年に復帰し、6作目のアルバム、Takin’ It To The Streetを制作する事になった。
(個人的には、このアルバムは彼らのデビューしたサンフランシスコを含む北カリフォルニアよりも暖かく開放的な南部に位置するロサンゼルスのイメージが浮かぶ。)
トムの体調がイマイチだったことから彼らしさが発揮された曲はTurn It Looseの一曲のみとなり、またトムが入院していた時期に代役としてマイク・マクドナルドがツアーに参加し、更にその後メンバーとしてそのまま加わった。
マイクがこのアルバムでのイニシアチブをとったことから、それまでのギター中心の泥臭いアメリカン・ロック・サウンドからソフトなAOR系へとシフトし、それまでのファンだった私としては当時ちょっと違うかな~とは思っていた。
ただアルバムのセールスが全米8位でこの変化はリスナーからの支持や理解を得られたみたい。
そしてこの芸風を継続し1978年の全米1位、グラミー賞獲得と頂点を極めるアルバム、Minute By Minuteに繋がっていく。
結果、バンドとしてはこれでよかったみたい。
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