ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

偉大なる先人

2009-11-26 | 日々の想い
今年も昨夜「開高丼」を喰らった
このブログに開高丼の事を記すのも、今回で三度目となるので既にご存知の方も多いだろう
念の為説明すれば開高丼とは、開高健が海の宝石箱と称したメスの越前蟹、地元でセイコガニと呼ばれているカニの、身、ミソ、内子・外子(カニの卵)を丼に盛ったご飯にぶっかけた野趣あふれる一品である
僕がルアーフィッシングに興味を抱いたきっかけは、学生時代開高健の「オーパ!!」を読んだからで、釣りを再開した現在開高氏を偲んで、この時期開高丼を食べるのを慣わしとしている



セイコガニは抱卵した雌ガニなので、資源保護の為にその解禁期間も、雄の越前蟹に比べ11月から年内一杯と短くなっている
セイコガニは雄に比べると、はるかに小振りである
だから、捌くのも面倒であるが、昨夜も両手をベタベタにして頑張った
特にフンドシの下に抱かれた外子を上手に外すのと、甲羅の中に納まった胸の身をほぐすのに根気が要る
丼一杯にぶっかける為には、最低でも3杯は捌かねばならないので、30分以上はカニと格闘する事になる
しかし、鈍燗の辛口と共に、ハフハフッと食す野趣に富んだ美味の為なら、ベタベタになろうが、面倒臭さかろうが、厭わない



話は替わるが、最近又釣りに関する本を何冊か購入した
その中に、夢枕獏/著 佐藤秀明/撮影「五大陸釣魚紀行 愚か者の杖」が含まれていた
近頃本を買うのは、殆どがネットショッピング、それもアマゾンを利用している
アマゾンで欲しいと思う一冊を探すと、同じジャンルの本を自動的に薦められる
だから、ついつい薦められる本まで購入してしまうが、その中の一冊が「愚か者の杖」であったと言う次第である
ところで、その内容であるが、全く「オーパ!!」の焼き直し、若しくは二番煎じと呼ばれても仕方が無い
世の中どんな事でも、先駆者が偉いに決まっている
切り拓かれた道を進むのは、容易いものなのだ
開高の前に開高無く、開高の後にも開高無しと大声で叫びたい



秋の夜、今は亡き偉大なる先人を偲んで・・・

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←旨かった・・・


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
lifeisgoodさんへ (rinyosi)
2009-11-27 07:43:48
ご無沙汰してます♪
釣りされてますか?

80cm釣らなければ蟹が買えないとなると、僕なんか滅多に食べれなくなっちゃいますよ(涙)
尤も、開高丼食べるのは年1回だけだから、関係ないのか・・・(笑)

伊豆土曜朝は、未だ波が出なくて、夕方日曜朝と波が上がって来る様な予報です。
伊豆が静かで、伊良湖で吹かれると言う希望とは逆パターンになりそうで、弱ってます。

めげずに頑張りますが、結果や如何に?
返信する
Unknown (lifeisgood)
2009-11-26 21:57:49
お久しぶりです。開高丼うまいですよね(笑)
今週は伊豆良さそうですね。行かれるみたいなので、気をつけて釣ってきてください。

自分はお仕事です(涙)

自分は、越前の磯の時によく買って帰りましたが、最近は80cmを釣ったとき以外は買わないようにしたので、ご無沙汰です。

これを見て蟹買う条件を変えようと思います。

いい釣り期待しています。
返信する

コメントを投稿