ringoのつぶやき

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DJ-ISDA、信用事由の影響が及びうるギリシャ国債の一覧を発表

2012年03月09日 07時20分55秒 | ユーロ危機

ロンドン(ダウ・ジョーンズ)国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は7日、ギリシャ債務再編計画に関連した信用事由に影響されうるギリシャ国債の仮一覧を公開した。

欧州時間の9日朝に結果発表が予定されている2060億ユーロのギリシャ債務交換は、デフォルト(債務不履行)に備えた保険であるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を引き起こす可能性がある。市場参加者らは、ISDAの委員会がこの件について近く判断を下すと予想している。

ISDAは1月の時点ですでに、一部の国債保有者に損失の受け入れを強いる集団行動条項(CAC)をギリシャが発動した場合は、ギリシャのCDSの支払い事由になりうる、との見解を示している。

「信用事由」が発生したとISDA委員会が認定した場合、CDSの支払いが「誘発され」、CDS契約を決済するための入札が実施される。

公表された一覧には、CDS決済に該当する資格のあるギリシャ国債についての情報が記載されている。ISDAはまた市場参加者に対し、関連資料をISDAに提出して一覧の完成に寄与するよう促している。

声明によると、一覧の公表は、ISDAまたはその委員会がギリシャで信用事由が発生するとみていることを示すものではないという。

ただ、ギリシャがCACの発動を検討していることを踏まえ、「信用事由が発生したと判断される場合に備えることが、ISDAとして賢明だ」と述べた。

ISDAは、CDSの支払いが発生し決済入札が行われることになった場合、一覧に掲載したギリシャ国債のうち最終的にどれがCDSの支払いに該当するか判断する。

ギリシャ国債に対するCDSの残高は正味で32億ドルとなっている。
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