ringoのつぶやき

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[フォーカス] 不振続く米耐久財受注

2015年03月26日 14時24分53秒 | ユーロ危機

[フォーカス] 不振続く米耐久財受注 米1-3月期GDPに下方修正の動き 米景気、本当に利上げに耐えうる環境にあるのか

米耐久財受注の不調が続いている。2月分は総合部分が前月比で-1.4%、除く輸送機器が-0.4%(コンセンサス予想はいずれも+0.2%)と、両方とも予想に反してマイナス。航空機を除くコア財出荷は市場予想を若干下回り、1月の数値は下方修正された。これを受け、エコノミストは、1-3月期の米GDP成長率の予測を、前期比年率でこれまでの1.7%から1.4%に下方修正を行う動きも見られた。
 米は中長期的な米景気回復を前提に金利正常化への準備が粛々と行われているが、少なくとも昨年11月以降の米指標の動きを見ると景気は調整に入っている印象が消えない。いや雇用関連データを除いては。雇用データのみの良さが突出している。しかし、最近の米景気指標を見ると24日の2月新築住宅販売や同コア消費者物価指数は予想を上回ったが、直近10営業日では2月小売売上高や生産者物価指数、3月ミシガン大消費者信頼感指数、ニューヨーク連銀製造業指数、2月鉱工業生産や同住宅着工および中古住宅販売、3月フィラデルフィア連銀景況指数 、そして2月耐久財受注などが前回の数字も市場予想も下回っている。これは最近の動きだが、昨年11月以降、予想下回る米景気指標の発表が相次いでいる。
 米金融当局は現在の景気の動きについて、中長期的な景気回復局面の一時的な調整ととらえているのかもしれない。基調的には回復傾向が変わらないと。しかし、一方で、6年に及ぶ米景気の回復がピークを打ったと考えることも否定できない。米生産性のすう勢的な低下の中での雇用増は、企業サイドからは矛盾する。またドル高も、米にあるグローバル企業の収益を圧迫している。この後、雇用抑制の動きが出てきても不思議ではないとの声もある。米景気は、利上げに耐えうる環境にあるのか、当面よほど注意してみる必要がありそうだ。(T)



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