ringoのつぶやき

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【4】ストラングルの売り  (アクアメルマガより)

2012年03月13日 16時52分55秒 | 
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 オプションとは、原資産(例えば株価指数)を予め定められた期間(または
期日)に予め定められた価格(権利行使価格)で買ったり、売ったりすること
ができる権利のことを言います。買う権利がコール・オプション、売る権利が
プット・オプションで、こうした権利を売買する取引のことをオプション取引
と言います。

 オプション取引は、大きな損失が発生する可能性のあるリスクの高い取引で
ある一方、異なるオプションを組み合わせることで、ある一定の条件下、リス
クを低減させつつ利益獲得を狙うことも可能となっています。

 オプションを使った戦略は数多く存在しますが、相場があまり変動しないと
予想した際に利用される「ストラングルの売り(ショート・ストラングル)」
という手法があります。

 同限月(同じ期日)のオプションのうち、権利行使が高いコール・オプショ
ン(買う権利)と権利行使が安いプット・オプション(売る権利)を同数量セ
ットで売るのが「ストラングルの売り」で、この時の売却額の合計が最大利益
となります。

 例えば、日経平均株価のオプション取引で(設定時の日経平均が10000
円)、10500円のコールを100円で10枚売り、9500円のプットを
100円で10枚売りのショート・ストラングルを組んだ場合、売却時に受け
取るプレミアム料(約200万円)が最大利益になります。

 この際の損益分岐点は、10500+(100+100)=10700円と
9500-(100+100)=9300円で、日経平均株価がこの範囲内に
収まれば利益となりますが、その範囲を超えて反動した場合、計算上の最大損
失は無限大となります。※上記はあくまでも参考例です。

 相場が大きく動かなければ利益を得られる代わりに、予想が外れ大きく変動
した場合には無制限の損失を被る可能性があるというのがこの取引の特徴であ
り、怖さです。

 リーマン・ショックや東日本大震災など、相場が大きく変動する事象が相次
いだ近年は、ショート・ストラングルで多大な損失を出した投資家も多く、A
IJ投資顧問もその一つだと聞きます。




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