ringoのつぶやき

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世界が阿鼻叫喚。「パナマ文書の震源地」にいた日本人が語る現場の様子

2016年04月11日 16時03分58秒 | 社会経済

現在、世界中で大騒ぎとなっている「パナマ文書」問題。連日ニュースでも報道され、史上最大のリーク事件と言われるこの事件について、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』の著者・高城剛さんは、事件直前の英国領ヴァージン諸島で実際に目撃したという「リアルな予兆」を伝えるとともに、この「パナマ文書」は始まりにすぎず、これから数年で次々と世界の暗部が表に出てくると持論を展開しています。

パナマ文書がここまで騒がれる背景

今週は、史上最大のリークと言われ、全世界のトップニュースを飾っています「パナマ文書」につきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

パナマ文書(Panama Papers)とは、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」によって作成された1000万件を超える租税回避に関する機密文書で、合計2.6テラバイトに及ぶ史上最大のデジタルリークのことです。

この文書には、世界的な大企業や政治家富裕層の人々の名前が記載されており、公的組織も存在し、世界中で大きな波紋を呼んでいます。

事の経緯は、匿名で2015年にドイツの新聞社『南ドイツ新聞』に内部関係者から漏らされ、その後、ワシントンD.C.にある「調査ジャーナリスト国際連合」でも照会され、約400名のジャーナリストが文書の分析に加わり真偽を確かめました。

この書類には、日本国内を本拠点とする約400の人や企業の情報も含まれています。

なにより流出データ量が膨大で、ウィキリークスやスノーデン事件を遥かに凌駕する21.4万社のオフショア会社の電子メール・契約書・スキャン文書などが漏洩しています。

まず、オフショアとは「オフショア金融センター」(offshore financial cente)のことで、いわゆる租税回避地タックス・ヘイブン)を指します。

少し乱暴に言えば、オフショアとは国家として非居住者の節税を助ける地域で、多くは産業がない小国に「ペーパー・カンパニー」を設立し、合法的スキームを組み上げ、顧客の税金の支払いを軽減する機能を持っています。

このスキームを作っていた大手のひとつが、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」です。

なにしろ、「ペーパー・カンパニー」と呼ばれるくらいですので、その書類を作る人たちがスキームのキーマンとなります。ちなみに「モサック・フォンセカ」は、国際的にオフショアを利用する金融関係者なら誰でも知る有名な法律事務所で、「あのモサック・フォンセカ」から情報が漏洩してしまったことが、本件を重大にしているのです。

いまから2か月ほど前、僕自身この発端となったパナマや、今回の「パナマ文書」内に記載がある「ペーパー・カンパニー」の大半があるBVI英国領ヴァージン諸島)に滞在し、本メールマガジン冒頭でもお話ししましたように、また、ブログにも記載しましたが、その時の「オフショア金融センター」を訪れる「現代の金融海賊たちの慌て様は、ただ事ではありませんでした。

街中の高級レストランで、南の島々が似合わない男たちが、声高々に叫び合っているのですから、それはまるでなにかの「危機を予兆」しているように僕には見えました。

その人々は、英語、中国語、ロシア語、スペイン語と多岐にわたり、BVI(英国領ヴァージン諸島)をはじめとする「オフショア金融センター」が、いかに世界中の人たちに活用されているのか、実感できる時でもありました。

おそらく、その人たちはこの「パナマ文書」が公になるのを事前に察知し、なんらかの手を打ちに来たものだと思われます。

さて、「オフショア金融センター」の活用には、違法性はないと言われていますが、政治家株式公開企業は、それなりのモラルが問われることになります。

第一、後ろめたいことがなければ、わざわざ遠く離れた行ったこともない小さな南の島に、大企業や政治家および親族が関連会社を作る理由がありません。

現在、この事件は各国で大事となり、すでにアイスランドの首相は辞任し、欧州や米国司法省、そしてシンガポールまでもが徹底的に調査し、厳正に対処する姿勢を示す一方、日本の菅官房長官は「日本政府としては調査しない」ことを明言しました。

実際はともかく、原発同様、表面的には調査をすると発表すれば良いものを、あえて調査をしないと明言することに、日本の本当の闇の深さが伺えます。

もしかしたら、この「パナマ文書」もしくは類するものは、党の存続に関わるほどのことなのかもしれませんし、選挙が近いからなのかもしれません。

本件は、現在膨大な量のデータ解析を行っており、今後次々と発表があるのと同時に、これからも同じように内部関係者によって、このような秘匿情報が表に出る可能性が高くあります。

なぜなら、インターネットの力とは、ダウンロードではなく、アップロードこそ真骨頂だからです。

これから数年で、次々と世界の暗部が表に出てくることになるでしょう。

その都度、世界は大きく揺れることになります。

image by: Shutterstock


ボトムは2016年10月前後か?米ドル/円の5年周期サイクル

2016年04月11日 16時01分48秒 | 為替

再び107円台をつけた米ドル/円相場、世間では「リスクオフの円高」と言われていますが、サイクル論から見たボトムの時期は?メルマガ『投資日報デイリーリポート』に興味深い記事がありました。

今回もパターンは健在? 5年周期で安値をつけてきた米ドル/円

米ドル/円~神の見えざる手

ドル/円相場は5日一時110円台を割り込み、日銀黒田総裁が第二次バズーカを放った14年10月31日以来の水準まで下落。約1年半かけて元の水準に戻った。世間ではリスクオフの円高と言われているが、本当のところは人為的に持ち上げた相場、その反動が来ただけと思う。

もう一つはサイクル的なもので、ドル/円の5年周期で安値を付けるパターンが機能している。これこそ神の見えざる手であろう。

政策で円安に持ち上げたかのように見えて、実は神の手がそのように差し向けたのかもしれない。神の手とは自然のリズムである。その証拠に意表を突いた第3次緩和は前の2回と全く異なり、日銀の思惑通りには行かなかった。

相場が下がる時期に来ているときには何をやってもダメ。ただ、この円高は5年周期の安値が到来する2016年10月前後2カ月にはボトムを付けるはずだ。そこまで一本調子に下がることはないが、戻しては売られる下降ウエッジ気味に推移するだろう。

米ドル/円  月足(SBI証券提供)

米ドル/円 月足(SBI証券提供)

今回、一つの大台割れで達成感が出ていれば、目先戻りが入る。しかし110円を割って引ければ、この下げはまだ終わっていない。その前の7連騰で高値を付けた反動が来ている。それはまさに倍返しの107円台

米ドル/円  日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

NY白金~週足サイクル解析

サイクル面からNY白金を読む。この相場には平均27週のサイクルが、さらにこのサイクル3つで16カ月サイクル(70±12週)が構成されている。相場サイクルの確認には22週、および65週移動平均を用いる。

相場は22週平均を上回っているので、1月安値を起点に27週サイクルが進行中。今週は11週目。現行相場は3月11日の高値から下降中。これは22週平均と昨年の年間高値に起因するトレンドラインに向け、現行相場がプルバック中である、と見ることができる。

過去の相場を見ると、起点から12〜16週間後に節目が来ている。恐らく、来週から5月第2週までに900ドル付近にあるこのプルバックラインを引け値ベース維持できるか否かが、今後の鍵となる。維持できれば再度3月高値を試しにかかる。逆に維持できなければ戻しても3月高値を超えず、秋口までに年初来安値を試しにかかるだろう。ただそこは十数年来の大底となる公算が。故に短期派以外は買い賛成。


「一番大きな貧困は孤独」 世界で一番貧しい大統領 ホセ・ムヒカ氏の初来日講演

2016年04月11日 07時48分00秒 | 日記

2016年4月5日、「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれた前ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカ氏(ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ氏/Jose Alberto Mujica Cordano)が初来日し、4月7日に東京外国語大学で講演を行いました。前半では、人生を楽しく生きるための時間の重要性や、モノが過剰にあふれてしまった現代の経済における問題点について説きます。講演の中で、ムヒカ氏は「地上にあるもっとも重要なものは“愛”」であるということ、「貧困というのはモノの問題ではなく、一番大きな貧困は孤独」だと語りました。

2016年4月7日、「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれた前ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカ氏が東京外国語大学で来日講演を行いました。大統領という地位を得ても、質素な暮らしを続けてきたムヒカ氏。このパートでは、人々が市場に操られ、新しいモノを買うために自由な時間が失われていく問題について語ります。彼は「老人になったときに何が残るのか」と、日本の学生に向けて問いかけました。

人生を1人で歩まないでください

ホセ・ムヒカ氏 政治的な立場、モラル的な立場があります。政治的な立場というものは、必ずしもなんらかの政党に属するということではないのです。どこにあるとしても、そういうような立場というものを考えることができます。すなわち、私は「人生」という党に属しています。残念ながら私はまだ神というものを信じるに至っておりません。もし信じることができるのであれば、人生の最後のときにおそらく神様に「もう一度生きさせてください」と頼むかもしれません。しかし、私たちはこの「生きる」という奇跡というものを得ています。みなさん、どうぞよく生きてください。そしてまた、毎晩あなたのベッドに入ったときに、例えば5分間使って、その日1日のことについて考えてください。なぜならば、それぞれ自分自身の中に、それを評価する、審判する者がいるからです。ですから、自分自身に聞いてください。良かったのか、悪かったのか。そしてまた、それをもとに、より良い明日というものを築くようにしてください。それから、ぜひ家族を持ってください。家族というものは、単純に血のつながった家族ということではありません。そうではなくて「考え方の家族」という意味です。同じように考える人です。人生を1人で歩まないでください。ですから、なんらかの情愛というもの、それを1つも持たないと、1人で歩かなければならないことになるでしょう、非常に重い孤独の中で。しかし、もちろん私たちは神ではありません。私たちは人間です。もしほかの人に対して非常に大きな要求をするとなればどうなるのか。人間というのは完璧なものではないので、友人を得ることができなくなるでしょう。そして、1人で歩かなければならなくなるでしょう。ですから、例えば社会というものを得る場合には、寛容性が必要であるとも言えます。なぜなら、人間というのは完璧ではないからです。だから、寛容性が必要なのです。

金融が肥大化しても生産は大きくならない

現在、この状況の中において、私たちの上にあるさまざまな問題があります。非常にグローバル化した世界に私たちは生きています。私にとっては、2つの基本的な問題が感じられます。まず1つは、金融資本が爆発的に大きくなっているということです。それが「通貨をもとにした生活」を大きく変えているのです。これはまさに、お金というものが重要になっている。そして、お金を得るために、人生のなかで大忙しで、あっちに行ったり、こっちに行ったりとしているわけです。この金融の資金というものが非常に多くある場合、しかしながらそれは、例えば生産を大きくするものではない、ということもあるわけです。経済はこの金融というものを中心に成り立っている。それによって公共というものをなくし、みんなが忙しく動き回るようになった。そして現在、非常に大きな困難が世間の中にあります。非常に莫大な量のお金があります。これはさまざまなかたちで、投機的に使われています。大量のお金です。すなわち、それらは単純に生産というものに向かっているわけではありません。またもう1つ、ほかにも深刻な、重大な問題があります。私たちの文明のガバナビリティー(統率力)というものがない、ということです。なぜならば、それは非常に大きなものになっているからであります。そして、この文明というものが、非常に大きく変わってきているからです。例えば、大量のナイロンが太平洋の中に浮遊していたりするわけです。

世界ができることは、数限りなくある

じゃあ、どうやってこれを解決することができるのでしょうか? 人間というものは、気候というものを変えることができない。誰が言ったでしょうか。例えば、アフリカ大陸の国々があります。技術的に可能なことがあります。これは例えば、蒸気の鍋を使うことができます。それから、水蒸気の量というものがあります。そして、それによって砂漠の問題を対処できるでしょう。そういったことが、すべて可能です。塩水で農業を営むこともできます。塩水で生きられる種も多くいます。97の化学記号というのは、すべて海水から発見されています。世界ができることは、本当に数限りなくあります。でも、そういった大切な決断をする人が誰もいません。誰もそのために必要な課税をすることができません。30年前からトービン税という話が出てきますけれども、トービン税というのは資本取引に対してわずかの税をかける、そしてそれによって投機を抑えようという税金ですが、それもまだ実現していません。なぜかというと、金融資本のほうが生産資本よりも重要な地位を占めているからです。私の小さな国でもお金持ちがいます。最後の1ペソまでインフラに投資しているお金持ちもいます。でも、別のぜんぜん投資しない金融資本を、例えば今、パナマでもパナマ文書というのが問題になっていますけども、自分の資本を増やすためにだけ、いろんなタックスヘイブンを使ったりしてお金を動かしている人もいます。こういう状況があるんです。ですから、みなさんのような若者は、こういった状況に対して戦わなければいけません。こういった非常にバカげたこと、悲惨なことを止めるために何かしなければいけません。これは誰も問題を解決できないという問題ではありません。人間がまとまれば、組織すれば、戦うことができるのです。まさにそうすることこそが、人類の連帯、団結という意味だと思います。

10年の投獄について「非常につらい時期だった」

最後になりますけれども、私は若いときに多くの本を読みました。そのあと、世界を変えたいと思いましたけども、変えることはできませんでした。それで10年ぐらい刑務所に入れられました。非常につらい時期でありました。でも、それほどすごく厳しい時期を過ごさなかったら、今学んだようなことは学ぶことができなかったと思っています。ほかの人と同じように、踏みつけられたり、ゴミのように扱われたこともありました。例えば、軍事独裁であるとか、その圧政もありましたし、私の同志たちと一緒に収監されたこともありましたけれども、最終的に大統領になることができました。でもそれ以上に、「もっといっぱい、いろんなことを実現したいな」と夢見たこともありました。いっぱい途中で挫折して、実現しなかった夢もありました。じゃあ、何が残ったのか? 私はほかの人がその道を続けられるように、その道を耕してきたと思います。なぜならば、闘争は永遠に続くからです。私はほかの人たちを知ることができました。以前、私が収監されて、若くして「世界を変えよう」と思って辛い時期を過ごしたときには、孤独を慰めるために、私自身に多くを語りかけました。ひょっとしたら全部には到達できないかもしれないですけれど、10ぐらいには到達できるかもしれません。つねに自分が切り開こうとした道を、自分が掲げた旗を引き継ごうとする人は必ずいるはずです。

人生を信じられるように何かをしてください

日本ではなかなか希望を持てない、というふうに聞いています。前に聞きましたけれども、若者の30パーセントぐらいしか投票に行かない、と聞きました。……信じてないんですね。でも、もし信じられないんだったら、信じられるように何かをしてください。人生を信じられるようにしてください。なにか悪いことがあって、それを変えたいと思うこと、不満を持つことはいいことです。単に何もしないで不平ばっかりを言っているのでは、まったく変わりません。一緒に同じ気持ちを持つ人と、まとまって一緒に何かをしなければいけないと思います。それがあなたの人生に、あなたの存在に意味を与えることだと思います。そうじゃなければ、あなたの失望が勝利してしまうでしょう。生きるためには希望が必要です。もし希望のない人生になってしまうとしたら、どうでしょうか?今までずっと講演を聞いてくれた若者のみなさん、本当にありがとうございました。もちろん別に同感してほしいとか、そういう思いで話したわけではありませんけども、寝るときに私が言ったことを、ぜひ考えてみてください。



4月10日(日)のつぶやき

2016年04月11日 05時02分28秒 | その他

日曜討論、「TPPは日本が海外に工場会社を設立するとき、企業秘密が守れる」始めて聞いたわー。どうしてこういう大事なこと隠してたのかしら?明治なかには、江戸時代から築きあげてきた100年200年もの技術が、根こそぎ中国にかっさわれてるんですもの。阻止の為の条約


小野寺氏の説明分かりやすかった。