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ringoのつぶやき

音楽、ガーデニング、株、社会経済政治、etc・・・・日常の色々なことを書きたいと思います。

★ベターな展開(森田コラム)

2012年11月26日 15時04分47秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/26 12:57 のつぶやき

★ベターな展開

株式市場は12年5月にリスクオフの動きが出て以来、9200円から8200円の間で推移するというボックス相場に入りました。しかも調整の度に下値を8300円、8400円、8600円と切り上げましたので、ほとんど動きが取れない状況に陥っていました。

形としては上直角三角形の三角持ち合いに入ってしまいました。そして、11月に入って漸く下がり始めて、13日には8600円と二回前の安値まで下落、このまの8000円近くまで下がればシグナル点灯かという展開になりました。

相場展開には「ベストな展開」「ベターな展開」「悪い展開」「最悪の展開」と大きく分けますと4種類あります。このまま下落して7600円前後まで下落するのがベスト、8200円前後でも1000円の下落になりますので「ベターな展開」となります。

しかし、実際の日経平均は8600円で止まり、現在は9400円台と9200円の上値抵抗ラインを抜けてきました。これはどんな展開かと言いますと「ベターな展開」と云うことになります。最悪の展開は「動かない展開」であり、悪い展開は「振幅幅の小さい展開」です。

★今回のような日経平均が上昇する展開は、良い展開なのか?悪い展開なのか?

その前にまず、考えることは「相場は誰にも動かせない」ということであり、賢い投資家は「相場の動きに合わせて投資戦術を展開する」投資家です。この大前提を基に「良い展開と悪い展開」を考えなければなりません。

つまり、自分で相場を予測し、予測通りに投資するという投資戦術が最悪の戦術と云うことになります。これは「当てモノ」ですから、勝ち続けたとしても「どこかで大きく負ける」ことなるからです。

今回の展開は「ベターな展開」となります。何故ならば、小さな振幅幅の相場では「転換点シグナル」は点灯しないからです。もちろん上昇相場でも点灯しませんが、上昇するということは「次に下がる」ということであり、しかも今回は5月以来の「上値抵抗ラインの9200円」を突破しましたので「山高ければ谷深し」で、次の下落は「大きな下落になる可能性が高くなりました」ので、今回の上昇相場が終わった後の調整では「これまでよりも大きく下がる確率が高い」と言うことになります。

10000円近辺まで上昇するのが良いと言えます。この場合には8200円という下値抵抗ラインでも下落率が18%になりますので、大きな調整であり、転換点シグナルが点灯する確率が非常に高くなるからです。

★自民党の無能力を投資家が思い出すには「タイムラグ」があります。その間は「ねじれ国会解消」の上昇相場になる可能性が高いので、大きく下がったとしても「転換点で買う」ことにリスクが小さいからです。


★中国国民の恐ろしさ(森田コラム)

2012年11月22日 15時48分55秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/22 15:20 のつぶやき



昔の中国は政府の力が強大で、国民は政府に気兼ねして発言したり、発言を拒否したりしていました。しかし、今の中国は「失うものをもった政府要人が中国国民を恐れると云う中国」になっています。

つまり、政府任せであった中国国民が「自分の判断で行動する」ようになりました。この変化を見落としていたことで、尖閣問題は「富を持った」政府が押さえると思ってました。しかし、現実は中国国民のナショナリズムによって「日本の車の販売台数は激減」と、日本への旅行も激減しました。

この意味は、中国の国民は中国政府に操られているのではなく、自分の意思で「中国の権利を守る」という意思表示を対立国である日本に表明していることです。

日本は「日本の国家主権が侵された」ときに、中国国民のような行動を取れるのか?
自己中心的であり、エゴイストであり、しかもプライドを捨ててしまっている人が多い日本では「ほぼ起こり得ない」ことだと思います。日本の政治家に好人物がいなくなって大分経ちますが、これは「日本国民が堕落」したので、日本の政治家が堕落したという意味になります。

日本人が「堕落」したことで、どうしようもない政治家を生まれ、そのどうしようもない政治家たちに「苦しめられている」と云うことになりますので、中国も民の行動をみますと、残念ですが自業自得なのかなとも思います。


ファンダメンタルから考える「窓埋め」の動き

2012年11月22日 15時41分23秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)日経平均は5月にあけた窓を埋めた。
2)個別企業の窓は、業績の変化を表すことが多い。
3)日経平均では、PBR1倍の目途も近いので、調整を待った方がよい。

◆日経平均は「窓埋め」の動き

為替市場の円安が進み、日経平均は9月19日の9288円を上回るとともに、5月2日以来となる9300円台を回復しました。

5月以来ですから半年ぶりとなるのですが、ちょうど5月初めにあるチャート上の印象的な「窓」に到達したことになります。このような動きのことを「窓埋め」と呼ばれます。

「窓」は、チャートにあいた空間で値段がつかなかった価格なのですが、考え方としては、注文が集中して株価に勢いがついたことを意味しています。

5月の日経平均の窓は、ゴールデンウィーク中の海外市場が下がり、連休明けにまとまって下がったために出来ています。この窓をきっかけに下げが加速して、6月の年初来安値まで下げ続けました。

特に、個別株の窓は「業績の変化」を示すことが多くあります。最近は下方修正で窓あけした銘柄が多数ありますが、窓をあけて寄り付いた株価は「悪くなった業績を織り込んだ株価」といえます。

つまり、企業価値が変化した水準として、窓あけした価格が売り目標として意識されると考えられます。

大幅な下方修正をしたパナソニックですが、円安進行で反発したものの、下方修正であけた窓が意識されて上昇が止まっています。このチャートから、「下方修正発表前の企業価値は回復しない」と投資家が判断していることがわかります。

株式市場の回復や、一段の円安、世界景気の回復などで判断が変わってくれば、いずれ窓を埋める動きになるかもしれませんが、窓を埋めると今度は「売り損なった投資家が売れるようになる」ということになります。

また、「動く投資家が増える」から抵抗ラインになるといえますので、チャートを見て印象的な窓は、業績の根拠がない投資家でも目標にしやすいと思われます。印象的な過去の高値や安値も同じで、株価を判断する基準に絶対的なものがないために、過去の株価が投資家の参考にされやすいといえます。

◆日経平均のファンダメンタルの節目

日経平均のファンダメンタルの物差しとして、「PER」や「PBR」があります。日経新聞のマーケット欄に毎日出ていますが、今朝の情報によれば「PERが14.1倍」「PBRが0.97倍」でした。

解散価値といわれるPBRが1倍を割り込んで割安と言われていたのですが、上昇が続いたことでもうすぐ1倍を回復します。昨日の日経平均から逆算すると、「9222円÷0.97=9507円」ですから、9500円は切りの良い株価であるとともに、PBRの節目でもあると考えられます。

ちょうど5月に窓をあける前の水準もこの水準ですので、今回の窓埋めはファンダメンタルでも目安にする投資家が増える可能性があります。

円安が進み、先高期待も強い状況ですが、上値の抵抗ラインが多数あることを考えますと、投資するにはリスクに見合わない可能性が高いと思います。

調整がない上昇はありませんから、窓埋めをきっかけにした調整を待った方が、高値つかみをリスクを抑えた投資ができると考えられます。


負けない投資家になるためのルールの作り方

2012年11月21日 16時54分29秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)自民党の政策発表で円安が進んだ。
2)「少数派が勝つ」といわれる投資では、群集心理をコントロールすることが重要。
3)「高いときに売り、安くなるのを待つ」という基本のリズムをマスターする。

◆自民党の政策発表で円安が進む

本日の株式市場は円安がさらに進んだことで、買いが優勢になりました。円安の進んだ背景には、自民党が衆院選の政権公約に2%の物価上昇率を目標に、政府と日銀が政策協定を結ぶと発表したことがありました。これによって大胆な金融緩和が期待されて、円売りが加速したことになります。

ドル円相場の動きをあらためてチャートで見ると、急激な角度に変わっていますので、現在の円安がいかに急ピッチなのかが実感できます。

ただし、円安になりそうな材料があったとしても、実際に市場が反応していなければ、投資家は半信半疑になると思います。市場を動かしそうな材料があって、実際に市場が動いているのを見てはじめて、確信に変わるのだと思います。

何がいいたいのかといいますと、株も為替も同じで、市場の動きで投資家の行動が決まりやすいという点です。急激な円安を見れば、本当に自民党主導の追加金融緩和の効果がありそうだと思いこんでしまう人が増えると考えられます。

よく市場心理は群集心理に例えられますが、「本当に金融緩和の効果があるのか?」と疑っている人も、個人の考えではなく、市場(群衆)の動きで自分の考えが影響されてしまいやすいのだと思います。

しかしながら、投資は「少数派が勝つ」といわれます。株の場合でいえば、みんなが買ってしまえば次に買う人はいなくなって上がらなくなりますから、買わなかった少数派が高値つかみをしないで損しないで済むといえます。

つまり、「群集心理に逆らう」ことができれば、市場で勝ち続けることができると考えられます。

◆負けない投資家になるためのルールを作る

人間の心理は流されやすいので、群集心理に逆らうために一番よいのは「ルールを作る」ことです。ケンミレでは上昇中の高値で買わないために「波動ライン」でルールを作っています。

波動ラインには「短期」と「中期」がありますが、現在の日経平均では両方とも「上昇波動ライン」が引かれています。したがって、いつかはわかりませんが、どこかで必ず下がり出して「下落波動ライン」に変わります。

しかしながら、上昇波動ラインが引かれているときというのは、市場(群衆)の考えに惑わされて、高値を買いたくなっているときといえます。この心理に逆らうためには、「上昇の波動ラインが出ているときは買わない」という機械的なルールを作れば、高値で買いたくなる気持ちをコントロールすることができます。

特に買いたくなる気持ちをコントロールして欲しい方は、「過去に高値つかみをして失敗した人」です。高値で買って失敗することを繰り返さないだけでも、トータルで勝てるリズムにすることができます。

転換点投資は、山谷を作って動く株価の「谷」を待って買うことですので、「波動ラインが青いとき」に買います。ただし、下落のときの群集心理は「ほとんどの人が買わない心理」になっているときですから、このときに買う決断ができる人は、「株を持たないで現金を持っている人」です。

底値で買える投資家になるためには、「上昇中に現金化すること」がポイントです。まずは「高いときに売り、安くなるのを待つ」という基本のリズムをマスターするために、波動ラインを目安に使ってください。


★見たことない民主党の鳩山・菅・岡田・野田の四人の政治家の思考回路(森田コラム)

2012年11月21日 14時41分35秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/21 08:30 のつぶやき


野田総理が民主党意議員に対して、党の方針に従わない人は公認しないと発表しました。これにより、鳩山基総理が出馬辞退に追い込まれました。小泉総理も似たようなことをしましたが、小泉陽性と民主党陰性の差があると感じます、

鳩山さんは総理を辞めるときに「政治家も辞める」といった政治家ですから、出馬しないことは当然なのですが、それにしても「一時的な地位にいる人が、他人の一生を決められる」と考えてしまっている民主党の一部の議員の怖さがあります。

急に課長や部長や役員や社長になった人が「自分の天下」と錯覚して、他人に色々と言い出すどうしようもない人がいますが、この4人は加えて「プライドがない」だけに、何を言っても無駄と感じて、反論する気持もなくなります。

約束を破ること、人をだますこと、ごまかす・うそなどについて「自分の利益になるならOK」と思っている人たちですから、やくざに勝てないのと同じ気持になる人も多いのではないかと思います。私は小泉さんのときには色々と言いましたし、橋下さんにも言いましたが、彼らに色々といったのは、彼らに「プライドがある」からでした。

今の民主党首脳部は正にヒットラーの恐怖政治そのもの(命は奪われませんが)というイメージがします。最悪なのは、このことを「本人は気が付いていない」ということです。野田総理は「自分を正直な人」と正々堂々というくらいですから。

30代までの人を雇わないという経営者や人事担当者が増えているといわれています。なぜかといいますと、ゆとり教育によって「プライドが無い人が多くなってしまった」からです。話せば分かるという言い方がありましたが、ゆとり教育を受けた人たちとは価値観が違うので「話しても分からない」のです。だから、雇わないという極端な結論になってしまうのではないかと思います。

では、50歳以上が良いのかといいますと、これも微妙になります。ベンチャー・中小企業は「100人入社して1人優秀な人がいる」と言った人がいましたが、50代で就職しようとする人たちは、後が無いので「背水の陣」を敷くのかと思いましたが、現実は「適当に、言葉で生きる」人のほうが多くなっているようにも思われます。しかも、民主党と同じで「自分に都合の良いように理論武装」しますので、民主党と同じように「話しても無駄」と感じてしまいます。


抵抗ラインで止まったあとに株価はどう動くか?

2012年11月20日 22時19分56秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)日経平均は、9200円の抵抗ラインが意識されている。
2)通常なら下がると考えられるが、それほど下がらずにもみ合うこともある。
3)どちらになるかわからないので、次に株式市場がどう出るかを見た方がよい。

◆9200円の抵抗ラインが意識される

昨日の米国市場では、「財政の崖」問題に楽観的な見方が広がり、NYダウが+207ドルの大幅上昇となりました。しばらくは「財政の崖」問題に一喜一憂することになりそうですが、NYダウはいったん下げ止まった格好になりました。

また、為替市場では1ドル=81円台の円安水準でもみ合っているため、買い安心感が広がりやすい状況と考えられます。

しかしながら、日経平均は「9200円の壁」が抵抗ラインになっているようです。

日経平均では、8月20日の9222円、9月19日の9288円の高値があり、2回上昇がとまった水準があります。ただし、日経平均の2つの高値は幅があってわかりにくいのですが、日経先物の方でははっきりと傾向が出ているので、こちらを参考にした方がよいかもしれません。

日経先物では、8月22日の9250円、9月19日の9230円の高値があって、2つとも近い水準にあります。ただし、ローソクの「ヒゲ」になっていて、終値として9200円台になったのは、日経平均が9月19日につけた9232円しかないということになります。

9月19日に株式市場が上昇したのは、日銀の金融政策決定会合で追加緩和策が決定されて、買い入れ基金の規模を70兆円から10兆円増やし、80兆円程度とすることが発表されたことがきっかけでした。

結局、このときが高値となり、約2か月たってようやく戻ってきたということになります。

◆抵抗ラインを突破するには、いずれかの調整が必要

抵抗ラインとは、意識する投資家が多いので株価が抵抗する水準という意味ですから、意識する投資家が増えれば増えるほど、株価の動きが止まりやすいといえます。日経平均の9200円水準は、市場に参加している投資家がかなり意識しているところだと考えられますので、強い抵抗ラインと考えられます。

抵抗ラインといっても、投資家を一気に動かす材料が出れば抵抗しないですんなり超えることもありますが、何もなければ、抵抗する可能性が高いといえます。

ちょうど、昨年から今年の初めにも9000円の抵抗ラインが意識された時期がありました。抵抗ラインを迎えたときの考え方は、このときを参考にできると思います。

9000円程度が上値抵抗ラインとして意識されていましたので、いったん大きく上昇したあとに9000円目前でもみ合いになりました。

ただし、強い抵抗ラインまで大きく上昇したのであれば、通常であれば「下がる」のが普通なのに、12営業日(約2週間)の「横ばい」という動きになっていました。

上がってから下がることを「値幅調整」、横ばいの動きを「日柄調整」と呼びますが、株価のリズムで重要なのが「日柄」だと思います。昨日まで日経平均は4日で500円程度の急騰をしています。さらに9200円の抵抗ラインまで届いたことで、目標達成感もあると考えられます。

したがって、「通常」なら、9月の追加金融緩和で上昇したあとのように、値幅調整で下がると考えられます。しかしながら、金融緩和や円安傾向、新政権の期待などがそろっているので、「横ばい」の日柄調整になる可能性もあります。

どちらになるかを予想して投資するのではなく、「様子を見てから対応すればよい」となります。いずれにしても、急騰した日経平均が止まったのですから、次に株式市場がどう出るかを見た方がよいと思われます。


「解散で上がり」「総選挙で下がる」株価の傾向

2012年11月19日 22時43分49秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)過去の解散・総選挙では、解散で上がり、総選挙で下がるという傾向がある。
2)今回も選挙までは株価が高い傾向になる可能性がある。
3)ただし、高値つかみにならないように、押し目買いを考えた方がよい。

◆過去の解散・総選挙の株価の動き

今日の株式市場は、先週からの流れを引き継いで大幅上昇となり、9100円台を回復してきました。ただ、4日続伸で上げ幅が500円に迫って急ピッチの上昇であることや、9200円の抵抗ラインが目前になっていることもあるため、テクニカル的な高値警戒感が強くなっています。

目先的には上昇の反動も出やすいと思われますが、一方で「押し目待ちに押し目なし」といわれるように、スルスルと上昇が続いてしまうかも知れません。つまり、目先の動きを予想することは「伸るか、反るか」で運を天にまかせるようなことになってしまいます。

ただし、大幅上昇のきっかけは「解散・総選挙」でしたので、過去の解散・総選挙の傾向を調べてみました。

◆1996年以降の解散から選挙の株価
 ※日付は解散日から選挙日まで。
ただし、投票日がすべて日曜日のため、投票日直前の営業日の日付になっています。

1996年以降、解散・総選挙となったのは5回で、今回が6回目となります。

チャートから見た傾向をまとめますと、解散までの株価の動きは、上がっているときや下がっているときと様々ですが、解散から総選挙までの株価水準は、ほぼ横ばい以上になっていることと、総選挙後の株価としては、2005年の小泉郵政解散以外は下がっているという傾向があります。

この傾向は、株価が「期待で上がり、事実で下がる」という動きをしやすいことを示しているのだと思われます。

解散に追い込まれるということは、政治に対する不信感が広がっている情勢ですので、外部環境はネガティブになっているといえます。それが解散・総選挙になることで、期待に変化するので、期待感が株価を支えるために選挙まで株価が下がらないのだと考えられます。

ところが選挙後については、ほとんどのケースで株価が下がっています。これは「材料出尽くし」で売りが優勢になりやすいということになりそうです。

◆今回の解散・総選挙はどうなるか?

今回は、先週16日に解散し、来月16日に総選挙の日程になっています。過去の傾向から、「選挙までは株価水準を維持」、「選挙後は下がりやすい」という傾向をチャートに当てはめますと、以下のようなイメージになるかもしれません。

過去の傾向から考えられるのは、選挙までは押し目買い、選挙後はあわてて買わないで様子を見た方がよいとなりそうです。

ただし、選挙まで1カ月もありますので、短期的な調整タイミングは十分にありえます。選挙まで株式市場が高い傾向があるといっても、高値つかみはしないように注意した方がよいと思われます。


日本維新の会と太陽の党が合併し、石原代表と橋下代表代行体制がスタート(森田コラム)

2012年11月18日 15時08分11秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/18 12:28 のつぶやき



役者が違う石原氏
橋下さんの感情を何でも表明するというやり方が「第三極の支持率」を低下させました。石原さんは「橋下はどうしようもない子供」と思っていたと思うのですが、彼は政治家ですから「感情と行動は別」に出来ますので、掌で転がすように合併に持って行きました。

しかし、小さな事に拘る橋下さんには今後も手こずるのではないかと思うのは森田だけではないと思います。どこかで橋下さんと石原さんが喧嘩別れになるかも知れないと思っている人が増えれば、更に支持率は低下すると言うことになります。

今回は解散総選挙があったので、どうにか合併させることが出来ました。つまり、追い風が吹いたことで合併まで持っていくことができましたが、それが先延ばしになった場合、今回の橋下さんの「ゴネ方」は致命傷になっていたのかもしれません。つまり、中央政治と地方政治の違いによる限界が出てきたことになります。

今回の風は「自然に吹いた風」であって、第三極が起こした風ではありません。この違いは「歴史に与える影響の違い」としては大きいのではないかと思います。
石原さんの年齢、橋下さんの地方政治的正義感が「新しい日本を誕生させる障害」になるのではないかと思います。

つまり、日本の変化は「日本のケネディー」になれる器がある、国政向きの人間である「小泉進次郎総理」まで待たなければならないかもしれません。つまり、橋下さんのような善人ではなく、小泉進次郎のような「清濁併せ呑む度量」が国政の代表には必要だと云うことになります。


★安部自民党総裁、日銀にアピールで「円安・株高」へ(森田コラム)

2012年11月16日 15時54分27秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/16 00:16 のつぶやき



自民党の安倍総裁が講演で「デフレ脱却と円高対応、かつての自民党政権とは次元の違う政策をやるべきと考える」、「日銀と政策協調し、大胆な金融緩和を行う」、「物価目標達成のため、無制限な金融緩和を行ってもらう」などと述べ、日銀によるより強力な金融緩和の必要性を強調。政策金利についても「ゼロかマイナス金利にするぐらいにして、貸し出しを高めてもらいたい」と踏み込んだ発言を行いました。

この発言を材料に、円はドルに対して80.90円まで下落、ユーロに対しても103円台まで1円上昇しました。

これに対して民主党の前原さんが「日銀法があるのに、安部総裁の発言はけしからん」とアピールしましたが、前原さんのほうが遥かに「けしからん」といえます。

ハイテクの日本の代表であるナショナルやシャープ、日立などの輸出企業の業績が悪化し続けています。大きな原因は円高であり、円高阻止は「日本の政治家の急務」なのですが、欧米の圧力にんー何も出来ず、日本を代表する企業を倒産寸前に追い込んだのは民主党です。

世界正義を本気で言っている政治家は日本の政治家だけであり、他の国の政治化は「自国への利益誘導を第一義」に考えています。その点で、安部総裁の発言は法律上は間違っていますが、日本の政治家としては「待ちに待った頼もしい」政治家だと思います。


★野田総理 16日(金曜日)解散を国会で表明(森田コラム)

2012年11月14日 07時17分09秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/14 18:51 のつぶやき

★野田総理 16日(金曜日)解散を国会で表明

野田総理が苦し紛れの解散を表明しました。解散と決まったからには、出来るだけ相手を割るものにして、選挙を有利にしはたいとの思惑が交錯して、党首会談は見ていて「見苦しい」ものになってしまいました。

この解散を受けて株式市場は上昇して始まりました。3時過ぎに発表したのですが、4時半から始まったナイト取引で日経先物80円高と上昇して始まりました。

自分ならばどういうかと思いながら党首討論を聞いていましたが、安部さんの変わり方にはピックりしました。安部さんはおぼっちゃまでしたから、鳩山元総理と同じで討論は苦手だったのですが、今回の安部さんの切り返しは「とても優秀」で、オウムの「ああいえば上有さん」を思い出しました。

いずれにしましても、これで「国会のねじれ現象は解消される可能性がとても高くなりました」ので、政治が機能するようになるのではないかと思われます。つまり、あまり期待は出来ませんが、今よりは「よくなる」と思います。それが株式市場の時用しょうに繋がったのかもしれません。

★来年の景気動向で米国と世界全体が復調との予想
欧州は依然として右肩下がりでしたが、中国は悪いながらも「横ばい」に転換、米国も上昇に転換して、世界経済全体も上昇に転換するという予測が出ました。えっという感じです。

欧州の構造不況は「金融政策」では解決できません。そして、欧州が駄目になれば「欧州輸出の多い中国と米国がダメージ」を受けます。そして、中国と米国がダメージを受ければ、日本は「欧州・中国・米国」からマイナスの影響を受ける事になります。従って、欧州は駄目だけれど、他が良いので来年の世界経済は上昇するという見方について、本当ならば森田の歓迎すべき間違いであり、ウソならば世界は真っ暗闇に突入することになります。

★勝ち組の戦略―――欧州危機に備えて
勝ち組の前略は「最悪のシナリオ」に対する準備をすることです。この準備に掛かるコストと、準備しなかった時のコストを比べれば、誰が考えても分かりますように「準備のコスト」を使うべきです。

これをブラックジャックでは「インシュランス」と言います。親に配られた店カードがエースの場合、絵札ならば21で1.5倍払わなければなりません。嫌ならば1/2払って降りることが出来ます。この時に、ディーラーが「インシュランス」と聞きます。21で無ければ払う必要は有りませんし、もしかしたら勝つかもしれないのに保険という制度が何故あるのかを考えれば、欧州危機に対する保険を準備するのは当然ということになります。


NYダウと為替市場の傾向と転換点の可能性

2012年11月09日 11時02分47秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)NYダウが大幅下落となり、まだ調整が続く可能性もある。
2)為替市場では円安傾向に変化が出てきている。
3)転換点シグナルが点灯するためには、急落することがポイント。

◆「財政の崖」がくすぶる米国市場

昨日の米国株式市場は大幅に続落、NYダウの2日間の下落幅(434ドル)は今年最大を記録しています。下落要因は前日に引き続き「財政の崖」問題と米国議会の対応の警戒感ですので、これから起こるであろう「漠然としたリスク」を織り込んでいる状況と考えられます。

ただし「財政の崖」問題に関しては、オバマ米大統領が9日に声明発表(米国午後1時過ぎ、日本時間では今晩深夜3時過ぎ)を予定しています。「財政の崖」問題に何らかのコメントが出る可能性が高いといわれていますので、急落したNYダウの自律反発のきっかけになるかもしれません。

しかしながら、NYダウは6月から10月まで続いた上昇トレンドを明確に割り込んでいますから、「どこで止まるか?」の下値ラインが気になります。

前回の上昇相場(昨年11月から5月まで上昇後)の調整では、黄金分割比(0.618)でぴったり止まっていました。今回に当てはめますと12656ドルになりますので、あと200ドル弱程度の下落余地があり、まだ調整が進む可能性が考えられます。

◆為替市場の傾向が変わってきた

NYダウの下落だけではなく、国内株式市場を支えていた「円安傾向」にも変化が出てきています。

対ドルでは1か月程度、対ユーロでは3か月程度の円安傾向だったのですが、今週起こった円高によってチャートに変化が出てきています。円安傾向が変わってしまう可能性もある動きですから、日本株にとってマイナス要因といえます。

日本株が上がるための必須条件だった円安期待が少なくなると、株価の下支え要因も弱くなることが考えられますから、転換点シグナルが出るような動きになる可能性は高くなっていると思われます。

◆あとは「急落すること」がポイント

海外株式市場や為替市場の外部環境の変化を見ると、国内市場も調整色が強まるかもしれません。ただし、転換点シグナルが出るためには、ダラダラとした下落ではなくて「急落すること」がポイントになります。

昨日も本日も海外要因で売られたため。朝の寄り付きから売られるのですが、その後は比較的下げ渋る動きを見せています。空売りの買い戻しも入っている可能性はありますが、下げが加速するような動きになった方が転換点シグナルも出やすくなります。

通常のテクニカル指標は、下がり始めてしばらくすると「割安なゾーン」になってしまいます。一方で、下がり始めてしばらくして、突然転換点シグナルが買いシグナルが出るのは、「割安な水準からさらに急落するため」です。

どうして急落する必要があるのかといえば、「急落すれば反発する」という株価の特性があるからです。転換点ソフトの勝率が高いのは、株式市場はどんな悪材料であっても、売られすぎれば一時的に反発するからだと考えています。

割安株投資はゾーンで買うので、日々の市場をチェックして買いタイミングを探さないといけませんが、転換点投資の場合は「シグナルが点灯するのを待てばよい」ので、時間がなくて市場をチェックできない方にはとてもあっている方法です。

さらに銘柄選びがいらず、倒産リスクや決算発表で急落するリスクのない「日経先物」を投資対象にすれば、もっと簡単に反発狙いの投資をすることができます。

「財政の崖」や「為替問題」、「欧州の債務問題」「中国の景気問題」など、普通に投資をしようと考えたらわからないことはたくさんあります。しかしながら、「急落すれば反発する」という株式市場の特性を使えば、外部環境を難しく考えないでも投資で勝つパターンを作ることができると思います。


★森田が描く将来のケンミレの姿(森田コラム)

2012年11月08日 10時46分38秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/11/08 14:49 のつぶやき

★森田が描く将来のケンミレの姿

加齢臭が無い、肌は30代、精神力はまだ誰にも負けない、頭の回転力もまだ誰にも負けないと自分では思っていますが、既に64歳、自分では92歳で子供を作ってピカソに勝とうと思っています。現役もあと30年は続けると考えています。

しかし、現実は相場と同じで予想通りには動かないかもしれません。そこで今、行っているには「森田抜き」で森田以上のパフォーマンスを挙げる方法です。半自動化取引システムですが、この研究でシステムのスタッフは「頭が混乱」してしまっています。

言い換えますと、頭が混乱するほどのレベルで検討していることになります。結論はぼんやりと想像出来ますが、結論が確定するまでには「何度かの壁を超える」必要があります。

分からないということは「楽しい」と同義語であり、久しぶりに「壁が出てきました」ので、森田としてはとても楽しい研究生活を送れています。凄いモノを作ったと言う皆の声を聞くことを想像して、今から完成を楽しみにしています。

★垣間見た競走馬の世界は矛盾だらけの世界
競馬の世界の研究を始めましたが、競馬の世界は「20世紀の証券の世界」と同じであり、また20世紀の共産主義の世界とも似ています。私が証券の世界に入った切っ掛けは「強者が弱者を喰い物にしていることに憤りを感じた」からでしたが、競馬の世界は「非常に狭い世界なだけに証券よりも改革が難しい世界」だと感じています。

一つだけ申し上げますと、年間で7000頭の競争馬が販売されますが、そのうちの65%は未勝利のままであり、1年と少しで走ることも出来無くなるのです。言い替えますと、2500頭くらいしか「未勝利のレース」がないのに、7000頭も売っているのが競走馬の世界です。競走馬を買っても65%の馬は勝ちゼロになります。言い替えますと、馬主の損失の上に競馬が成り立っていると言うことになります。

その代わりに「未勝利を勝ち上がった馬」に対しては「手厚い待遇」が待っています。つまり、35%に入れれば「中央競馬の保護」に入れます。つまりね未勝利を脱することが出来ればよいかと言いますと、実は「未勝利を脱しても安泰」では有りません。ここまでにしておきます。なお、私は賭けごとに興味がありませんなので、馬券を買うことには全く興味が有りません。

■何故、賭けごとに興味がないのか
一つ目の理由としては、私は宝くじには当たりたくない(買っていませんが)と言います。この理由は、特に私は弱い人間なので「遊びたくなって、仕事のエネルギーが無くなる」からです。

二つ目は、人間が一生の間に持っているラッキーの数は決まっていると森田は勝手に思っています。賭けごとで「そのラッキーを使いたくない」ので、賭けごとをしていません。

三つ目は「一生懸命働いて得たお金」は残るが、努力をしないで得たお金は残らないと思っているからです。では、どうしてケンミレは一生懸命働かなくても儲かるような投資ソフト作りに挑戦し続けているのか?

思い込み次第で人生は変わります。上の三つの考え方が正しいのか、正しくないのかは関係ありません。そう思うことでパッションとモチベーションが上がるならば、上記の考え方は結果的に正しいと言うことになります。思い込みとは、言い換えますと自己マインドコントロールです。これに優れた人達が人生の勝ち組になっているのだと思っています。

★オバマの戦略
前回の大統領選挙のオバマの戦略は「チェンジ」であり、医療改革でありました。つまり、自分のビジョンを国民に示し、賛同を狙うと言う戦略でした。今回はどうかと言いますと、決められないオバマと言われていますように「政策で勝つ」という戦略を取れば負けるという判断をしました。

そこでオバマは「勝ち方」ではなく「勝つ事」だけに注力しました。言って見れば「相手を中傷するネガティブキャンぺーン」と「相手の攻撃に反撃する説明」に終始しました。客観的に見ればカッコ悪い生き方ですが、大統領を続けたいと言う目的には合致していました。

つまりオバマの思い込みは「自分には大統領を続ける以外の道がない」という思い込みであり、その思い込みは「ネガティブキャンペーン」という選択に繋がったのです。オバマの思いこみがただしいかどうかは「4年後のオバマが知っている」ことになりますが、森田ならば「人生の価値は死ぬ瞬間にどう思うかで決まる」と思っていますので、大統領選挙に出ないと思います。


「財政の崖」問題とオバマ氏再選確実の関係

2012年11月07日 14時07分58秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)米国では、イベント通過で不透明要因がなくなるという見方になった。
2)大統領選挙後は、「財政の崖」問題が意識される。
3)国内市場は、イベント通過でも動きがないので、今は忍耐のときと考える。

◆米国では、イベント通過を織り込む動きになった

昨日の米国市場は、NYダウが+133ドルと大幅に上昇しました。様子見ムードの強い日本とは違って、米国では大統領選挙の結果さえ出てしまえば、不透明要因がなくなるという見方につながったようです。

ただし、NYダウは値幅が大きく上昇したものの、チャートを見れば往来になっており、はっきりとした方向感が出ているわけではありません。25日、75日の移動平均線を株価が下回っており、移動平均線との関係からは、まだ下方向に傾いていると考えられます。

◆「財政の崖」問題とは?

大統領選挙の結果にあわせて意識されているのが、「財政の崖」という問題です。

財政の崖とは、今年末に所得税などの大型減税策(通称・ブッシュ減税)が期限切れとなることに加えて、2011年に米国の債務上限が問題になったときに、米議会が財政赤字削減策で合意できなかったため、来年から予算削減すると決まったことが重なるため、年明けに急激な財政削減が起きるというものです。

急激な財政削減が「崖」にたとえられており、景気に悪影響を与えるかもしれないと警戒されている問題です。

米国が抱えている「財政の崖」問題をもとに大統領選挙を考えますと、オバマ氏再選の方が安心できると考えられています。なぜなら、ロムニー氏が当選すると、正式な大統領就任が1月になってしまうため、いろいろな政策が先延ばしにされてしまう可能性が高いからです。オバマ氏再選であれば、すぐに政治が動きやすいので、対策も打ちやすいということになります。

速報ではオバマ氏再選確実と報道されていますので、「財政の崖」問題にはプラス要因になりそうです。ただし、経済対策の期待は少なくなる可能性もありますので、楽観材料だけではないと考えられます。

◆イベントを通過しても動きがない国内市場

今日の為替市場では、オバマ氏再選でドル安、ロムニー氏当選でドル高というのが市場のコンセンサスでしたので、オバマ氏優勢の報道が出はじめて一時的にドル安/円高になりました。

円高に振れたために日経平均も下がったのですが、オバマ氏の当選が確実との報道が出てくると、すぐに持ち直す動きになりました。しかしながら、日経平均は9000円近辺でもみ合いですので、イベント通過でも方向性がはっきり出てないということになります。

できれば、株式市場がいったん急落してくれた方がすっきりして買いやすいのですが、なかなか相場が自分の都合よく動いてくれるものもありません。

転換点投資を成功させるためには、「チャンスを待つ忍耐」と「下がったときに買う勇気」が必要と考えて、「今は忍耐のとき」と割り切って相場を見ていればよいのだと思います。


日銀金融緩和後の投資戦略

2012年10月31日 17時13分04秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)金融緩和の初動は売りで反応した。
2)金融緩和から一夜明けて、今度は買い先行となった。
3)材料を考えると判断が難しいので、次の動きを待つ忍耐も必要。

◆金融緩和を受けた初動は売りの反応

追加金融緩和の期待が高かった日銀の金融政策決定会合を通過しました。昨日(30日)、大引け間際に内容が伝わった段階では、10兆円と予想されていた買い入れ基金が11兆円だったことが期待外れと受け止められて「株売り、円買い」の反応でした。

チャートで見ても、直前の日経平均は8867円から9075円の往来でしたので、往来の下限を割り込み、安値引けの大陰線という下げが加速しそうな格好でした。

もしも今日の相場が安く始まっていたら、オーソドックスな「下放れパターン」の形でしたので、いったんは安値を試す動きになりそうでした。ところが寄り付きから買いが先行して踏みとどまりましたので、25日と75日の移動平均線が下値抵抗ラインになる往来が続いていることになります。

◆異例の金融緩和と景気判断の引き下げ

期待が高かっただけに反動が先行した日銀の金融緩和ですが、9月に引き続いての2か月連続の追加緩和が2003年以来、約9年半ぶりであることや、政府と日銀のデフレ脱却へ向けて初めて共同文書を出すなど、良い方の評価もありました。

今日の株式市場の反応は、期待外れとなって行き過ぎた分の買い戻しということになりますが、今のところは往来相場に戻った範囲です。

9月の追加金融緩和をしたときも、結局は発表したときが高値になっていますから、金融緩和ですんなりと高値を更新していくかは疑問が残ります。

一方、追加緩和と一緒に発表した「日銀展望リポート」では、景気と物価の見通しを下方修正しました。簡単にいえば「景気は回復せず、デフレが続く」ということなので、株価にとってはマイナス要因です。

日銀が異例の追加金融緩和に踏み切ったのは、景気の下振れを警戒していることの裏を返しといえます。ただ、追加緩和をすると必ず指摘されることですが、「緩和しても景気に効果が出ないのではないか」というコメントがはやくも経済界から出ているように、景気が良くなる期待はそれほど強くないと考えられます。

◆往来相場の次を待つ

このように、日銀の金融緩和を投資の判断にしようと考えた場合、強気にも弱気にもなれる材料です。投資家の多くは次の動きを予想してなんとか儲けようとしますが、考えれば考えるほど、わからなくなるのではないでしょうか。

しかも最近の相場は、上がると思ったら下がり、下がると思ったら上がるという動きが繰り返されています。株式投資の経験の長い人ほど、「裏目に出る」ことも多いと感じています。

今日の相場も幅広い銘柄に買いが入って日経平均が大きく上昇していますので、日銀の金融緩和が良い材料となって、高値に挑戦しそうな気にさせます。しかしながら、最近の傾向が「上がりそうなときは続かない」ことが多いことを考えますと、半信半疑で見た方がよいと思っています。

さらに今晩の米国市場では、2日休場後の取引が再開します。休場明けで波乱も予想されていますので、NYダウが急落しないとは限りません。NYダウが大きく下がるようなら、少なからず影響が出る可能性は高いでしょう。

今の株式市場は、強弱感があってわからないから往来相場になっているともいえます。投資で勝つためには、予想して動くよりも「次の動きを待つ忍耐」も必要だと思います。上昇して往来相場を上に抜けた場合には押し目買い、往来相場を下に抜けたときには転換点シグナル待ちの2つの戦略を想定しておけばよいと考えています。

レポート担当:ケンミレ株式情報 市原 義明


★石原新党の歴史的存在価値は何か?(森田コラム)

2012年10月29日 14時32分06秒 | ケンミレコラム

蛇足さん 2012/10/252回目23:45 のつぶやき


青嵐会で中川一郎と共に自民党の武者軍団として一斉を風靡した意図氏らと知事が「新党を結成するために都知事を辞任」というニュースが流れました・
都知事の年齢は80歳、たちあがれ日本の平均年齢は72歳、亀井静香さんし76歳というロートルを通り越した年齢の政治家の結集となりました。政治の世界を変えるためには10年から12年程度の期間が必要だと思います。つまり、衆議院選挙で3回前後の選挙を行なわなければ政治の歴史は変えられないと思います。

ということは、石原さんは90歳を超えることになります。何が言いたいのかといいますと、歴史的には「石原さんの結論は遅すぎた」ということになります。

もし、民主党から5名か8名の脱党者が出れば「それだけでも石原新党の価値はある」ことになりますし、石原新党に入らなくても「民主党を出る議員が増える」だけでも政界再編の弾みがつくますので、やはり存在価値は高いと思います。

青嵐会は極右集団でしたが、80歳の石原さんは青嵐会の精神を未だに受け継いでいるのではないかと思われるほど「エネルギッシュな生き方」をしています。

森田は石原さんは好きな政治家であり、彼の一つの小説は「読むたびに涙が出る」小説でしたので、人間の深層心理を掴む心得もしっている人だと思います。

彼には「経験と知識」があります。そして、社会を変えることが出来るのは「経験と知識から生まれる勘」ですが、石原さんは何かをする可能性がある政治家だと思います。

残念なのは「決断が10年遅かった」ことでと思います。