(ネタバレあるかもです)
この手のSFは好きです。
ありえないじゃん!!・・・でも、あるかも・・・?
ある日、主人公は広報誌に、
隣町への宣戦布告の文字を見つけます。
それでもいつもと変わらない日常。
数日後、新聞に「戦死者」の文字・・・
「戦争」なのに、戦場は出てきません。
いわゆる”戦争もの”じゃないんです。
旅行代理店の営業マンの主人公も、私たちと同じように
”戦争=他人事”です。
なのに、町同士の戦争にいつの間にか巻き込まれて・・・
印象的な言葉。
「戦争はハリウッドスターがやるもんじゃないんですよ。
そこらへんのオッサンとか、若ぞうとか、
女・子どもまで駆り出されるモンなんですよ。」
「これは町のための”業務”ですから」
「第二次世界大戦後、世界のどこにも戦争がなかった時期は
どのくらいか・・・1年もない、
つまり、ある意味戦争は世界の日常なんですね。」
「人殺しじゃない、ひょいっと死んでいくんですよ。」
「殺し合いじゃありません。戦争の結果死者が出ているのです」
「実際に手を汚していなくても、人を殺している」
シュールでコミカルな中にも強いメッセージを感じます。
「ありえない話」と片付けてしまえば、
わりとツマラナイ映画かもしれません。
でも、背筋がゾクっとする感覚を覚えたとしたら、
とても興味深い映画だとおもいます。
参考>>
映画「となり町戦争」
監督/渡辺謙作
原作/三崎亜記
出演/江口洋介 原田知世 瑛太 菅田俊 飯田孝男 小林麻子 余貴美子 岩松了
・・・ちなみに、ラジオDJ役でクリス智子ちゃんが出てるんですね。
81.3 FM J-WAVE MINCINRMA LOUNGE blog
>2007年02月09日「となり町戦争」
平和がいいね~