ぼくは
13歳
職業、兵士。
あなたが
戦争のある村で
生まれたら ・・・という本。
3/13に、別所さんが番組の中で紹介していて読みました。(
J-WAVE GOOD MORNING TOKYO)
武器を手に、国内紛争の最前線で戦う子どもたちがいます。
巻頭で、ジェーン・グドール氏(国連平和大使/動物行動学者)は、
「紛争地での子どもたちの暮らしも大変悲惨だが、
先進国で暮らす子どもたちもまた、
社会の進歩の弊害?で、別の意味で悲惨なものがあるだろう」
というニュアンスのことが書かれていて胸を打たれた。
そういう視点で世の中を見られるって、すばらしい。
「あなたたちは恵まれているのだから、
そうでない人たちの力になるべき」
だとは決して言わない。
「自分たちとは別の厳しい状況に置かれている人たちのことを知り、
何か出来ることを見つけて行動を起こせば、
それは、日本の子どもたち自身の“希望となる”だろう。
この本をきっかけに希望を見い出すことを願っている」
と書かれています。
中学生くらい向きの、すぐ読めてしまう本です。
子ども兵の存在の背景には、
軽くて扱いの簡単な小型武器(の発達)
の存在があるそうです。
そして紛争がなくならない連鎖がある。
資源(ダイヤモンドや石油)が売れる
↓
そのお金で小型武器を買う
(←小型武器を作り売る国の存在)
↓
紛争が激化
↓
さらに小型武器が必要になり・・・資源を売る
↓
小型武器を買う
:
:
連鎖をなくすために、政府としてできることと平行して、
私たちにできることは・・・
まず
「知ること」だと思います。
児童労働の問題ととてもよく似た背景があるように思います。
貧困という現実が、真実を見えなくしているんですよね。
この本は、30歳前後の若い方が書いています。
ポイントや数字などは、きちんと出展が明記されています。
日本小型武器行動ネットワーク(JANSA)
小型武器(外務省)
特定非営利活動法人 インターバンド
子ども兵士 & 小型武器 ~地雷、子ども兵(少年兵、少女兵)、小型武器、平和教育に取り組む京都のNGO
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
コントロール・アームズ ~武器規制の国際条約をもとめる地球規模のキャンペーン