神様の疑似体験

テオ・ヤンセン展へ行って来ました。
http://www.theojansen.jp/
14日までだと気付いて、大慌てで。

アートだった！
アートっていう概念が自分の中で、よりはっきりした感じ。
たとえば目的を持って作られるロボットなら、必要な材料はなんでも使って、早く完成させるだろう。
アートはそうじゃない。哲学がある。そしてそれに基づいて進化する。


プラスティックの管とペットボトルだけで作られた生物たち。
最初は仰向けで脚を動かせるだけだった。
少しずつ、少しずつ、良いところだけを残して進化する。
風を食べ（ペットボトルの胃袋に圧縮した風を溜めこみ）無風状態でもひとりで動く。
危険を感知して自ら避ける。
どんどん進化する。
ひとりきりでもずっと生きてゆけるように。

テオは神様（創造主）の疑似体験をしている感じかな。
神様は最強のアーティスト。わたしたちは彼の作品。
神様の気持ちを知ろうとすること。それはきっと、やっぱり、自分が生きている意味を知ることなのでしょう。
アートは生きている意味を実感すること。。！
なんて素敵なんだろう。

ところで、出口付近になぜかドラムセットが！
アニマル達と同じ、プラスティックチューブ製。かわいい。