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金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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119:橋本義彦『源通親』

2021-05-02 12:32:42 | 21 本の感想
橋本義彦『源通親 (人物叢書)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

平安時代末期から鎌倉時代初期という
激動の時代に生きた公家政治家。
従来、良い評価は与えられてこなかったが、
本書は彼の生涯の足跡をたどり、
できるだけ正確な全体像を描く。
また改元定、院殿上定など儀式制度の内容にも触れ
当時の宮廷生活を垣間見させる。
 
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九条兼実を失脚させた人物として
最近になって存在を認識するようになった人物。
『玉葉』『愚管抄』ベースだとどうしても悪者になるんだけど、
これは九条家フィルターを取り払って彼をとらえようとした一冊。
逆に兼実の扱いが悪くておかしかった。
通親のトラブルや失脚を期待して、
その芽のようなものを日記に書きつける兼実の
性格の悪さよ……(それだけのことをされてるが)。

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