金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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104:瀬尾まいこ『私たちの世代は』

2024-05-08 20:08:30 | 24 本の感想
瀬尾まいこ『私たちの世代は』
★★★★★
 
【Amazonの内容紹介】
 
『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者による書下ろし長編

いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!

「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、
与えてくれたものが確かにあった――。
 
****************************************
 
先輩から借りた本。
 
「多少ご都合主義であっても、現実離れしたきれいすぎる世界であっても、
やっぱりハッピーエンドが一番だな!!」
 
としみじみ思わせる物語だった。
新型コロナ流行下で小学校時代を過ごした2人の女の子が、
大人になって出会うまで、そして出会ってからの物語。
ちょっとだけ読み進めておこうと思ってページをめくった結果、
結局一気読み。
 
冴のお母さんは素敵すぎるし、蒼葉くんはかっこよすぎる。
コロナ禍でただ一つの希望だった約束を守らせてもらえなかったことで
引きこもりになってしまった心晴が、
大人になってからお母さんの知らない一面を見たところ、
オンラインだけで繋がっていた友だちを外の世界へ連れ出そうとするところ、
とっても良かった。
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