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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ディープ・ブルー3

2021年06月23日 23時12分39秒 | 怪獣/モンスター

「ディープ・ブルー3」
原題:DEEP BLUE SEA 3
2020年 米 100分
■監督:
 ジョン・ポーグ
■出演:
 タニア・レイモンド
 ナサニエル・ブゾリック
 エマーソン・ブルックス
 ブレン・フォスター
 蒼れいな

●あらすじ
巨大ザメの恐怖を描くパニックアクションホラー第3弾。
エマ博士と彼女の研究チームは、リトルハッピー島で繁殖するホホジロザメの生態を観察していた。
そんなある日、エマの元恋人・リチャードが追っていた人喰いオオメジロザメが人々に襲い掛かり…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
2と近い間隔で作られたパート3。
感想としては前作にも増して退屈だった。
何と言うか演出が凡庸すぎて、全くメリハリがなくただ、だらーっと続く感じ。
盛り上げる演出が全く出来ていないため、サメが突然襲おうが格闘シーンを混ぜようが
キャラクターが裏切ろうが、全く盛り上がらない。
ヒロインのおばさんは性格に難がありすぎて好きになれないし
日本人女性も性格が悪くてやな感じだし。
まあ特別観なくてもいいと思うよ。

鉄砲玉の美学

2021年06月22日 21時59分19秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「鉄砲玉の美学」
1973年 日本 100分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 渡瀬恒彦
 杉本美樹
 森みつる
 碧川じゅん
 小池朝雄
 川谷拓三

●あらすじ
渡瀬恒彦主演の任侠アクション。
報酬100万円に釣られた清は九州進出を目論む組の鉄砲玉として宮崎に乗り込む。
内心怯えながらも傍若無人に振る舞う清に地元のヤクザは抵抗せず、良い女も選び放題。
清はそんな状況に生まれて初めて充実感を得るが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
本作は東映映画ではなく、ATGと言う一時期邦画界でも異彩を放っていた映画会社の作品。
と言っても半分以上の制作費は東映が出資していると言う、ほとんど合作に近いだろうけど。
「仁義なき戦い」より前に、いちチンピラを題材にした作品と言うので評価されているらしいが
正直かったるい映画だったよ。
話が全然進まなくて面白くないし。
こんなタイトルながら、主人公はヘタレ過ぎて鉄砲玉にすらなれてないしね。
関西のチンピラが九州に行って鉄砲玉になって死に、抗争の火種をつくるという発想は
まんま夜桜銀二だけど、全く違ってたね。
まあATGの映画は邦画の中ではかなり特異な位置を占めていると思うから少しは興味があるけど
全然積極的に観ようとは思えないかな。

オペラ座の怪人

2021年06月21日 23時28分35秒 | ホラー

「オペラ座の怪人」
原題:THE PHANTOM OF THE OPERA
1989年 米 93分
■監督:
 ドワイト・H・リトル
■出演:
 ロバート・イングランド
 ジル・シュエレン
 アレックス・ハイド=ホワイト

●あらすじ
ガストン・ルルー原作の『オペラ座の怪人』の翻案。
現代のオペラ歌手がタイムスリップ、怪人と出会うという設定でリメイクした作品。
ロバート・イングランドが怪人を演じる。
怪人をシリアルキラーと同様の暴力的連続殺人鬼として描いた過激な場面が多く、ホラーテイストが強い作品。
続編『オペラ座の怪人2』(1991年)も制作された。
(Wikipediaより)

★感想など
「エルム街の悪夢」のフレディ役でホラー映画界で一躍人気者となったロバート・イングランド。
同種のオファーは死ぬ程来たらしいが全て断っていたらしい。
ただ本作に関しては有名な古典を自分なりの解釈で演じられることにやる気を見出し、主演を引き受けたらしい。
特殊メイクも「エルム街の悪夢」シリーズのケヴィン・イエーガーだが、これはロバート・イングランドが推薦したのかな?
原作はミュージカルで有名だけど、子供の頃は違う印象だったなあ。
作者のガストン・ルルーは「黄色い部屋の謎」と言う探偵小説が有名な人で、その作者の別の作品と言う印象だったなあ。
実際「黄色い部屋の謎」の探偵は新聞記者のルールタビーユと言い、確かあだ名が弾丸小僧とかじゃなかったかな?
ゴムマリ小僧だったかな?
でそれをモデルにした少年新聞記者、御子柴進と言うキャラクターを生み出しジュブナイル物で活躍させたのが、かの横溝正史。
江戸川乱歩と並んで横溝正史のジュブナイルも子供の頃良く読んだなあ。
いつかもう一回読みたいと思ってるんだけどね。
あ、ちなみに本作の原作は読んでないです(笑)

デブゴンの霊幻刑事

2021年06月20日 11時25分27秒 | コメディ

「デブゴンの霊幻刑事(キョンシー・デカ) 」
原題:霹靂大喇叭/WERE'S OFFICER TUBA?
1986年 香港 90分
■監督:
 陳欣健(フィリップ・チャン)
 劉觀偉(リッキー・ラウ)
■出演:
 洪金寶(サモハン・キンポー)
 張學友(ジャッキー・チュン)
 王祖賢(ジョイ・ウォン)
 姜大衛(デビッド・チャン)
 馮淬帆(フォン・ツイフェン)
 太保(タイポ)
 黃錦燊(メルヴィン・ウォン)
 林正英(ラム・チェンイン)
 元華(ユン・ワー)
 元奎(ユン・ケイ)
 田青(ティエン・チン)
 黄正利(ウォン・チェンリー)
 岑建勳(ジョニー・シャム)
 楊斯(ヤン・スエ)

●あらすじ
サモ・ハン・キンポー扮するオッチョコチョイな太った刑事が、
ギャング団に殺され幽霊になってしまったスゴ腕先輩刑事の力を借りて、
悪者たちを倒していくカンフーアクションコメディ。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「デブゴンの怪盗紳士録」に続く、サモハンがD&Bで製作したコメディ映画。
本作も「デブゴンの怪盗紳士録」と同じく香港では大ヒットした。
相変わらず脇役陣が超豪華なのは、もちろんサモハンの人脈によるもの。
張學友とか若いから86年ではなく84年頃の作品かと思ってたけど
林正英が一瞬だけ登場するシーンが霊幻道士の格好してるから、やっぱり86年かも。
共演の姜大衛が70年代とは全然イメージ違うから全然気付かなかった。
若い時の梁朝偉かと思ってた。
でも86年で姜大衛があそこまで功夫してくれるのは凄いことだな。
そのまま功夫やらなくなったのが本当に惜しすぎる。
まあ内容はいつものサモハン映画なので、その辺に慣れている人向け。
そう言えばサモハンがいつものように功夫の達人じゃなかったのが意外だったな。

大怪獣バラン

2021年06月18日 23時32分34秒 | 怪獣/モンスター

「大怪獣バラン」
1958年 日本 87分
■監督:
 本多猪四郎
■出演:
 野村浩三
 園田あゆみ
 千田是也
 平田昭彦
 菅井きん

●あらすじ
東北地方に、婆羅陀魏山神という神をまつる村があった。
訪れた調査隊はそこで生ける神・バラダキを目撃する。
それは湖に棲息する中生代の恐竜・バランであった。
急遽出動した自衛隊の攻撃を逃れ、バランは空へと舞い上がる。
やがて姿を現したバランは、浦賀水道から東京上陸を狙う。
36ミリ機関砲さえ跳ね返すバランに対し、自衛隊はダイナマイトの20倍もの威力を誇る特殊火薬をもって対抗するが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
怪獣映画のお手本のような出来で、大変感服しちゃったよ。
スタッフが、監督:本多猪四郎。特技監督:圓谷英二。脚本:関沢新一。音楽:伊福部昭と。
特に脚本の関沢新一は天才と称されるほどの人で、実際彼の脚本がどれも抜群に面白くて好きだね。
音楽も素晴らしいんだが、驚いたのは映画始まってすぐに流れる音楽が
「三大怪獣 地球最大の決戦(1964)」と同じだったこと。
劇中でも効果的に使われているのは「三大怪獣 地球最大の決戦」と同じ。
と言ってもこの音楽は本作の方が先なんだけどね。
バランの咆哮もゴジラに似ていて、全体的にゴジラの亜流なのか、ゴジラっぽいのか不明だが
力が入っているのは伝わる。
特撮に超力入っているのもこの頃の東宝の特徴だが、昔特撮の本で見たラストの羽田空港のセット。
実際は超どでかいセットなんだが本編ではその辺のスケール感が全然伝わらない感じなのは
いささか残念だったな。
まあ今となっては貴重な、昔の日本の街及び、昔の日本人について触れることが出来る点でも貴重な作品。
オススメですぞ。