レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

モンキー・フィスト 猿拳

2022年02月18日 18時59分25秒 | 功夫/空手/武侠片

「モンキー・フィスト 猿拳」
原題:雑家小子/KNOCKABOUT
1979年 香港 92分
■監督:
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
■出演:
 元彪(ユン・ピョウ)
 梁家仁(リャン・カーヤン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 麥嘉(カール・マッカ)
 李海生(リー・ホイサン)
 火星(マース)
 林正英(ラム・チェンイン)
 鍾發(チュン・ファト)
 陳龍(ピーター・チャン)

●あらすじ
ユン・ピョウの初主演作で、監督と助演を香港映画界の重鎮サモ・ハン・キンポーが担当したコメディ・カンフー・アクション。
間抜けなサギ師コンビ、ディーとダムは、やたらと強い紳士に出会い弟子入りする。
だが、その紳士は稀代の大悪党で、二人はあわてて逃げ出すが、途中ダムは殺されてしまう。
九死に一生を得たディーは妙な拳法を操る浪人と出会う。
浪人は『猿拳』という珍妙な秘儀をディーに授ける。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
サモ・ハンが弟弟子であるユン・ピョウの主演作を用意してあげた作品。
だけど内容はジャッキーの「蛇拳」「酔拳」などを相当意識しているね。
まあこの時期サモ・ハンとジャッキーは、かなりバチバチしていた時期だからしょうがないのもあるが
この頃サモ・ハンはかなりの数の功夫映画を作っているが、こういったジャッキーの「蛇拳」系の内容はほとんど作ってないはず。
実際初めて観たね、こういった内容のは。
その分対抗意識も強く、敵ボスの秘技が蛇拳なのはもろ意識しているかな?
確かサモ・ハンの功夫映画で蛇拳も見たことない気がするから。
他にもユン・ピョウのおしりでくるみを割らせるのは「酔拳」が元ネタか?
とか色々勘ぐると面白い。
だがそんなのを除いても、共演陣が超豪華なのが楽しい。
まず異色なのがカール・マッカで、彼がゴールデン・ハーベストの映画に出ているのは凄く貴重だよね。
これはガルボフィルムからの流れかな?
他にもいつもは悪役が多いリャン・カーヤンが、コミカルな役を楽しそうに演じているのも新鮮な感じ。
それ以外にも火星(マース)が功夫シーンを演じているのも滅多に見たことないなあ。
火星(マース)は「プロジェクトA」の時計塔から落ちるスタントの1回目のシーンが彼だったりとか
ジャッキーと一緒に裏で超絶スタントをやっているが功夫シーンはほとんど無い印象だったので、これはかなりレアに感じた。
だが本作のウリは何と言っても、主演ユン・ピョウの動きの凄さにあるだろう!
アクロバティックな動きが得意なのは有名だが、本作での動きは若さもあって超絶に凄い。
その場で何回もバック転するとか、大縄跳びを飛びながらバック転・ジャンピングキックとか
はたまたラウ・カーウィンと二人で大縄を飛びながら功夫で闘うとか、マジで凄すぎ!
この動きは完全にジャッキーの「蛇拳」「酔拳」を凌駕している。
久しぶりにまたこの頃のユン・ピョウ作品観たくなってきたな。

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