レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

クライモリ(リメイク)

2024年06月06日 18時41分54秒 | ホラー

「クライモリ(リメイク)」
原題:WRONG TURN
2021年 アメリカ/ドイツ/カナダ/イギリス 109分
■監督:
 マイク・P・ネルソン
■出演:
 シャルロッテ・ベガ
 アダイン・ブラッドリー
 ビル・セイジ
 エマ・デュモン
 ディラン・マクティー
 デイジー・ヘッド
 マシュー・モディーン

●あらすじ
2003年に1作目が公開されて以来、10年以上にわたって全6作が作られる人気シリーズとなった
「クライモリ」をリメイクしたスプラッタ・ホラー。
森で道に迷った若者たちを待ち受ける戦慄の恐怖を描く。
主演は「ダーケスト・ウォーター」のシャルロッテ・ベガ。
監督は「ザ・ドメスティック」のマイク・P・ネルソン。
友人5人とバージニア州の小さな町にやって来たジェン。
さっそくアパラチア山脈の自然歩道でトレッキングを楽しむが、
やがて一行は地元の人の警告を無視してコースを外れ、森の奥へと入っていく。
いつしか迷子になった一行は、周囲に危険な罠がいくつも仕掛けられていることに気づくのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「クライモリ」のリメイクと謳っているが、結構全然違っている。
何処がと言われると、いつもの食人一家は設定毎消え去り、代わりに独立国家を勝手に作った連中が登場する。
これはこれでかなりヤバイ思想に彩られており、別の面白さを提供している。
被害者となる若者たち6人も、いつものホラー映画定番である馬鹿な若者たちでは無くて
それぞれそれなりの真面目な職業に就いている設定は、ただの馬鹿な若者ではないですよと言いたいのであろう。
そして特筆すべきなのは、ヒロインのタフさがあり、衝撃のラストも含めてこれは今までにない斬新さであった。
敵の本拠地からの脱出の風景なども素晴らしかったし、脚本と言うかキャラクターの描き方も含めて
最近のホラーにある、従来のお約束を脱した新しいホラー映画の試みも感じられる作品。
中々見応えがあって良い映画だと思うんだけど、ホントこのタイトルでかなり損してるよなあ。
勿体ないけど、逆にこのタイトルでなければ殆どの人は興味を示さないかも知れないし。
難しいね。

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