「ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ」
原題:HELLRAISER: INFERNO
2000年 アメリカ 101分
■監督:
スコット・デリクソン
■出演:
クレイグ・シェイファー
ダグ・ブラッドレイ
カーメン・アルジェンツィアノ
ニコラス・タートゥーロ
●あらすじ
クライヴ・バーカーの小説を基にした人気ホラー・シリーズの第5作目。
美しい妻とかわいい娘を持つ、デンバー警察のジョセフ・ソーンは風変わりで胡散臭い刑事。
ある日、肉を引きちぎられて殺された男の自宅捜索すると、そこには引きちぎられた子供の指があった。
ジョセフは現場で不思議な箱を見つけ持ち帰る。
やがて彼の周囲で殺人事件が連続して起こり、現場には必ず子どもの指が落ちていた。
ジョセフは捜査を進め次第に真相に迫るのだが……。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
とうとうクライヴ・バーカーが製作から外れたシリーズ第五弾。
そのせいか今までと全然違う展開の映画になってしまった。
どう変わるかと言うと、主人公の刑事が常に悪夢に悩まされる展開なので
「ヘルレイザー」と言うよりか、どちらかと言うと「エルム街の悪夢」ぽくなってしまっている。
さらに話の展開的にピンヘッドがほとんど登場せず、これなら別に「ヘルレイザー」じゃなくても良い脚本。
だがこの映画、別につまらないわけではなく、割と面白かったよ。
その理由は一重に主人公の刑事が善人ではなく、結構な小悪党であるところが良かった。
みていて決して共感できないくらいの悪徳刑事が悪夢で苦しむ姿をみても、全然心配にならないのが新鮮で楽しかった。
ジャンル的にもどちらかと言うとホラーと言うよりサスペンス色の方が強く、
これ本当に「ヘルレイザー」だっけと思ってしまうが、それでも最後まで楽しく観れてしまう魅力はある作品。
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