レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

その後の仁義なき戦い

2024年01月28日 17時30分35秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「その後の仁義なき戦い」
1979年 日本 128分
■監督:
 工藤栄一
■出演:
 根津甚八
 宇崎竜童
 松崎しげる
 原田美枝子
 ガッツ石松
 松方弘樹
 小池朝雄
 成田三樹夫
 山城新伍
 金子信雄
 山崎努
 松尾嘉代
 小松方正
 宮内洋
 泉谷しげる

●あらすじ
監督も深作欣二から工藤栄一に代わり、いわば“仁義なき戦い”の番外編的作品。
暴力組織の内部抗争の渦の中で、翻弄される若いヤクザたちの
友情や裏切りなどその激烈な生きざま、死にざまを描く。
大阪に本家を置く、大暴力団・石黒組。
その石黒組の若頭が交通事故で急死した。
傘下の浅倉組と花村組は、空いた若頭の椅子を巡って対立が深まっていく……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「仁義なき戦い」とタイトルについていながら、本家シリーズとはかけ離れた内容から
「仁義なき戦い」のシリーズとして認めるか否かと言う、
まるでブルース・リーの「死亡の塔」をブルース・リー作品として認めるか否かのような論争を生んだ作品。
今回、意を決して観てみたが、個人的にこれは「仁義なき戦い」ではないな。
まず音楽が全然違う。あのテーマも流れないし、音楽担当が柳ジョージだし
劇中にダウンタウン・ブギウギ・バンドが出ているのもあって、ずっとそういった歌が流れている。
さらに最初からずっと松崎しげるのモノローグが続くし
主演三人が根津甚八、宇崎竜童、松崎しげるなので、全然やくざ映画っぽくない。
どちらかと言うと、70年代ヒッピー物語って風情だ。
一応松方弘樹、小池朝雄、成田三樹夫、山城新伍、金子信雄とオリジナルメンバーや
新から山崎努なども出ているが、ちょっと全然仁義っぽくなかったなあ。
これならタイトルから「仁義なき戦い」を外した方がしっくりくると思うが
それならそれで誰も興味持たなかったかもね。

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