「その後の仁義なき戦い」
1979年 日本 128分
■監督:
工藤栄一
■出演:
根津甚八
宇崎竜童
松崎しげる
原田美枝子
ガッツ石松
松方弘樹
小池朝雄
成田三樹夫
山城新伍
金子信雄
山崎努
松尾嘉代
小松方正
宮内洋
泉谷しげる
●あらすじ
監督も深作欣二から工藤栄一に代わり、いわば“仁義なき戦い”の番外編的作品。
暴力組織の内部抗争の渦の中で、翻弄される若いヤクザたちの
友情や裏切りなどその激烈な生きざま、死にざまを描く。
大阪に本家を置く、大暴力団・石黒組。
その石黒組の若頭が交通事故で急死した。
傘下の浅倉組と花村組は、空いた若頭の椅子を巡って対立が深まっていく……。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
「仁義なき戦い」とタイトルについていながら、本家シリーズとはかけ離れた内容から
「仁義なき戦い」のシリーズとして認めるか否かと言う、
まるでブルース・リーの「死亡の塔」をブルース・リー作品として認めるか否かのような論争を生んだ作品。
今回、意を決して観てみたが、個人的にこれは「仁義なき戦い」ではないな。
まず音楽が全然違う。あのテーマも流れないし、音楽担当が柳ジョージだし
劇中にダウンタウン・ブギウギ・バンドが出ているのもあって、ずっとそういった歌が流れている。
さらに最初からずっと松崎しげるのモノローグが続くし
主演三人が根津甚八、宇崎竜童、松崎しげるなので、全然やくざ映画っぽくない。
どちらかと言うと、70年代ヒッピー物語って風情だ。
一応松方弘樹、小池朝雄、成田三樹夫、山城新伍、金子信雄とオリジナルメンバーや
新から山崎努なども出ているが、ちょっと全然仁義っぽくなかったなあ。
これならタイトルから「仁義なき戦い」を外した方がしっくりくると思うが
それならそれで誰も興味持たなかったかもね。
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