
「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」
2009年 日本 155分
■監督:
堤幸彦
■出演:
唐沢寿明
豊川悦司
常盤貴子
平愛梨
香川照之
藤木直人
石塚英彦
宇梶剛士
小日向文世
佐々木蔵之介
山寺宏一
古田新太
小池栄子
木南晴夏
森山未來
黒木瞳
●あらすじ
浦沢直樹の大ベストセラーコミックを映画化した全3部作の最終章。
ともだち歴3年(西暦2017年)。
世界は世界大統領となった“ともだち”に支配されていた。
そんな中、ヨシツネの下を離れたカンナは“氷の女王一派”を束ね、武装蜂起を企てていた。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
この最終章の結末は原作とは違うとのことだった。
そのため2章で観るのを止めず最後まで観たけど、これは大変良かったね!
まずやっぱり「20世紀少年」の主人公はケンヂだなって思う。
これは原作の時もそう思ったけど、カンナだとなんか違うなと言う思いがずっと拭い去れないんだよね。
それはこの映画版でも同じだった。と言うか映画版と原作ではほとんど違い無いしな。当たり前か。
だが映画オリジナルで原作と変えている点もある。
まず、ともだちに関する部分を結構変更している。だがこれが悪くない。
むしろ原作よりスッキリして、映画版の方が良くなっている印象。
後は細かいところは覚えていないが、ラストのあたりは良く覚えている。
まず音楽フェスのケンヂについて。
これは映画版の方が圧倒的に良い!
むしろ原作は何であのようにしたと読んだ時から思ってた。ひねくれすぎって感じで。
これは映画版の方が圧倒的に上だね!
そして映画の方は音楽フェスでエンドロールになり、その後も10分強話は続く。
これって原作で言う「21世紀少年」ってことかな?
ここは原作と大きく違っていたけど、これも映画版の方が圧倒的に上だったね。
原作で不明な点もキチンと説明されていたし、全ての根本原因をハッキリさせた上で綺麗に解消させた映画版のラストは
説明不足だった原作の終わり方を補完しているかのようだった。
これはとても良かった。
と言った訳で、原作ファンにはとてもオススメ。
原作未読の人にはとりあえず第1章だけ観て、続きが気になったら観るとかでいいのではないかなと。
まあトータルでこの三部作には満足しました。