レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

スーパーマン リターンズ

2011年12月16日 00時13分38秒 | SF/ファンタジー

「スーパーマン リターンズ 」
原題:SUPERMAN RETURNS
2006年 米 154分
■監督:
 ブライアン・シンガー
■出演:
 ブランドン・ラウス
 ケヴィン・スペイシー
 ケイト・ボスワース
 ジェームズ・マースデン

●あらすじ
スーパーマンが失踪してから5年後。
スーパーマンことクラーク・ケントは、故郷クリプトン星を探索する旅から帰還し、
かつての勤め先であるメトロポリスの新聞社“デイリー・プラネット”に復帰する。
以前愛した女性記者ロイスにもう子どもがいる上、
彼女が編集長のおいリチャードと婚約したと知って大ショックのクラークだが、
大物犯罪者レックス・ルーサーは、仮釈放が認められて出所。
スーパーマンに復讐する機会を窺うが……。
(WOWOWより)

★感想など
久しぶりに復活したかと思えば、既に無かったことにされている新シリーズ1作目。
と言うよりか、新々シリーズ1作目がもう作られているかも?
監督がシリーズ1と2のファンなのは解るし、実際沢山のオマージュも捧げられている。
だがこれはちょっと違うなあ。
ブランドン・ラウスは割と悪くはないんだが、ちょっとニヤけた感じがどうも。
何より、スーパーマンの時は悪くないんだが、クラーク・ケントを演じている時に魅力がない。
クリストファー・リーブ演じるクラーク・ケントは、とぼけた感じが最高に良かったんだが。
ロイスも前シリーズとはすっかりキャラクターが変わってしまっている。
全く魅力なし。
そしてストーリーも終わってる。
昔別れた二人がねちょねちょやってるだけの話だった。
スーパーマンはその能力を透視とか聞き耳とかを全開でロイスの様子を探る
ほとんどストーカー状態。
ロイスは前シリーズの印象をぶち壊すキャラが2時間以上も続く、だいなしっぷり。
ラストのロイス・ロイスの息子・スーパーマンのシーンはようやく良いシーンだったとは思ったし
CG全開の特撮シーンは流石に迫力満点ではあるが、全体的に見所がマニアックになっている。
シリーズのファン向けに作っているのかも知れんが、シリーズのファン程駄目だしするかもね。
あと、やっぱり最近の映画は全体的に暗いね。
画面全体が暗いのは言うに及ばず。各キャラクターも常に憂鬱そう。
80年代までの映画は基本的にみなノー天気な明るさに溢れていた。
そういった点が映画を観ているこちらも楽しい気分にさせてくれたのに
90年代以降の映画は、観ているこちらを暗い気分にさせたいような映画ばっかり。
これ、なんとかならんのかね。
コメント
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