俺たちの旅

人生とは夢を叶える旅

ピカとピカドン

2017-08-07 12:15:15 | Weblog

昨日、8月6日は広島の原爆記念日だった。

あさって、8月9日は長崎の原爆記念日である。

朝起きてテレビをつけると、どのチャンネルも平和公園からの

平和祈念式典を中継している。

 

被爆者は原爆のことを

『ピカ』とか『ピカドン』ということがある。

誰でも「ああ、原爆のことだな」と知っている。

知っているから、それ以上深くは考えない。

だが、ある外国人の絵本作家が疑問を持った。

なぜ言い方が2通りあるのか?

どちらも実際の被爆者が表現した言葉である。

なにが違うのか?

池上彰さんも平和記念公園で昨日初めて知ったと言っていたが

実はこれ、『距離』が違うのである。

爆心地からの距離

2キロ以上離れたところで原爆にあった人は

ピカッと光ったあとにドンッという衝撃波、爆風を体験しているので

『ピカドン』という表現になるのである。

一方、2キロ以内にいた人は

ピカッと光った瞬間に死亡または意識を失ったから

音を聞いていないのである。

何が起きたのか、知ることさえ許されなかった。

辛うじて生き残った人の証言が『ピカ』なのである。

72年前の真夏の晴れた日

現実に起きた地獄を想像すると涙が止まらない。

 

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